トップメッセージ

世界に向けて感動体験を創造し続ける、
総合エンタテインメント企業であるために。

代表取締役会長CEO
里見 治

エンタテインメントを通じて社会に潤いを

セガサミーグループは、「感動体験を創造し続ける 〜社会をもっと元気に、カラフルに。〜 」というグループミッションを掲げています。50を超えるグループ会社が共通して抱くのは、本業であるエンタテインメントを通じて感動体験を提供することで、社会に潤いを与える企業でありたいという思いです。良質なエンタテインメントは、成熟した社会にとって必要不可欠なものであり、その創造は私たちの喜びであるとともに存在意義となっています。
今、エンタテインメント業界は過渡期を迎えています。高度な情報社会の進展は遊びの多様化をもたらし、業界の垣根を超えた競争を誘発するとともに、その変化のスピードはかつてないほどに急激です。こうした環境の中、セガサミーがこれまで以上に世の中で必要とされる価値を提供するためには、変化を恐れず絶え間ない改革を進める「革新者」であり続ける必要があります。私たちはその実現のために、遊技機事業、エンタテインメントコンテンツ事業、リゾート事業を中核事業として、それぞれにおける成長領域を見極めつつ、シナジーを生み出すためのグループ構造改革を進めてきました。

価値創造の源泉は「人財」にある

2016年度、エンタテインメントコンテンツ事業はすべての部門を黒字化するなど、構造改革の成果が表れ始めました。遊技機事業は、市場の縮小や厳しい規制環境下にありますが、開発プロセスの見直しや同業他社との連携強化など、業界全体での生き残りをかけた取り組みを始めています。リゾート事業では、韓国パラダイスグループとの共同プロジェクトとして、2017年4月20日に韓国初の統合型リゾート(IR)「パラダイスシティ」を仁川に開業しました。IR事業は今後、私たちが総合エンタテインメント企業としての可能性を追求する上で非常に重要であると考えています。セガサミーグループは、総合エンタテインメント企業として、これまで数々のエンタテインメントバリューを生み出してきましたが、その源泉は創造性とチャレンジ精神に満ちた人財であると考えています。近年、グループとして力を入れている「働き方改革」は、人財をグループの永続的な発展を支える最も重要な経営資源と捉えた上で、その価値を最大化させようという視点に立って行うものです。2018年度にはグループオフィスを集約し、グループ間の人財交流を加速化することで、より大きな価値を生み出す源泉となることを期待しています。さらにはコーポレート・ガバナンスやコンプライアンス体制など、健全な企業経営の基盤についても強固にする一方、エンタテインメント企業らしい自由で創造性に溢れる企業風土づくりに尽力していきます。

健全な経営と新しい価値創造が私たちのCSR

エンタテインメントには感動体験を生み出す力があり、その可能性は無限に広がっています。ファンの皆さまに喜んでもらえるゲームや遊技機はもちろん、時代を超えて愛されるコンテンツや統合型リゾートによる非日常の体験、あるいは自然災害の被災地に向けて継続的に笑顔と元気をお届けする支援活動に至るまで、そのすべてが総合エンタテインメント企業だからこそ生み出せる価値であり、その価値を創造し続けることが私たちのCSRであると考えています。セガサミーグループは国連グローバル・コンパクトに署名し、国際社会の持続的な発展のために企業としての責任と役割を果たしていくことを表明しています。これは、私たちが未来永劫にわたり、世界に向けて良質なエンタテインメントを発信する存在であり続けようという決意の表れでもあります。私たちは世界中の人々に感動体験を提供し続けることで、社員一人ひとりが己の仕事に誇りを抱き、ひいては社会の持続的発展に役立っていると実感できるような企業グループであり続けたいと思います。

すべての社員が力を発揮できる環境を整え、
感動体験を創造し続けていきます。

代表取締役社長COO
里見 治紀

目指す来来を明確にすべくミッションピラミッドを構築

2017年4月1日付で、セガサミーホールディングスの代表取締役社長COOに就任しました。グループ全体を統括する重要な役目に就くにあたっては、「社員自身が誇りに思える」「家族や友人に自慢できる」そんな会社を作っていきたいとの思いを改めて強くしました。この度、セガサミーグループは“感動体験を創造し続ける"というグループとしてのミッション(=存在意義)を掲げました。2017年5月には、2020年3月期にゴールを定めた「Road to 2020」を発表し、総合エンタテインメントのリーディングカンパ二―としての決意を、具体的な目標とともに新たに設定しております。
2018年度中には、セガサミーグループは首都圏に点在するグループ各社の拠点を集約し、文字通りグループの力を結集してさらなる成長を目指していくことになります。これまでセガ、サミーをはじめとしたグループ各社において事業の指針となるミッションピラミッドを設定しており、現在グループ全体での導入を進めております。ミッシヨンピラミツドとは、私たちのMission(=存在意義)、Vision(=ありたい姿)、そしてGoal(=目標)、さらにはそれらを実現するためのより具体的な戦略、組織、戦術を定めたフレームワークのことで、我々が目指すべき方向性について個々の社員が明確に理解し、実行できるようにするためのものです。
“感動体験の創造”の旗印のもと、目指すべき未来を明確に指し示し、すべての社員の思いを束ねることが、私のCOOとしての最初の重要な仕事になると考えています。

クリエイティビティの醸成につながる働き方改革を

エンタテインメント産業というクリエイティピティが何より試される仕事においては、仕事以外の豊かな時間の中で良質なインプットを得ることこそ、次のアイデアを生み出し、クリエイティピティの醸成につながります。私たちが目指す「働き方改革」とは、社員自身が改善意識を持ち、働さ方の根本を見直すことがスタート地点となります。一方で、私たち経営側としても、効率の良い働き方のできる社員を評価できる仕組みを早急につくり上げたいと考えています。
その手始めとなるのがグループ横断的に設置した「働き方相談課」です。改善策を現場とともに考えながらノウハウを蓄積し、支援していくことが目的です。多様な人財、多様なものの考え方をする人たちが働きやすい環境づくりを進め、「よく働き、よく遊び、よく学び、そして仕事もプライペートも楽しもう!」という考えのもと、企業と社員が、ともに成長し続ける、効率的で柔軟な働き方を実現していきます。
新オフィスへの移転を機に様々な社員研修や自己啓発機会となる場をつくり、優秀な人財を育成できる環境を整え、グループの構造改革のさらなる推進を図っていきます。

これからも感動の期待値を超えていくために

2016年度、セガサミーグループ全体で増収、増益を実現し、特に工ンタテインメントコンテンツ事業では全事業セグメント、全地域での黒字化を達成するなど構造改革の成果を示すことができました。これは私たちが創造し、提供してきた“感動体験"が、社会に受け入れられたことにほかならないと考えています。”感動体験"とは、事前の期待値を超えることで生まれるものであり、この“感動体験"を創造し続けることが我々の存在価値となるのです。新たなミッションピラミッドのもとグループの力を結集し、一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることで、これからもファンの皆さまの期待の一歩先をゆく"感動体験"を、創造し続けていきます。

CSR推進方針について

〜社会から信頼され、尊敬される企業グループを目指して〜

セガサミーグループの成長は、社会の発展とステークホルダーの皆さまとのかかわりの中で成り立っており、社会の一員としてCSR(社会的責任)を果たすことは当然のことと考えます。CSRとは特別なものでも難しいものでもなく、私たちが掲げるグループ経営理念を日々実践することであるといえます。
法令や社会規範に則り、安定的かつ適正な利益を創出し、納税・配当を行うことで、社会の持続的発展を支えていきます。但し、それで十分という訳ではなく、世界的視野での地球環境問題や人権問題等の社会課題に対して、また、私たちを取り巻く地域社会のために、良き「企業市民」としてプラスになることを積み上げていきます。
なお、2011 年に起きた東日本大震災においては、多くのグループ社員がボランティアに積極的に参加し、復興段階では、被災地に勇気や元気をお届けするために様々なイベント等を実施する中で、エンタテインメント事業の存在意義を再認識するとともに、社員の成長を実感し、誇りに思っています。今後も、社会貢献だけでなく、事業や環境対応を通じ、様々な形で社会に貢献していきます。

1. 事業を通じた貢献について

人は「衣、食、住」のみで生きていけるものではありません。人びとが活力を持って生活するには、「遊び」や「楽しみ」といったエンタテインメントの力が不可欠です。私たちの存在意義であり、社会から期待されていることは、エンタテインメントを通じて、世界中のあらゆる人々に笑いや喜び、夢や感動をお届けし、日々の生活に潤いや充足感、また明日への活力といった価値をもたらすことです。安全で高品質な商品・サービスの提供はもとより、エンタテインメントを通じて社会課題の解決の一助となる商品やサービスを開発し、提供することを常に意識していきます。また、グループ企業のみならず関係する業界団体等とも積極的に連携・協力し、青少年の健全育成や適切な遊戯(遊技)環境づくりのための活動も推進していきます。

2. 社会貢献について

良き「企業市民」として、グループ全体としてはもちろん、グループ各社、各事業所等において、地域社会の皆さまと積極的に対話しながら、社会への貢献を進めていきます。また、こうした活動を通じて、社員一人ひとりの成長とグループとして強くなるためのベクトル合わせにもつなげていきます。

3. 環境対応について

気候変動や資源の枯渇、貧困など様々な問題が地球規模で起きています。企業が事業活動を行うことで、環境に何らかの影響を与えることは避けられません。汚染予防、廃棄物処理等に関する法令等の遵守に留まらず、グループとして、個人としてできることはたくさんあります。省エネやリサイクル、消耗品使用の削減等、環境のためにプラスになることは何か、何ができるかを社員一人ひとりが考え、行動していきます。

4. コーポレート・ガバナンスについて

コンプライアンスやリスク管理を含めたコーポレート・ガバナンスを徹底することは極めて重要です。経営理念の浸透、コンプライアンス意識の醸成、法令遵守体制や内部統制システムの強化等を行い、企業経営の健全性確保、透明性向上、効率性向上を行います。
また、社員一人ひとりが創造性とチャレンジ精神を発揮できる企業文化をつくるため、健全な職場環境づくりと人権の尊重と差別の禁止を徹底します。あわせて、お取引先と公平・公正な関係を保ち、互いに切磋琢磨する良きパートナーとして良好な関係を構築していきます

5. 経済的責任について

グローバルな視点をもって事業を展開し、継続的な成長・企業価値の最大化を目指します。そして、適正な利益還元、適時的確な情報開示を通し、経営の透明性を図り、株主・社会の期待に応えます。
私たちはこれからも、グループの成長のみならず、日本経済全体の活性化や世界の持続可能な成長に貢献するために、新たな領域に積極的に挑戦し、力強く成長し続けます。一方、当社グループが提供するサービスや事業規模の拡大に伴い、ステークホルダーや社会に与える影響力が大きくなることも認識しなければなりません。私たちは、こうした状況や責任をしっかりと自覚し、セガサミーグループらしいCSRを実践することで、社会から信頼され、尊敬される企業グループを目指します。