当社では、グループに内在する課題や競争優位を認識するとともに、各事業を取り巻く経営環境の変化の中で顕在化、或いは潜在する機会とリスクの認識にも努め、対応戦略を策定しています。また株主・投資家の皆様の貴重なご指摘も経営にフィードバックし、経営判断に活かしています。
- ●遊技機市場における優勝劣敗の鮮明化
- 上位企業への寡占化は、パチスロ遊技機で高いシェアを有し、資金力がある当グループにとって、地位を一層高めることができる機会になります。
- ●パチンコ遊技機市場のシェア拡大余地
- パチスロ遊技機市場と比較すると、当グループはパチンコ遊技機市場において、今後大きなシェア拡大の余地があるといえます。
- ●オンラインゲームコンテンツ市場の拡大と需要の変化
- 急速に拡大するスマートフォン・携帯電話向けのオンラインゲームコンテンツ市場においては、当グループの持つ大規模な開発力と資金力が競争優位性になりつつあります。
- ●アミューズメント機器における新しい製品・ビジネスモデルの提案
- 設備投資の抑制を実現できる製品・ビジネスモデルの提供や、施設オペレータとの関係強化は、安定収益の獲得とマーケット活性化の実現に繋がり得ます。
- ●アミューズメント施設運営強化と新業態の開発
- アミューズメント施設の既存店舗の運営力強化や、従来型のゲームセンター以外の新しい業態の開発を進めることにより、収益拡大の機会を生みます。
- ●統合型リゾート事業（カジノ事業）
- 国内で審議入りしたカジノを含む統合型リゾート事業は、今後当グループにとっての長期的な成長機会になる可能性があります。
- ●遊技機事業に依存した収益構造
- 当グループの経営成績は遊技機事業への依存度が高く、遊技機事業で安定した収益を確保することが難しくなった場合、大きなリスクになり得る可能性があります。
- ●遊技人口減少による市場の寡占化
- 遊技人口の減少等を受け、パチンコホールが購入する新機種は、ブランド力の高い遊技機に集中する傾向にあり、当社のブランド力が低下した場合、販売が伸び悩むリスクがあります。
- ●下期偏重の開発スケジュールと許認可リスク
- 常態化している下期偏重の開発により、会計年度内に新機種の発売ができず、経営成績が大きな影響を受けるリスクがあります。また、新製品の発売に際しては、許認可リスクも存在し、販売予定が目論見通りに進まない可能性もあります。
- ●市場ニーズの変化
- アミューズメント機器では、生産に要する期間が比較的長期にわたるため、見込み生産を行っていますが、ユーザーの嗜好の変化、事業環境の変化、成長の不確実性などにより当グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。
- ●ユーザー減少による既存店収益の低迷
- 個人消費の低迷や少子高齢化等を背景としたユーザーの減少は、施設オペレータの収益低迷をもたらすとともに、設備投資余力の低下を招き、アミューズメント機器事業の収益に直接的な影響を与えます。
- ●パッケージゲームソフト市場の縮小と季節変動
- パッケージゲームソフト市場は、オンラインゲームコンテンツ市場の拡大に伴い縮小するとともに、販売需要が季節変動的な要因を受けやすいため、新製品の供給状況によっては販売機会を失い、経営成績に影響を受ける可能性があります。
