• HOME > 
  • A Message from the President:サミー株式会社 代表取締役社長COO 青木 茂

the MANAGEMENT TEAM 経営陣の考えを把握する A Message from the President

「グループの収益の柱」であり続けます。 サミー株式会社 代表取締役社長COO 青木 茂

遊技機事業も改革の聖域ではない

遊技人口の長期漸減トレンドに歯止めがかかる兆しは未だ見えず、当期はパチスロ遊技機で顕在化した規制リスクへの慎重な対応を求められるなど、遊技機事業は不透明な経営環境が続いています。

その一方、顕著な成果もあります。パチンコ遊技機において、当社推計では2014年1月~12月の間で販売台数トップシェアを獲得することができました。これは営業と開発・生産が有機的に連携しながら推進してきた開発力の強化がようやく実を結んだものだと思っています。しかしながら、販売台数は決して満足できるものではありません。また、1期の実績だけでは真の実力とは言えず、これを継続しなければなりません。

現在の遊技機市場では、以前のように1タイトルで10万台以上を販売することが容易ではなくなっています。一方で、機械の高性能化や円安等の影響を受けて液晶パネルやロムなどの部材の原価上昇圧力が継続的に高まっており、現在のマーケット環境下では製品価格への転嫁も難しい状況であるため、コスト改善を通じた収益構造の強化が喫緊の課題と考えています。その最も効果的な方策と位置付けているのが部材のリユースです。新設したリユース推進室を中心に、リユースを想定した開発・製造・販売に至るプロダクトサイクルを設計し、これまで以上に組織的かつ計画的に推し進めていく方針です。

また、最先端の部材を組み込んだ機械で差別化を図ると同時に、低コストで開発・製造し、気軽に楽しんでいただける機械も開発ラインナップに組み込むことで、メリハリのある製品ポートフォリオを組成し、トータルコストを低減していきます。

セガサミーグループが構造改革を進めている中で、遊技機事業のみが聖域であるはずはありません。これからも「グループの収益の柱」であり続けるために、当事業も改革を断行していく覚悟です。

勝利者の条件を磨き上げていく

遊技人口の減少を食い止めることは、当グループのみならず業界全体が長期的な視座のもとで地道に取り組んでいくべき課題です。当グループは、業界団体による自主規制等も前向きに受け止め、ユーザーの裾野拡大に資する魅力的な機械の開発を先導しています。

今後は、遊技機メーカーの優勝劣敗が一層鮮明化していき、生き残りをかけた激しい競争が予想されます。そこでは強力なIP・キラータイトル、遊技機の生命線とも言える高い稼働を実現できる開発ノウハウ、そうした魅力的な機械を低コストで生産できる体制、販売台数とリユース効果を最大化する優れた販売戦略が勝利者の条件となっていくと見ています。当グループは、そうした条件を具備していると自負しています。これらの優位性を最大限に発揮し、パチンコ・パチスロともにNo. 1となることでセガサミーグループの収益の柱であり続けたいと考えています。

リユースを想定したプロダクトサイクルを設計し、効果を最大化(イメージ)

HOME

the MANAGEMENT TEAM

セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長 里見 治

セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役専務 鶴見 尚也

株式会社セガホールディングス 代表取締役社長COO 岡村 秀樹

サミー株株式会社 代表取締役社長COO 青木 茂

the GROUP

Past and Present グループの過去と現在を知る

Future グループの将来戦略を理解する

PAGE TOP