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  • A Message from the Chairman of the Board and CEO:2015年3月期の業務報告

the MANAGEMENT TEAM 経営陣の考えを把握する A Message from the Chairman of the Board and CEO

セガサミーグループの将来を築き上げていくために、不退転の決意で変革を完遂していきます。 セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長 里見 治

2015年3月期の業績報告

2015年3月期のセガサミーホールディングスは、減収、営業減益となり、構造改革等による一時的な費用の計上により、最終損益は赤字に転落しました。連結売上高は前期比6%減の3,549億円、営業利益は54%減の176億円、当期純損失は112億円(前期は当期純利益307億円)となりました。期初計画についても3期連続で未達となり、すべてのセグメントが期初計画を下回るという不本意な結果となりました。ご期待いただいた株主・投資家の皆様には、深くお詫び申し上げます。成長軌道への回帰に向けた構造改革の内容を、後ほどご報告させていただきます。

連結売上高

遊技機事業の大幅な減収が、連結売上高減少の主な要因です。遊技機事業においては、複数の主力タイトルが堅調に推移したことにより、パチンコ遊技機事業は増収となりました。一方、パチスロ遊技機事業は、遊技機の型式試験を執り行う一般財団法人保安通信協会(保通協)による型式試験の運用方法が変更されたことに伴い、販売スケジュールの見直しによって新規タイトルの投入数が減少したことから前期の販売台数を下回り、減収となりました。その結果、遊技機事業の売上高は、前期比18%の減収となりました。アミューズメント機器事業は、前期比3%の増収となりました。アミューズメント施設事業は、既存店舗売上高は堅調に推移した一方、消費税増税の影響を受け、前期比4%の減収となりました。コンシューマ事業は、パッケージゲーム分野並びに玩具分野が低調となったものの、デジタルゲーム分野の伸長により前期比11%の増収となりました。

営業利益(損失)

遊技機事業は、前期比43%の減益となりました。アミューズメント機器事業は、新作タイトルの販売不振等により25億円の営業損失を計上しました。アミューズメント施設事業は、9億円の営業損失を計上しました。コンシューマ事業は、主にデジタルゲームの増収が寄与し、前期比100%の増益となりました。営業利益率は前期比5.2ポイント低下し5.0%となりました。

当期純利益

減損損失や解体費用引当金繰入額、映画自主製作中止に伴う損失、早期割増退職金などの特別損失を159億円計上しました。また、税制改正による影響や2015年3月期の業績及び今後の業績見通しを勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産の一部を取崩して法人税等調整額に計上したため、112億円の当期純損失を計上しました。

研究開発費・コンテンツ制作費/設備投資額等

研究開発費・コンテンツ制作費は、遊技機事業における製品力強化や、コンシューマ事業におけるデジタルコンテンツ強化を目的として、前期比で14%増加しました。設備投資額は、前期の韓国釡山における土地取得の反動等により、前期比で25%減少しました。減価償却費は、遊技機事業における専用筐体化に伴う金型投資が増加したこと等を要因として、前期比で9%増加しました。広告宣伝費は、コンシューマ事業におけるデジタルコンテンツの強化等により、前期比で19%増加しました。

キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは370億円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは377億円の支出となった結果、フリー・キャッシュ・フローは7億円のマイナスとなりました。

利益配当

2015年3月期の配当につきましては、1株当たり20円の中間配当に加え、期末配当として20円を実施し、年間では40円の配当を実施しました。

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