行動規範
マネジメントポリシー
グループ・マネジメントポリシー
セガサミーグループ全体におけるコンプライアンス体制の基本的な整備の一環として、グループ行動規範をより具体的に、かつ最低限遵守すべき事項を示す 「グループ・マネジメントポリシー」を制定します。本ポリシーの適用範囲は、グループ行動規範と同様となります。
セガサミーグループは、本ポリシーで示された水準を上回る社内規程やその他ルールの制定もしくは本ポリシーの準用などの整備を行い、その実行を推進していきます。
セガサミーグループ人財に関する方針
基本的な考え方
セガサミーグループは、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神がグループ発展の源であり、『社員は最大の財産(人財)である』と考えています。社員が自らの価値を高め、誇りとやりがいをもって活き活きと働ける環境の整備を実現します。
基本方針
(働きやすい職場づくり)
- 私たちは、個性とチャレンジを尊重し、一人ひとりが自ら考え、その能力と創造性を発揮して、自己実現を図ることができる風土づくりを推進します。
- 私たちは、個人の生活と仕事の調和に配慮したワークライフ・バランスなど柔軟な働き方を整備するとともに、多様性の推進など活力のある企業風土づくりを推進します。
- 私たちは、求人・雇用における差別(注1)をなくし、機会均等と処遇における公平の実現に努めます。
(労務管理)
- 私たちは、最低賃金、超過勤務、法定給付、労働時間などの労働関連法を遵守し、公正な評価を行った上で、適正な報酬によって報います。
(労働安全)
- 私たちは、安全・快適に働くことができる職場環境を提供します。
- 私たちは、社員の人権を尊重し、虐待、体罰、セクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)、 パワーハラスメント(暴言による嫌がらせや威圧的行為)などをはじめとする過酷で非人道的な扱いを禁止します。
(その他)
- 私たちは、労使間協議のための社員の団結権を尊重します。
- 私たちは、すべての社員をその自由意思において雇用し、暴行、脅迫、監禁その他、 精神又は身体の自由を不当に拘束する手段等によって社員に強制労働を課しません。
- 私たちは、最低就業年齢に満たない児童を雇用しません。また児童の発達を損なうような就労をさせません。
セガサミーグループ労働安全衛生に関する方針
基本的な考え方
セガサミーグループは、「安全と健康を守ることは全てに優先する」との考えに基づき、関係法令ならびに自主管理基準を遵守し、グループ一丸となって事故・防災に備えた安心・安全でかつ衛生的な職場環境づくりに取り組みます。
基本方針
(安全および衛生)
- 私たちは、職場の安全に対するリスクを評価し、適切な設計や技術・管理手段をもって安全を確保します。
- 私たちは、自社で使用する機械装置等に適切な安全対策を講じます。
- 私たちは、職場において人体に有害な化学物質および騒音や悪臭などに接する状況を把握し、また適切な対策を講じます。
- 私たちは、労働災害および労働疾病の状況を把握し、適切な対策を講じます。
- 私たちは、全ての社員に対し、適切な健康管理を行います。
- 私たちは、社員の生活のために提供される施設(食堂・トイレなど)の安全衛生を適切に確保します。
(防災)
- 私たちは、生命・身体の安全を守るため、発生しうる事故・災害などを想定のうえ、緊急時の対応策を準備し、職場内に周知徹底します。
- 私たちは、身体的に大きな負荷のかかる作業を特定し、災害・疾病に繋がらぬよう適切に管理します。
セガサミーグループ・リスクマネジメントに関する方針
基本的な考え方
セガサミーグループを取り巻く事業環境の変化はめまぐるしく、それに伴うリスクも複雑多岐にわたります。 クライシス(緊急事態)対応はもちろんのこと経営の内外に潜在する重要リスクを把握し適切に管理することは、事業を継続していく上でも重要と考えます。
私たちは、事業の推進および企業価値の維持・向上を妨げる重大なリスクに対し、平時より対策を検討し、損失を最小化する体制を構築することで、 様々なステークホルダーへの影響を極力小さくするよう最大限の努力を行い、社会から強い信頼を得る企業を目指します。
基本方針
- 私たちは、リスク管理の実践を通じて、事業の継続的・安定的発展、ならびに企業価値の保全を図ります。
- 私たちは、危機発生時には人命の安全を最優先し、「危機管理規程」に従い、速やかに危機からの回復を図り、事業活動の支障を極小化するよう最大限の努力をしていきます。
- 教育や訓練等の啓蒙活動とリスク情報の共有化により、リスク意識の浸透とリスク感性の醸成を図ります。
- 私たちは、危機の再発防止に努めます。
セガサミーグループ情報管理に関する方針
基本的な考え方
高度情報化社会である現在、企業秘密その他情報(以下、機密情報という)等を適切に管理することが企業価値を守り、事業の強化に繋がるとともに、企業の社会的責務であると考えます。
セガサミーグループは、機密情報管理に関する法令やその他の規範を遵守し、顧客や第三者から受領した機密情報を含め適切に管理・保護を行います。
私たちは、以下の「情報管理」及び別途定める「ITセキュリティ」「個人情報保護」に関する方針を社員に周知徹底し、その保護に努めます。
基本方針
- 私たちは、社内規則等の整備を図り、関連する法令等の遵守の徹底に努めます。また、機密情報管理に関する教育を継続的に実施し、違反者に対しては厳正に対処します。
- 私たちは、情報の紛失、破壊、改ざんおよび漏洩などを防止するため、情報へのアクセス制限・管理、 不正アクセス・コンピューターウィルス対策、オフィスのクリアデスク等の適正な情報管理に努めます。
- 私たちは、機密情報の分野や特性に応じて洗い出しを行い、機密区分に応じた適切な取扱いを努めていきます。また、定期的に管理状態の把握に努め、問題点等があれば、必要な対策に取り組みます。
-
私たちは、就業規則や各種規程に機密保持義務を明記し、社員が負う機密保持義務を明確にします。
(1)会社の機密情報を厳重に管理し、在職中のみならず退職後も、社内規程等の手続きによることなく開示・漏洩しません。
(2)在職中のみならず退職後も、会社の機密情報を不正または不当に利用しません。
(3)業務上知り得たお客さま、購入先、販売パートナーその他の取引先等の情報を正当な目的以外に使用せず、社内規程等に従い、開示・漏洩しないよう厳重に管理します。
(4)不正な方法によりお客さま、購入先、販売パートナーその他の取引先、競争会社等の機密情報へのアクセス、またはこれらを入手しません。 - 私たちは、万一、機密情報等の漏洩やセキュリティ上の問題が発生した場合、その原因を究明するとともに、 速やかに関係部署へ連絡、情報開示する等、適切な対応を行ない、その後の再発防止に努めます。
セガサミーグループITセキュリティに関する方針
基本的な考え方
高度にネットワーク化した情報技術(IT)など、急速な情報化社会の進展が企業価値に及ぼす影響を増大させている現在、ITセキュリティを確保し、情報資産を様々な脅威から守ることは重要な経営課題であるとともに、企業の社会的責務であると考えます。
セガサミーグループは、この方針に基づく対策の実践と水準の向上を継続的に行い、お客さまを始めとする様々なステークホルダーの皆様から常に信頼される企業を目指します。
基本方針
(法令遵守)
- 私たちは、ITセキュリティに関する法令、その他の社会規範を遵守します。
(体制整備)
- 私たちは、ITセキュリティ方針に基づき、業務に従事する者の役割を定め、会社全体でITセキュリティを推進できる体制を整備します。
- 私たちは、本方針に従いITセキュリティの基本要件を定めた基本規定から具体的な遵守行為および判断等の基準を定めた管理基準を整備し、それを実施します。
- 私たちは、適切な人的・物的・技術的施策を講じ、情報資産に対する不正な侵入、漏えい、改ざん、紛失・盗難、破壊、利用妨害など発生しないよう努めます。
- ITセキュリティを管掌するマネジメントは、ITセキュリティの確保・維持のために必要な能力を有する人財を確保し、適切な配置を行います。
- ITセキュリティを管掌するマネジメントは、別に定める「ITセキュリティに関する基本ガイドライン」「クラウドサービス利用ガイドライン」もしくはガイダンス・プロシージャ等を理解し、ITセキュリティの状況を把握し、定期的に取締役会等にITセキュリティの状況を報告し、改善を図ります。
- 私たちは、ITの安定的な運用を確保するために、平常時からリスクの低減及び危機の未然防止に努めます。
(事故発生時の対応)
- 私たちは、万が一情報資産にセキュリティ上の問題が発生し、またはその予兆があった場合にはその原因を迅速に究明し、その被害を最小限に抑えるよう努めます。
(教育)
- 私たちは、ITセキュリティの確保・維持のために必要な教育を行います。
(業務委託先の管理体制の強化)
- 業務委託契約を締結する際には、業務委託先には当グループと同等以上のセキュリティレベルを要請し、その適格性を十分に審査します。 また、これらのセキュリティレベルが適切に維持されていることを定期的に確認します。
(その他)
- ITセキュリティポリシーに故意または重大な過失によって違反した場合は、「就業規則」等に基づき、処罰等の対象とします。
セガサミーグループ個人情報保護に関する方針
基本的な考え方
セガサミーグループは、業務上使用する当社の顧客、取引先および社員(契約社員やアルバイト等を含む)等の個人情報の重要性を充分に認識し、 個人情報の安全管理を適切に行なうことが社会的責務であると考えます。
私たちは、社内規程等に従い、適切な個人情報の管理(取得、利用及び提供)を行なうとともに、必要かつ適切なセキュリティ対策を講じ、情報漏洩の防止等に努めます。
基本方針
- 私たちは、個人情報の取扱いに関して、個人情報保護に関する法律、その他の規範を遵守します。
- 私たちは、個人情報の利用目的などについてその個人情報の主体である本人に適切な説明を行い、本人の同意が得られた利用目的の範囲内で個人情報を利用します。また、法令等に基づく場合を除き本人の同意なく当社が保有する個人情報を第三者に提供・開示することはありません。
- 私たちは、当社が保有する個人情報について本人から開示、訂正、削除等の求めがあった場合には法令に基づき適切な対応を行います。
-
私たちは、当社が保有する個人情報を正確かつ最新の内容に保つよう努めるとともに、個人情報への不正アクセスやその漏洩等の事故を未然に防ぐため、セキュリティの確保に努めます。
また、個人情報の取扱いを外部に委託する場合は委託先において当社と同水準の管理が行なわれるよう必要な対策を講じます。 - 私たちは、個人情報の取扱いに関し、社員に対する教育を継続的に行います。
- 私たちは、個人情報の取扱いについて、万が一、個人情報の紛失・漏洩事故が発生した場合は、早急な原因究明と再発防止策を含む適切な対策を速やかに実施します。
- 私たちは、個人情報の取扱いに関する見直しを定期的に行い、継続的な改善に努めます。
セガサミーグループIR・広報に関する方針
基本的な考え方
セガサミーグループは、会社の経営内容、事業活動状況等の企業情報の開示を関係法令に従って行うとともに、適時、適切かつ公平な方法により情報発信を行います。
基本方針
(情報開示)
- 私たちは、株主をはじめとする投資家、地域社会等から正しい理解と信頼を得るため、経営方針、財務データ等の企業情報を、適時かつ適切な開示に努めます。
- 私たちは、法令その他のルールに則り、会社情報を適正かつ公正に開示し、経営の透明性の確保に努めます。
- 私たちは、投資家の理解に資する会社情報の積極的な開示に努めます。また、全ての投資家と公平に接し、会社情報の偏在防止に努めます。
- 私たちは、インサイダー取引に関する法令・社内規程・ルールを遵守し、未公表の重要事実を厳格に取り扱います。
(広報)
- 私たちは、客観的事実に基づき誠実に広報活動を行います。
- 私たちは、他社を誹謗すること、品位の劣る表現を用いることによって、自らの優位性を強調致しません。 また、政治、宗教等については広告表現等の対象とせず、人種差別、心身障がい者差別等を想起させ、人間の尊厳を傷つけるような表現を用いません。
セガサミーグループCSR・SDGsに関する方針
基本的な考え方
(CSR・SDGsで目指す姿)
セガサミーグループは、世界中の人々に感動体験を提供し続けることで、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを抱き、ひいては社会の持続的発展に役立っていると実感できる環境作りが大切と考えています。CSR・SDGsを推進し、セガサミーグループが、社会から信頼され、必要とされ、そして尊敬される企業グループであることを目指します。
基本方針
(重点取組テーマの設定)
- 私たちは、CSR活動にSDGsを関連付け、重要取組テーマを定めCSR・SDGs活動を推進します。
- 私たちは、マルチステークホルダーとの連携に留意し、各活動での連携を推進しつつ、対話を行いグループに対する意見や要望を確認等行うことでグループが取り組むべき重要課題の確認を定期的に行います。
(外部発信と内部浸透)
- 私たちは、CSR・SDGsの推進に関する方針を策定し、ホームページ等でこれを外部に発信します。また、グループの役員および社員に対しては、研修やコミュニケーションレポート配布等で方針や活動概要の周知・理解の促進をはかります。
- 私たちは、1年間のCSR・SDGs活動結果を統合報告書やCSRブックレット、ホームページ等で積極的に発信を行います。
(グループ全体への活動の浸透)
- 私たちは、グループ全体の方針を定め活動するとともに、グループ各企業にCSR・SDGs活動の計画を求め、かつ実績の報告を受け、これを評価するPDCAサイクルを実践することでグループ全体かつ各社の事業に関連した活動に広げていきます。
- CSR・SDGs活動を推進するための推進組織を設け、グループ活動の進捗状況を定期的にセガサミーホールディングス取締役会に報告を行い、更なる活動の進展へ繋げます。
セガサミーグループ環境に関する方針
基本的な考え方
温暖化、天然資源枯渇、廃棄物による汚染といった地球環境問題はますます深刻さを増してきており、環境課題への対応は、すべての企業、個人が取り組むべき最優先課題となっています。
セガサミーグループは、「社会の持続的発展」に向けて、環境に関する法令・規制を遵守することはもちろんのこと、省エネやリサイクル、消耗品使用の削減など環境に調和した事業活動に努めるなど環境にプラスになることを積み上げていきます。
基本方針
(法令遵守)
- すべての製品に対して、また製造工程において法令等で指定された化学物質を適切に管理します。
- 排水・汚泥・排気などに関する所在国の法令等(大気汚染、水質汚濁、廃棄物等の環境法令)を遵守し、また必要に応じて自主規準をもって更なる改善に努めます。
- 所在国の法令等に従い、必要とされる場合は行政からの許認可を受け、また要求された管理報告を行います。
(取り組み事項)
- 省資源・省エネルギーを推進するために、継続的に資源・エネルギーの有効活用に取り組みます。
- 温室効果ガスの継続的な削減に努めます。
- 廃棄物の適正処理・リサイクル等に関する法令を遵守し、製品の製造等の過程で発生する最終廃棄物の削減活動に取り組みます。
- 水資源の保全、更に水の効率的な使用、水質汚濁の防止に取り組みます。
(説明責任)
- 環境活動に関する取り組みやその成果については、説明責任を果たすために、成果指標の検討、実績把握(手順の開発を含む)、開示および取り組み内容の説明等を順次推進していきます。
セガサミーグループ海外贈収賄禁止に関する方針
基本的な考え方
近年、贈収賄・腐敗行為に関する法規制が国際的に強化され、摘発が厳格化しています。
セガサミーグループではグループ事業のグローバル化の進展と法規制強化や摘発の厳格化という昨今の状況に鑑み、海外贈収賄リスクへの対応は当グループにとって重要な課題であると考えます。
私たちは、米国海外腐敗行為防止法(Foreign Corrupt Practices Act)、英国贈収賄防止(Bribery Act)をはじめ、当グループの事業を遂行する国・地域に適用されうる贈収賄の禁止に関する法令等を遵守し、公務員等への賄賂の授受を禁止するとともに、当グループが関わる事業における贈収賄を排除し、清廉な事業遂行を確保するため、当グループを代理して事業またはその一部を遂行する者や当グループの取引相手に対しても、これら贈収賄の禁止に関する法令等の遵守を求めます。
基本方針
(法令遵守)
- 何人に対しても、直接・間接を問わず、賄賂の供与、申出、約束をせず、また賄賂の受領もしません。
- 研修等を通じて、贈収賄規制および本方針を十分に理解し遵守します。
(取り組み事項)
- 公務員に対する支払については適切な承認手続に則して行い、かつ適切な事後確認を行います。
- 適法かつ疑義のない代理人および取引相手のみと事業を遂行し、これらの者と事業を遂行する前には適切な手続を行います。
- 贈収賄規制および本方針への準拠を示せるように、記録保持および財務等に関する内部統制を維持します。
- 定期的の本方針および統制を見直し、必要に応じて改正・改善を行います。
- セガサミーグループの役員および社員、代理人ならびに取引相手による贈収賄規制や本方針違反の疑いがある場合は、適時・適切な処置を可能とするように、速やかに関連部署に報告します。