HOME 試合情報 試合結果 3回戦 試合日程・結果 2008.03.23 [Sun] 第63回JABA東京スポニチ大会3回戦 vs JR東日本 神宮球場 前の試合へ 次の試合へ TEAM T 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E セガサミー セ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 JR東日本 J 0 0 0 1 0 1 0 2 x 4 0 0 BATTERY 南、上津原-坂田 HOMERUN 高橋(4回ソロ) 選手成績 戦評 速報 戦評COMMENT 東京対決となった準々決勝。先発右腕・南が粘りの投球を見せ、中盤までは1-1と互角の戦いだった。だが、6回裏に1点、さらに8回裏に2番手・上津原が2点を奪われる中、最後まで打線が機能せずに4強進出を逃した。 「ファーストストライクを見逃し過ぎ。最後まで打線が攻めきれなかった。これでは、試合になりませんね」 厳しい言葉とともに、試合後の佐々木誠監督の表情には悔しさが滲んでいた。 散発5安打、1得点――。 ストレートは130キロ台前半と、決して攻略は難しくないと思われたJR東日本の先発左腕・柄澤投手の前に序盤から凡打の山を築いた。「これだけフライを上げては……」と指揮官が嘆く通り、半数以上がフライでのアウト。ソロ本塁打によるチーム唯一の打点を挙げた3番・高橋佑輔が「(柄澤は)コントロールがよかった」と振り返ったが、淡白な打撃が際立つ中で、本塁打以外に走者が得点圏に進んだのは8回表の一度きりだった。 攻めきれない――。 それは、バッテリーも同じだった。先発の南大介は、1回裏に2三振を奪うなど無難な立ち上がりを見せたが、1点リードで迎えた4回裏。二死から3番・川端にカウント0-2から置きにいった136キロのストレートを豪快に左翼席へ運ばれる。さらに同点で迎えた6回裏には、二死二塁から再び川端に右前に運ばれ2点目を献上。右翼手・安井正也が目測を誤る不運な被安打だったとは言え、バッテリーにしてみればカウント2-1と追い込みながら浴びた逆転打は痛恨の一打だったはずだ。佐々木監督が試合を統括する。 「2回戦までは、投打ともに攻めの姿勢があったと思いますが、今日の試合は、特に打線が受け身になってしまった。夏までの修正点ですね。また、新人の安井は、ひとつのミスで点が入る、さらに一球が勝敗を分けるということを実感したのではないでしょうか。彼にとっては、いい勉強になったと思います」 頂点だけを見据えて戦った今大会。志し半ばでの敗戦に、誰もが悔しさを感じたはずだ。それでも、手にした公式戦2勝はチームの確かな成長を表し、それはまた、これから続く今シーズンの戦いに向けた大きな自信になったと言えるだろう。 ――4回表の左翼席へ飛び込む先制弾を振り返っていかがですか? 高橋 打った球は、真ん中からやや外よりのストレートです。感触はよかったのですが、まさか入るとは思いませんでした。大会前のオープン戦でも逆方向へホームランを打っていましたが、正直、自分でもビックリの打球です。 ――今大会を振り返ると、3試合で12打数5安打5打点2本塁打と、しっかりと結果を残すことができました。 高橋 個人的にはよかったと思いますが、チームが負けてしまっては意味がない。素直に喜ぶことはできません。ただ、打撃に関して言えば、パワーがつき、スイングスピードが上がった中で、以前と打球が変わってきたと思います。今は、これまで取り組んできたことが間違っていなかったと感じています。この調子をシーズン通して持続することは難しいことですが、これからもしっかりと結果を残せるように頑張りたいと思います。 前へ 1 次へ 前の試合へ 試合結果一覧 次の試合へ
戦評COMMENT
東京対決となった準々決勝。先発右腕・南が粘りの投球を見せ、中盤までは1-1と互角の戦いだった。だが、6回裏に1点、さらに8回裏に2番手・上津原が2点を奪われる中、最後まで打線が機能せずに4強進出を逃した。
「ファーストストライクを見逃し過ぎ。最後まで打線が攻めきれなかった。これでは、試合になりませんね」
厳しい言葉とともに、試合後の佐々木誠監督の表情には悔しさが滲んでいた。
散発5安打、1得点――。
ストレートは130キロ台前半と、決して攻略は難しくないと思われたJR東日本の先発左腕・柄澤投手の前に序盤から凡打の山を築いた。「これだけフライを上げては……」と指揮官が嘆く通り、半数以上がフライでのアウト。ソロ本塁打によるチーム唯一の打点を挙げた3番・高橋佑輔が「(柄澤は)コントロールがよかった」と振り返ったが、淡白な打撃が際立つ中で、本塁打以外に走者が得点圏に進んだのは8回表の一度きりだった。
攻めきれない――。
それは、バッテリーも同じだった。先発の南大介は、1回裏に2三振を奪うなど無難な立ち上がりを見せたが、1点リードで迎えた4回裏。二死から3番・川端にカウント0-2から置きにいった136キロのストレートを豪快に左翼席へ運ばれる。さらに同点で迎えた6回裏には、二死二塁から再び川端に右前に運ばれ2点目を献上。右翼手・安井正也が目測を誤る不運な被安打だったとは言え、バッテリーにしてみればカウント2-1と追い込みながら浴びた逆転打は痛恨の一打だったはずだ。佐々木監督が試合を統括する。
「2回戦までは、投打ともに攻めの姿勢があったと思いますが、今日の試合は、特に打線が受け身になってしまった。夏までの修正点ですね。また、新人の安井は、ひとつのミスで点が入る、さらに一球が勝敗を分けるということを実感したのではないでしょうか。彼にとっては、いい勉強になったと思います」
頂点だけを見据えて戦った今大会。志し半ばでの敗戦に、誰もが悔しさを感じたはずだ。それでも、手にした公式戦2勝はチームの確かな成長を表し、それはまた、これから続く今シーズンの戦いに向けた大きな自信になったと言えるだろう。
――4回表の左翼席へ飛び込む先制弾を振り返っていかがですか?
高橋 打った球は、真ん中からやや外よりのストレートです。感触はよかったのですが、まさか入るとは思いませんでした。大会前のオープン戦でも逆方向へホームランを打っていましたが、正直、自分でもビックリの打球です。
――今大会を振り返ると、3試合で12打数5安打5打点2本塁打と、しっかりと結果を残すことができました。
高橋 個人的にはよかったと思いますが、チームが負けてしまっては意味がない。素直に喜ぶことはできません。ただ、打撃に関して言えば、パワーがつき、スイングスピードが上がった中で、以前と打球が変わってきたと思います。今は、これまで取り組んできたことが間違っていなかったと感じています。この調子をシーズン通して持続することは難しいことですが、これからもしっかりと結果を残せるように頑張りたいと思います。