HOME 試合情報 試合結果 リーグ戦 試合日程・結果 2008.04.22 [Tue] 2008関東選抜リーグ戦(前期)リーグ戦 vs 東芝 横浜スタジアム 前の試合へ 次の試合へ TEAM T 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E 東芝 東 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 セガサミー セ 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 BATTERY 齊藤、井上、木村、畑山、上津原-坂田 HOMERUN 佐藤琢(4回、ソロ) 選手成績 戦評 速報 戦評COMMENT 関東選抜リーグ戦の2戦目は、初回に2点を先制される苦しい展開となった。それでも、4番・佐藤琢真のソロアーチで追いつき、投げては5投手の継投で凌いで何とか引き分けに持ち込んだ。 1回表の守備に要した時間は、優に20分は超えた。その時間が物語るように、先発の齊藤勝は、初回から苦しんでいた。 球のバラつきは、時として齊藤の持ち味となる。だが、この試合では明らかなボール球が目立った。先頭打者に四球を与えると、犠打を挟んで2者連続四球。ノーヒットでいきなり満塁のピンチを迎えた。後続を三振に仕留めて二死とするものの、東芝の6番・迎里に外角高めの甘い球を一、二塁間へ運ばれ2点を奪われた。ワンチャンスで追いつける2点は、それほど悲観的に考える必要はない。ましてや初回の失点。 むしろ、選手たちの士気を高める発奮材料となり、相手に油断が出る中で逆転することだって多々あるものだ。案の定、その裏の攻撃で1番・照屋真人の中前安打を皮切りに好機を掴み、相手の失策で1点を返すと、ベンチにも「行ける」そんな雰囲気が漂っていたような気がする。そして迎えた4回裏。この回、先頭の4番・佐藤琢真がカウント2-0から高めに浮いた127キロのフォークを完璧にとらえた。打球は、左翼席中段へ。豪快な同点弾は、チームに流れをグッと引き寄せるものだった。 だが、そこからが今のチーム状態を表していた。 5回裏に一死二塁、8回裏に二死一、二塁と、それぞれ好機を掴みながらも得点には至らなかった。4番を務めた佐藤琢真が語る。 「流れがきている中での一打。自分自身も含めて、チームとして今まさにそこが課題だと思います」 守っては、齊藤からマウンドを譲り受けた井上敦之、3番手以降の木村宜志、畑山侑作、上津原詳が粘りの投球を見せ、2回以降は東芝打線に点を与えなかった。そんな投手陣の力投を無駄にしないためにも――。 攻撃陣の勝負強さ。 それこそが今、チームに求められる最大の要素と言えるだろう。 ――先頭打者として打席に入った4回裏の第2打席。豪快に振り抜かれた打球は、左翼席中段に飛び込む同点弾となりました。 佐藤 打った球は、高めに浮いたフォークボールです。変化球待ちで入った打席でしたが、2ストライクと追い込まれたので真っ直ぐにも対応できるように切り替えました。その中で、体勢を崩されずに、ボールに合わせることなくフルスイングできました。おそらく失投だと思いますが、その失投を見逃さずにきっちりと打てたのはよかったと思います。 ――1回裏は、二死三塁の場面で結果的に相手三塁手のエラーを誘う当たりを放って、得点に絡みました。 佐藤 1点目はラッキーでした。でも、自分としては8回裏二死一、二塁で回ってきた4打席目で凡退したのが悔やまれます。一打席一打席が勝負だと思い、必死にやっている中で結果が出ていることはうれしいですが、チャンスが回ってきたところで、いかに打てるか。それが今後の課題だと思っています。 前へ 1 次へ 前の試合へ 試合結果一覧 次の試合へ
戦評COMMENT
関東選抜リーグ戦の2戦目は、初回に2点を先制される苦しい展開となった。それでも、4番・佐藤琢真のソロアーチで追いつき、投げては5投手の継投で凌いで何とか引き分けに持ち込んだ。
1回表の守備に要した時間は、優に20分は超えた。その時間が物語るように、先発の齊藤勝は、初回から苦しんでいた。
球のバラつきは、時として齊藤の持ち味となる。だが、この試合では明らかなボール球が目立った。先頭打者に四球を与えると、犠打を挟んで2者連続四球。ノーヒットでいきなり満塁のピンチを迎えた。後続を三振に仕留めて二死とするものの、東芝の6番・迎里に外角高めの甘い球を一、二塁間へ運ばれ2点を奪われた。ワンチャンスで追いつける2点は、それほど悲観的に考える必要はない。ましてや初回の失点。
むしろ、選手たちの士気を高める発奮材料となり、相手に油断が出る中で逆転することだって多々あるものだ。案の定、その裏の攻撃で1番・照屋真人の中前安打を皮切りに好機を掴み、相手の失策で1点を返すと、ベンチにも「行ける」そんな雰囲気が漂っていたような気がする。そして迎えた4回裏。この回、先頭の4番・佐藤琢真がカウント2-0から高めに浮いた127キロのフォークを完璧にとらえた。打球は、左翼席中段へ。豪快な同点弾は、チームに流れをグッと引き寄せるものだった。
だが、そこからが今のチーム状態を表していた。
5回裏に一死二塁、8回裏に二死一、二塁と、それぞれ好機を掴みながらも得点には至らなかった。4番を務めた佐藤琢真が語る。
「流れがきている中での一打。自分自身も含めて、チームとして今まさにそこが課題だと思います」
守っては、齊藤からマウンドを譲り受けた井上敦之、3番手以降の木村宜志、畑山侑作、上津原詳が粘りの投球を見せ、2回以降は東芝打線に点を与えなかった。そんな投手陣の力投を無駄にしないためにも――。
攻撃陣の勝負強さ。
それこそが今、チームに求められる最大の要素と言えるだろう。
――先頭打者として打席に入った4回裏の第2打席。豪快に振り抜かれた打球は、左翼席中段に飛び込む同点弾となりました。
佐藤 打った球は、高めに浮いたフォークボールです。変化球待ちで入った打席でしたが、2ストライクと追い込まれたので真っ直ぐにも対応できるように切り替えました。その中で、体勢を崩されずに、ボールに合わせることなくフルスイングできました。おそらく失投だと思いますが、その失投を見逃さずにきっちりと打てたのはよかったと思います。
――1回裏は、二死三塁の場面で結果的に相手三塁手のエラーを誘う当たりを放って、得点に絡みました。
佐藤 1点目はラッキーでした。でも、自分としては8回裏二死一、二塁で回ってきた4打席目で凡退したのが悔やまれます。一打席一打席が勝負だと思い、必死にやっている中で結果が出ていることはうれしいですが、チャンスが回ってきたところで、いかに打てるか。それが今後の課題だと思っています。