• TEAM T
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • R
  • H
  • E
  • 住友金属鹿島
  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
  • 1
  • 0
  • 0
  • 1
  • 0
  • 0
  • セガサミー
  • 1
  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
  • 1
  • 1
  • x
  • 3
  • 0
  • 0

BATTERY

上津原、天沼、南-坂田

HOMERUN

川端(8回ソロ)

戦評COMMENT

投手陣が4安打1失点の好投を見せると、打撃では数少ないチャンスを生かし、都市対抗予選を間近に控え意地の勝利を奪取した。

 

「あれこれ考えずに思い切って攻める姿勢が大切だと思ってます。体に叩き込んだ練習での努力は、試合で自然と結果に結びつきますから。」 試合後に佐藤俊和が語ったように、セガサミーは初回から積極的な攻撃を見せる。2番大西主晃が初球をレフト前安打とすると、続く 高橋佑輔がライトへの二塁打で1死二三塁とチャンスを広げる。ここで佐藤俊がレフトへの犠牲フライを放ち1点を先制する。

一方守備では、先発の上津原詳が立ち上りから安定したピッチングで、6回を2安打無四球無失点と相手打線に付け入る隙を与えない。7回 からマウンドにあがった天沼秀樹は、2死二塁からライト線へタイムリーを許し同点に追いつかれるものの、その裏、坂田精二郎と 照屋真人の安打で1死一三塁とすると、つづく大西の犠牲フライで追加点をあげる。8回には川端裕也が右中間スタンドへ飛び込むソロを 放ち試合の勝利を決定づけた。最終回には、マウンドを託された南大介が危なげないピッチングで、最後のバッターを三振におさえ、ここまで1敗2引分としていた関東選抜リーグに白星を飾った。

打線はまだまだ本来の爆発力を発揮していないように思われたが、随所に光るプレーが見られた。この試合でセガサミーが記録した8安打 のうち3本は内野安打であった。これは、思いきりバットを振りにいき、更には全力疾走していた証拠であるとも言える。「きれいに得点して 勝てるほど甘くない。泥まみれになりながら意地の得点を重ねていかなければ、頂点は狙えない・・・。」いつも撰田ゼネラルマネージャー が語る野球の姿が垣間見られた。3年目にして地力をつけ始めたセガサミーが、この夏を戦い抜く姿にまたひとつ楽しみが増す一戦だったと言える。

台風が去った日本列島。青空のもと、選手達の表情は久しぶりの真夏日のように輝いていた。

 

――6回を投げて2安打無失点。満足のピッチング内容だったのではないでしょうか?

上津原 まだまだ満足のいく内容ではありませんが、早い段階で相手を追い込み、そこから打たせて捕るピッチングができました。

――今日は、MAX141kmという球速でしたが、手ごたえはいかがですか?

上津原 ある程度腕は振れていますが、球速はまだまだですね。球速というよりは、制球力にたいする手ごたえが大きいですね。どちらかというと、 打たせて捕るタイプだと思っていますので、更に制球力をパワーアップさせチームに貢献したいです。