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BATTERY

木村、畑山-坂田

戦評COMMENT

負けられない戦い――。二次予選進出決定戦は、相手のミスに助けられながら加点する攻撃陣をしり目に、先発・木村投手が序盤から安定したピッチングを披露。最後は、畑山投手が3人で締め、6月9日から始まる二次予選に駒を進めた。

 

容赦なく照りつける太陽が、イニングを追うごとにグラウンドの体感温度を上げていく。滴り落ちる汗。奪われる体力。マウンド上の先発・木村宜志投手も、例外ではなかった。
「3回を投げ終えた頃から(体力的には)きつかった」  8回を投げて75球。5回表には「人生初の1イニング3球」と語るように3人を3球で仕留めるなど省エネ投法で暑さを凌いだが、「実際の倍以上は投げている感覚だった」と振り返る。それでも、8回表、先頭打者に三塁線を破る二塁打を放たれるまでは一人の走者も出さない完璧な投球。坂田精二郎捕手は「打たれる気がしなかった」と先発右腕の好投を称えた。JABA九州大会以降、腰痛で苦しんだ木村は練習時から球数を減らしていた。実戦でも短いイニングしか投げられない。だからこそ、この日の結果は完全復活を目指す木村にとって大きな自信となった。 「今シーズン、最長イニングです。二次予選前に、長いイニングを投げられるということを確認できてよかったです」  一方、好投を続けた木村を援護したい攻撃陣は、日本ウェルネススポーツ専門学校の6投手による継投の前に最後まで手こずった。5得点のうち、タイムリーヒットで奪ったのはわずかに1点。8回裏二死一塁、3番・高橋佑輔外野手の一塁線を破るタイムリー二塁打での得点が唯一だった。残塁は『13』に及び、決定打に欠いた印象が強かった。  一次予選の初戦、そして二次予選進出決定戦と、投手陣につけ入る隙はない。さらに厳しさが増す二次予選。接戦が予想されるシビアな戦いにおいて、いかに攻撃陣が強い気持ちを持ってワンチャンスをものにできるか。勝敗の行方は、その一点に尽きると言っても過言ではない。

 

――7回まで一人の走者も出さない完璧なピッチング。8回表、先頭打者に初安打を許し、守備の乱れで1点を奪われましたが、先発としての役割は十分に担いました。

木村 前の試合(6月4日、熊球クラブ戦)、投手陣は継投でノーヒットに抑えていたので、僕もその良い流れに乗って初回からノーヒットピッチングを意識して投げました。でも、さすがに今日は暑くて疲れましたね(苦笑)。8回表の先頭打者に対しては、チェンジアップが抜けてしまって……。

――二次予選に向けて大きな弾みとなったと思いますが、次の登板に向けて抱負をお願いします。

木村 ここ最近、調子の波が小さく安定したピッチングができているので、二次予選もこの状態を維持し、チームの勝利に貢献したいと思います。