HOME 試合情報 試合結果 1回戦 試合日程・結果 2012.03.26 [Mon] 2012年度東京都企業春季大会1回戦 vs 明治安田生命 府中市民球場 前の試合へ 次の試合へ TEAM T 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E セガサミー セ 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 明治安田生命 明 1 0 0 0 0 0 0 2 x 3 0 0 BATTERY 大山、木村佳-乗替 選手成績 戦評 速報 戦評COMMENT この大会で上位進出すると、都市対抗二次予選の組み合わせが有利になる。そのため、セガサミーにとって大事な一戦だったが、接戦をものにすることはできなかった。 試合は序盤から追う展開となった。1回裏、先発の大山暁史が先頭打者に安打を許すと、味方の失策も絡んで一死三塁のピンチを迎える。そして3番打者にレフト前へ適時打を運ばれ、先制点を与えてしまったのだ。だが、2回以降は走者を背負いながらもテンポのいいピッチングで要所を締め、攻撃のリズムにつなげようと好投を披露する。 迎えた5回表、打撃陣もようやく反撃を見せる。一死から6番・照屋真人がレフト前ヒットを放つと、続く7番・安井正也のセンター前ヒットで一気に三塁を陥れて一、三塁。8番の乗替寿朗がスクイズをきっちり決め、試合を振り出しに戻したのだ。 しかし8回裏、粘投していた大山がつかまってしまう。この回先頭の8番打者にレフト前ヒットを許し、自身の一塁悪送球と死球で二死一、二塁のピンチ。ここで、1回に適時打を放っている明治安田生命の3番・本田将章選手を打席に迎えた。 「力勝負だ」 大山は、自分の持ち味である真っ直ぐを投じた。しかし――。 「投げた瞬間、中に入ったと思った」 インコースに投じた真っ直ぐが甘く入り、センターオーバーの2点適時三塁打。これが決勝点となり、1-3で惜敗。大山は自身の投球を振り返って言った。 「先日の東京スポニチ大会では制球を乱して、ひとりで勝手にイライラしている感じだったので、今日は初回の失点は気にせず、落ち着いて投げることを意識していました。そういう面では修正できたと思いますが、最後の1球だけですね。悔いが残るのは・・・」 そう反省の弁を述べたが、攻撃に目を向けると、得点機は幾度もあった。序盤は2度も併殺打でチャンスを潰し、7回には一死満塁、8回にも一死一、二塁の好機を生かせなかったのだ。西詰嘉明監督は語る。 「チャンスを作ってもあと一本が出ない。去年もそうでしたが、今年も課題ですね。そうは言っても、ヒットはなかなか続かないので、それぞれが役割を理解し、どうやってランナーを進めるかを考えてほしい。守りでも記録に残らないエラーがありましたし、そういうところが最終的に負けにつながっていくと思うので、予選までに修正していきたいですね。采配の責任はすべて私にあるので、選手にはもっと思い切りやってほしい」 敗者ゾーンに回ったセガサミー。残りの数試合をきっちり勝利し、4月に出場するふたつのJABA大会、そして5月の都市対抗予選に向けて弾みをつけたい。 前へ 1 次へ 前の試合へ 試合結果一覧 次の試合へ
戦評COMMENT
この大会で上位進出すると、都市対抗二次予選の組み合わせが有利になる。そのため、セガサミーにとって大事な一戦だったが、接戦をものにすることはできなかった。
試合は序盤から追う展開となった。1回裏、先発の大山暁史が先頭打者に安打を許すと、味方の失策も絡んで一死三塁のピンチを迎える。そして3番打者にレフト前へ適時打を運ばれ、先制点を与えてしまったのだ。だが、2回以降は走者を背負いながらもテンポのいいピッチングで要所を締め、攻撃のリズムにつなげようと好投を披露する。
迎えた5回表、打撃陣もようやく反撃を見せる。一死から6番・照屋真人がレフト前ヒットを放つと、続く7番・安井正也のセンター前ヒットで一気に三塁を陥れて一、三塁。8番の乗替寿朗がスクイズをきっちり決め、試合を振り出しに戻したのだ。
しかし8回裏、粘投していた大山がつかまってしまう。この回先頭の8番打者にレフト前ヒットを許し、自身の一塁悪送球と死球で二死一、二塁のピンチ。ここで、1回に適時打を放っている明治安田生命の3番・本田将章選手を打席に迎えた。
「力勝負だ」
大山は、自分の持ち味である真っ直ぐを投じた。しかし――。
「投げた瞬間、中に入ったと思った」
インコースに投じた真っ直ぐが甘く入り、センターオーバーの2点適時三塁打。これが決勝点となり、1-3で惜敗。大山は自身の投球を振り返って言った。
「先日の東京スポニチ大会では制球を乱して、ひとりで勝手にイライラしている感じだったので、今日は初回の失点は気にせず、落ち着いて投げることを意識していました。そういう面では修正できたと思いますが、最後の1球だけですね。悔いが残るのは・・・」
そう反省の弁を述べたが、攻撃に目を向けると、得点機は幾度もあった。序盤は2度も併殺打でチャンスを潰し、7回には一死満塁、8回にも一死一、二塁の好機を生かせなかったのだ。西詰嘉明監督は語る。
「チャンスを作ってもあと一本が出ない。去年もそうでしたが、今年も課題ですね。そうは言っても、ヒットはなかなか続かないので、それぞれが役割を理解し、どうやってランナーを進めるかを考えてほしい。守りでも記録に残らないエラーがありましたし、そういうところが最終的に負けにつながっていくと思うので、予選までに修正していきたいですね。采配の責任はすべて私にあるので、選手にはもっと思い切りやってほしい」
敗者ゾーンに回ったセガサミー。残りの数試合をきっちり勝利し、4月に出場するふたつのJABA大会、そして5月の都市対抗予選に向けて弾みをつけたい。