HOME 試合情報 試合結果 第1戦 試合日程・結果 2018.04.24 [Tue] 9:00 2018JABA関東選抜リーグ戦(前期)第1戦 vs JFE東日本 ゼットエーボールパーク 一塁側 前の試合へ 次の試合へ TEAM T 1 2 3 4 5 6 7 8 R H E JFE東日本 J 0 0 0 0 1 1 2 6 10 セガサミー セ 0 0 0 1 0 0 0 0 1 BATTERY 東、森井、飯田、田中、氏家-喜多 ■大会規定によりコールドゲーム 選手成績 戦評 速報 戦評COMMENT 先取点が生まれたのは中盤の4回裏だった。 イニングの先頭となった3番北阪真規が、チームとして2安打目となるライト前ヒットで出塁。一死後、北阪の二塁への盗塁もありながら、5番澤良木喬之が四球を選んで一、二塁と攻めた。そのチャンスで6番須田凌平がレフト前へタイムリーヒットを放って1点を奪った。なおも、走者は一、二塁。一気に畳みかけるチャンスはあった。何としてでも追加点を奪っておきたい場面だったと言えるかもしれない。だが、走塁のミスや、決定打に欠く中で、4回裏は1点止まりに終わった。 その攻め切れない攻撃のリズムが、直後から始まる悪夢のような失点シーンを生んだと言っては言い過ぎだろうか。 5回表。それまで何度もピンチを背負いながら無失点で切り抜けていた先発の東範幸が、ついにつかまる。先頭の9番打者のセンター前ヒットを皮切りに、二死三塁とされた。3番打者には、カウント優位の状況から死球を与えてしまう。走者一、三塁。そのピンチで、4番打者にはカウント1ボール2ストライクからの4球目をライト前へ運ばれて同点とされた。結局、5回1失点と先発としては十分な働きを見せた東だったが、先取点を奪った直後に同点とされたピッチングを最後まで悔やんだ。 「何とか粘っていたんですが……」 捕手の喜多亮太も、同点打を浴びたシーンの配球をこう悔やむのだ。 「チェンジアップが中に入ってしまいました。次のストレートで勝負するつもりだったんですが……」 6回表には、代わった森井絃斗が7番打者の右中間への三塁打をきっかけに、8番打者のスクイズで1点を失って勝ち越しを許す。7回表には、3番手の飯田大翔が、先頭からの長打2本を含む3連打を浴びる中で2点を失い、さらに点差を広げられた。 そして、8回表。4番手でマウンドに上がった田中太一が、思わぬ乱調。先頭の7番打者を3球三振に仕留めたところまではよかったが、次打者のファーストへの内野安打を皮切りに、突如としてピッチングを崩した。9番打者と1番打者のライト前ヒット2本で、まずは1点を献上。2番打者には死球を与え、満塁とされると3番打者のピッチャーへの内野安打で、2点目を奪われた。なおも、満塁。そのピンチで4番打者には右中間を深々とやぶる走者一掃の三塁打を浴びて、このイニングだけで5失点目。さらに犠飛で1点を追加され、点差は一気に9点に広がった。 中盤から終盤にかけて失点を重ねた投手陣に対し、打線も5回以降はわずか1安打に抑えられた。6回裏に3番北阪がレフト線二塁打を放った場面が、唯一のチャンス。8回裏の三者連続三振が、チームの状態を物語っていた。 8回コールドでの大敗。 公式戦での連敗が続く。打開策を見い出すことができるだろうか。『我慢』の時期。今は、希望を持って見守るしかない。 (文・写真:佐々木亨) 前へ 1 次へ PHOTO GALLERY 一覧を見る 前の試合へ 試合結果一覧 次の試合へ
戦評COMMENT
先取点が生まれたのは中盤の4回裏だった。
イニングの先頭となった3番北阪真規が、チームとして2安打目となるライト前ヒットで出塁。一死後、北阪の二塁への盗塁もありながら、5番澤良木喬之が四球を選んで一、二塁と攻めた。そのチャンスで6番須田凌平がレフト前へタイムリーヒットを放って1点を奪った。なおも、走者は一、二塁。一気に畳みかけるチャンスはあった。何としてでも追加点を奪っておきたい場面だったと言えるかもしれない。だが、走塁のミスや、決定打に欠く中で、4回裏は1点止まりに終わった。
その攻め切れない攻撃のリズムが、直後から始まる悪夢のような失点シーンを生んだと言っては言い過ぎだろうか。
5回表。それまで何度もピンチを背負いながら無失点で切り抜けていた先発の東範幸が、ついにつかまる。先頭の9番打者のセンター前ヒットを皮切りに、二死三塁とされた。3番打者には、カウント優位の状況から死球を与えてしまう。走者一、三塁。そのピンチで、4番打者にはカウント1ボール2ストライクからの4球目をライト前へ運ばれて同点とされた。結局、5回1失点と先発としては十分な働きを見せた東だったが、先取点を奪った直後に同点とされたピッチングを最後まで悔やんだ。
「何とか粘っていたんですが……」
捕手の喜多亮太も、同点打を浴びたシーンの配球をこう悔やむのだ。
「チェンジアップが中に入ってしまいました。次のストレートで勝負するつもりだったんですが……」
6回表には、代わった森井絃斗が7番打者の右中間への三塁打をきっかけに、8番打者のスクイズで1点を失って勝ち越しを許す。7回表には、3番手の飯田大翔が、先頭からの長打2本を含む3連打を浴びる中で2点を失い、さらに点差を広げられた。
そして、8回表。4番手でマウンドに上がった田中太一が、思わぬ乱調。先頭の7番打者を3球三振に仕留めたところまではよかったが、次打者のファーストへの内野安打を皮切りに、突如としてピッチングを崩した。9番打者と1番打者のライト前ヒット2本で、まずは1点を献上。2番打者には死球を与え、満塁とされると3番打者のピッチャーへの内野安打で、2点目を奪われた。なおも、満塁。そのピンチで4番打者には右中間を深々とやぶる走者一掃の三塁打を浴びて、このイニングだけで5失点目。さらに犠飛で1点を追加され、点差は一気に9点に広がった。
中盤から終盤にかけて失点を重ねた投手陣に対し、打線も5回以降はわずか1安打に抑えられた。6回裏に3番北阪がレフト線二塁打を放った場面が、唯一のチャンス。8回裏の三者連続三振が、チームの状態を物語っていた。
8回コールドでの大敗。
公式戦での連敗が続く。打開策を見い出すことができるだろうか。『我慢』の時期。今は、希望を持って見守るしかない。
(文・写真:佐々木亨)