HOME 試合情報 試合結果 予選リーグ 試合日程・結果 2022.04.29 [Fri] 10:00 わかさ生活 第72回JABA京都大会予選リーグ vs JR西日本 パナソニックベースボールスタジアム 前の試合へ 次の試合へ TEAM T 1 2 3 4 5 6 7 R H E JR西日本 J 0 0 1 0 3 0 0 4 7 1 セガサミー セ 3 5 1 6 1 0 × 16 17 1 BATTERY 横田-須田 横田、古屋敷、飯田、伊波-高本 井上、石垣-吉田 HOMERUN 福森(4回3ラン)、黒川(4回3ラン) INFO ※大会規定により7回コールド 選手成績 戦評 速報 戦評COMMENT すでに予選リーグ2試合を終えて決勝トーナメント進出を決めていたチームは、2試合で計5得点の攻撃が嘘のように序盤からヒットを重ねた。 1回裏は、絶好調の1番植田匡哉がセンター前ヒット。すかさず二塁盗塁を決めて無死二塁と攻める。2番片岡大和がレフト前ヒットで続いて一、三塁。その好機で、3番黒川貴章はセンター前ヒット。試合開始早々の3連打で1点を先制した。さらに一死満塁と攻めると、6番須田凌平がセンターオーバーの2点タイムリーだ。初回の3得点が、試合の流れを築いた。 2回裏は打者一巡の猛攻だ。イニングの先頭となった8番福森秀太がセンター前ヒットで出塁。犠打で一死二塁とすると、1番植田がショートへ内野安打。遊撃手の一塁への送球ミスが重なり、難なく4点目を奪う。さらに、一死二塁で2番片岡が自身も手応え十分の右中間二塁打を放って5点目。その後も、押し出し死球、6番須田の2点タイムリー内野安打で得点。スコアボードの2回裏に『5』を加えて、JR西日本の戦意を奪った。 3回裏には、9番西村僚太のセンター前ヒット、2番片岡の二塁内野安打で得点圏に走者を進めると、3番黒川がレフト前へタイムリーヒット。4回裏には、再び打者一巡の猛攻だ。一死から、途中出場の6番高本康平がセンター前ヒット。7番宮川和人がライト前ヒットで続いて一、二塁と攻めると、8番福森がライトフェンスを越えるライナー性の3ラン本塁打を放って一気に点差を広げた。 「今日は、試合で約1カ月ぶりの打席。チャンスをもらったので、何とか結果が出てよかった」 そう振り返り、社会人初となる本塁打に安堵の表情を浮かべたのはルーキーの福森だ。その一発の余韻が残る中で、またもや3ラン本塁打を放ったのは同じくルーキーの3番黒川である。左翼スタンドへ放物線を描いた右打者は、この試合だけで計5打点の活躍。「(ルーキーでは)自分だけホームランを打っていない……」と悔しそうに振り返る片岡だって、計3安打の固め打ちだ。スタメンに名を連ねたルーキー3人の躍動が、爆発的な攻撃力の象徴だったことは言うまでもない。 5回裏にも途中出場の9番平田巧が一死満塁からライト前へタイムリーを放った打線は、試合前半まで毎回得点の計16得点。まるで打ち出の小槌のごとく17本のヒットを重ねて試合の大勢を決めた。投げては、先発の横田哲、そしてルーキーの古屋敷匠眞、飯田大翔、伊波友和、井上和紀、最後は石垣永悟とつないで計4失点とまとめて7回コールド。西田真二監督は「公式戦で、みんなが出場してこういう経験ができたのは大きい」と、ベンチ入り25人中23人が出場した大勝のゲームを振り返った。 今大会は『勝利の女神』がついている。八王子と京都の間、そして大会期間中の移動で選手たちを運んでくれるチームバス。ここ数年、その“女神”がJABA大会に帯同すると、決まって決勝トーナメント進出を果たしている。通称『ビクトリーバス』。その勝ち運も加えて予選リーグ3連勝を飾ったチームには今、紛れもなく勝利の風が吹いている。 文・写真:佐々木 亨 前へ 1 次へ PHOTO GALLERY 一覧を見る 前の試合へ 試合結果一覧 次の試合へ
戦評COMMENT
すでに予選リーグ2試合を終えて決勝トーナメント進出を決めていたチームは、2試合で計5得点の攻撃が嘘のように序盤からヒットを重ねた。
1回裏は、絶好調の1番植田匡哉がセンター前ヒット。すかさず二塁盗塁を決めて無死二塁と攻める。2番片岡大和がレフト前ヒットで続いて一、三塁。その好機で、3番黒川貴章はセンター前ヒット。試合開始早々の3連打で1点を先制した。さらに一死満塁と攻めると、6番須田凌平がセンターオーバーの2点タイムリーだ。初回の3得点が、試合の流れを築いた。
2回裏は打者一巡の猛攻だ。イニングの先頭となった8番福森秀太がセンター前ヒットで出塁。犠打で一死二塁とすると、1番植田がショートへ内野安打。遊撃手の一塁への送球ミスが重なり、難なく4点目を奪う。さらに、一死二塁で2番片岡が自身も手応え十分の右中間二塁打を放って5点目。その後も、押し出し死球、6番須田の2点タイムリー内野安打で得点。スコアボードの2回裏に『5』を加えて、JR西日本の戦意を奪った。
3回裏には、9番西村僚太のセンター前ヒット、2番片岡の二塁内野安打で得点圏に走者を進めると、3番黒川がレフト前へタイムリーヒット。4回裏には、再び打者一巡の猛攻だ。一死から、途中出場の6番高本康平がセンター前ヒット。7番宮川和人がライト前ヒットで続いて一、二塁と攻めると、8番福森がライトフェンスを越えるライナー性の3ラン本塁打を放って一気に点差を広げた。
「今日は、試合で約1カ月ぶりの打席。チャンスをもらったので、何とか結果が出てよかった」
そう振り返り、社会人初となる本塁打に安堵の表情を浮かべたのはルーキーの福森だ。その一発の余韻が残る中で、またもや3ラン本塁打を放ったのは同じくルーキーの3番黒川である。左翼スタンドへ放物線を描いた右打者は、この試合だけで計5打点の活躍。「(ルーキーでは)自分だけホームランを打っていない……」と悔しそうに振り返る片岡だって、計3安打の固め打ちだ。スタメンに名を連ねたルーキー3人の躍動が、爆発的な攻撃力の象徴だったことは言うまでもない。
5回裏にも途中出場の9番平田巧が一死満塁からライト前へタイムリーを放った打線は、試合前半まで毎回得点の計16得点。まるで打ち出の小槌のごとく17本のヒットを重ねて試合の大勢を決めた。投げては、先発の横田哲、そしてルーキーの古屋敷匠眞、飯田大翔、伊波友和、井上和紀、最後は石垣永悟とつないで計4失点とまとめて7回コールド。西田真二監督は「公式戦で、みんなが出場してこういう経験ができたのは大きい」と、ベンチ入り25人中23人が出場した大勝のゲームを振り返った。
今大会は『勝利の女神』がついている。八王子と京都の間、そして大会期間中の移動で選手たちを運んでくれるチームバス。ここ数年、その“女神”がJABA大会に帯同すると、決まって決勝トーナメント進出を果たしている。通称『ビクトリーバス』。その勝ち運も加えて予選リーグ3連勝を飾ったチームには今、紛れもなく勝利の風が吹いている。
文・写真:佐々木 亨