2013年3月期は、増収増益に転じる計画です。連結売上高は2012年3月期比18.8%増加の4,700億円、営業利益は同13.0%増加の660億円を計画しています(2012年5月11日公表内容)。
売上高の増加は、2012年3月期比35.1%の増収を計画する遊技機事業が牽引することを見込んでいます。複数の主力タイトルの投入等により、パチスロ遊技機・パチンコ遊技機とも大きく販売台数を伸ばす計画です。
営業利益の増加は、コンシューマ事業において、2012年3月期に実施した構造改革に伴う営業費用の減少等により営業損益が156億円改善することが主な要因です。
遊技機事業が増収にもかかわらず減益計画となっているのは、パチスロ遊技機において2012年3月期との比較で利益率を保守的に組んでいることやパチンコ遊技機において製品ミックスが一時的に悪化すること等が主な利益率低下の要因です。また、中期的な販売シェアの向上に向け、研究開発費などの営業費用を増加させる計画です。
アミューズメント機器事業の営業利益は、当期の74億円から13億円に減少します。これは、今期の市場投入を視野に入れ、開発を進めていた一部の大型機種について、市場性を慎重に検討した結果、開発を中断したため、2013年3月期は新作大型タイトルが不在となることが主な要因です。
なお当期純利益は、営業利益の増加ならびに、2012年3月期にセガの改革に伴う特別損失を計上した反動等により当期比83.5%増の400億円を計画しています。
この計画を必達目標とし、少しでも上積みを目指していく所存です。
2012年3月期 実績 |
2013年3月期 | 増減 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 3,955 | 4,700 | +18.8% |
遊技機事業 | 2,121 | 2,865 | +35.1% |
アミューズメント機器事業 | 499 | 405 | -18.8% |
アミューズメント施設事業 | 446 | 445 | -0.2% |
コンシューマ事業 | 856 | 850 | -0.7% |
その他 | 30 | 135 | +350.0% |
営業利益 | 583 | 660 | +13.2% |
遊技機事業 | 710 | 700 | -1.4% |
アミューズメント機器事業 | 74 | 13 | -82.4% |
アミューズメント施設事業 | 3 | 10 | +233.3% |
コンシューマ事業 | (151) | 5 | ― |
その他 | 2 | (5) | ― |
全社又は消去 | (54) | (63) | ― |
営業利益率 | 14.8% | 14.0% | -0.8pt. |
当期純利益 | 218 | 400 | +83.5% |