Crosstalk
03
座談会
座談会から社風を知る
~グローバル社員編~

Member

人財開発本部
ロバート クー
イギリス出身
2023年入社

経営企画本部
陳 菲
中国出身
2012年入社

リスクガバナンス本部
アンドレ カストロ
ブラジル出身
2022年入社
Talk
01
入社のきっかけ
日本にいらっしゃった背景と、セガサミーグループに入るまでの経緯について教えてください。

アンドレさん
私は、オーストラリア留学中に出会った日本国籍の女性と結婚することをきっかけに、日本に移住しました。日本に来てから約10年になります。来日当初は日本語が全くわからなかったため、ブラジル料理のレストランでアルバイトをしながら言葉を学びました。もともとブラジルの弁護士資格を持っていたので、日本でも資格を活かした仕事を探し、クリーンエネルギーを扱う企業の法務部に就職。その後、2022年にセガサミーへ転職しました。
セガサミーで働きたいと思った理由は、子どもの頃からセガのゲームが大好きだったことに加えて、遊技機やゲーミングなど幅広い事業を展開している点に惹かれたからです。弁護士や法務で培った専門知識を活かして、コンプライアンスの観点からこの会社に貢献したいと思い、入社を決めました。

ロバートさん
私は、日本に来て20年ほどになります。イギリスの大学に在学中「卒業したら海外に行ってみたい」と思っていた時に、大学が出している求人票で日本の英語教師の募集を見て、思い切って来日しました。当時、日本のことはほとんどわかっておらず、「日本(Japan)」と聞いて思い浮かぶものは、「Mt.Fuji」と「Sushi」くらいしかありませんでした。
英語教師として5年ほど勤務した後に、キャリアの可能性を広げるために関西の大学院で修士を取得しました。31歳で日本企業に入社し、本格的に人事領域でのキャリアをスタート。メーカーや外資系IT企業でL&D(Learning & Development)、人財育成の分野を中心に約12年間経験を積みました。
セガサミーを選んだのは、これまでの経験を存分に活かせると感じたこと、積極果敢に挑戦できる文化や多様性を尊重する価値観に共感できたこと、そして働きやすい環境や制度が整っていたことが大きな理由です。採用面接の際にも「これまでのロバートさんの経験・知見を当社で大いに発揮してほしい」と面接官に声を掛けていただき、その瞬間にここで働く決意が固まりました。

陳さん
私は父の仕事の関係で小学校から海外に住んでいました。思春期を含め学生生活の中で一番長く住んでいたのが日本です。大学では政治経済を専攻し、卒業後は総合広告代理店に入社。グローバル展開する日本の有名ブランド電気製品やサービス等を担当し、海外展開や現地でのプロモーション立ち上げにも携わり、刺激的な日々を過ごしていました。
次第に「クライアント向けの仕事をするのではなく、自社の事業を手がけてみたい」という思いが強くなり、そんな折にセガサミーとのご縁がありました。当時はセガとサミーの経営統合から数年が経った頃で、グループとしても特にチャレンジ溢れる時期でした。セガサミー在職期間中に経営に関する知識を深めたいと、休職制度を利用してイギリスの大学院に進学してMBA経営学修士を取得。(現在は海外留学制度もあるため、そちらを活用し海外留学する事も可能です。)モバイルゲーム事業の新規子会社立ち上げや、グループとしての新規領域に挑戦する合弁事業である韓国での統合型リゾート開発(現在のパラダイスシティ)など、多岐にわたるプロジェクトに関わり、マーケティング戦略から現地(韓国)での経営まで幅広い経験を積むことができました。

Talk
02
仕事内容とやりがい
現在の仕事内容について教えてください。やりがいや楽しさを感じる点は?

陳さん
2022年、海外(韓国)から帰任するタイミングで事業開発に関する公募を社内ポータルで見かけました。のちに上長のサポートも得て手を挙げ現在のポジションに異動しました。異動先の経営企画本部のミッションは「グループの変革をリードする」こと。市場の変化を読み解き、セガサミーグループがもっと「感動体験を創造し続ける」企業となるための事業展開を推進しています。具体的には、他社との協業や投資先検討、M&Aなどが主な業務で、グループ全体の成長を見据えた協業や投資判断も行っています。
最近では、グループメイン事業のゲームや遊技機以外の分野で新たなIP(知的財産)創出を目指し、縦スクロールコミックを1stアウトプットとして様々なメディアに展開するための取り組みに携わっています。経営サポート役として投資額数十億円規模の合弁事業を通じて、セガサミーグループで初めてのゼロイチ事業立ち上げにチャレンジできることにやりがいを感じています。

ロバートさん
エンタテインメントコンテンツ事業の中心を担うコンシューマ分野では海外売上比率が半分以上を占め、ゲーミング事業においても海外市場をターゲットに考えていることから、セガサミーグループでは、グローバルな人財の採用・育成が重要なテーマとなっています。私は、当グループのヘッドクォーターで人財開発を担う一員として、グループ全体の研修プログラムを統一し、従業員向け研修の海外展開や新規プログラムの導入を手がけています。英語をはじめとした外国語をただ話せるのではなく、異文化理解なども含めた教育の必要性を感じています。
そうした中で特に注力しているのは、「マルチカルチャー人財」の育成です。当社において、マルチカルチャー人財とは「一定以上の英語力や海外経験など、当社独自の指標4条件のうちどれか1つ以上を満たす人財」と定義しています。このマルチカルチャー人財の比率向上を目指して語学や異文化理解の研修を実施することで、海外グループ会社の方々とのコミュニケーションを増やすことはもちろん、日本国内でも世界中から優秀な人財を集め、共に働くことができるダイバーシティ溢れる環境を実現できます。こうした環境変化をつくり出せるのは、この仕事の大きなやりがいですね。

アンドレさん
私はコンプライアンス審査・運用を行う部門でセガサミークリエイション株式会社の米国拠点であるSEGA SAMMY CREATION USA INC.のゲーミングライセンスの取得・維持をサポートする役割を担っています。ゲーミングに関わる製品・サービスを世界のあらゆる地域で合法的に提供するためには、このライセンスの取得・維持が欠かせません。
特にネバダ州のゲーミングライセンスは、世界でもトップクラスに厳しい審査基準が設けられており、取得・維持するためには企業としての徹底したコンプライアンス体制が求められます。現状、私はアメリカのスタッフと毎日連絡を取り合い、時にはアメリカ当局とも直接やり取りをするなど、毎日英語を使用しながら対応しています。
2024年現在、日本企業でネバダ州のライセンスを取得できているのは、実はセガサミーグループとほんの数社のみなのです。セガサミー独自のIPを活かした、日本らしい演出を加えたゲーミングマシンを世界中のお客様に楽しんでいただくために、日々の業務に真摯に取り組んでいます。
Talk
03
会社の魅力について
実際に働くなかで感じるセガサミーグループの魅力について教えてください。


ロバートさん
実は、私は幼い頃からセガサミーグループのコンテンツの大ファンです。子どもの頃に買ってもらった初めてのゲーム機はセガの『MASTER SYSTEM Ⅱ』でした。その次に買ってもらった『メガドライブ』もセガのゲーム機で、たくさんプレイしました。セガのゲームに夢中になったあの頃のワクワク感を、今この会社で働くことで再び味わうことができているように感じます。
社長である治紀さんはとても親しみやすいお人柄で、新入社員向けのイベントや毎月配信される社長メッセージの中で、家族や愛犬の話を気さくに私たちに話しかけてくれます。そのリーダーとしての姿勢や温かい人柄が、会社全体の文化にも根付いているように思います。セガサミーグループではカジュアルな服装で出社できる自由な社風があり、各従業員の個性を尊重してくれているように感じています。その光景を毎日見られるだけでもワクワクした気持ちになれます。ただ会社の利益を追求するだけでなく、みんなが自然体でいられる、そんな温かい会社だと思っています。

陳さん
セガサミーで働く魅力の一つは、業界の最先端トレンド、技術や情報に触れられることです。時代の変化を感じながら、新しい発見が絶えない日々を過ごすことができます。
私は、衣食住などの物質的な満足を超えた精神的な付加価値が、人生において大切だと考えています。セガサミーはまさにその思いを体現できる会社で、「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」というMission/Purposeのもと、ゲームやトイ、遊技機などを通じて、年齢、職業や国境を越えて幅広い人々に楽しんでもらえるエンタテインメントを提供できることも魅力として感じます。
職場の魅力として、グローバル社員が自然になじんでいて、コミュニケーションツールとしての英語学習への社員の積極性や会社からの手厚いサポートはもちろんのこと、英語圏に限らず異文化やグローバル商習慣への理解も進んでいると感じます。また、外部からの視点を尊重する文化が浸透しているので、中途入社の方も大いに活躍できる環境だと思います。

アンドレさん
セガサミーは、自由な発想と柔軟な働き方ができる会社です。一般的な日本企業の型にとどまることなく、常に新しい挑戦ができる環境が整っています。セガサミーは幅広い事業をグローバル規模で展開しているため、常に変化に満ちており、日々新鮮な気持ちで働くことができています。
普段からチームで協働する仕事が多く、意見交換やミーティングの場では皆がオープンに意見を交換しあい、「積極的に挑戦していこう」というポジティブな雰囲気があります。

Talk
04
プライベートの過ごし方
オフの日はどのように過ごされていますか? 趣味や日課があれば教えてください。

アンドレさん
オフの日は子どもと一緒に過ごすことが多く、家族との時間をとても大切にしています。また、昔から自然に触れ合うことが大好きで、毎朝出社前には鎌倉の海に行って泳ぐのが日課です。早朝の海で泳ぐのは、心身ともにリフレッシュできる最高の時間です。旅行も大好きなので、有給休暇を取得する際は必ず海外旅行に出かけ異文化に触れることで、新しい発見を楽しんでいます。

ロバートさん
私も、子どもたちと一緒にいることが多いですね。自転車で公園に行ったり、テントを張って一緒に遊んだりと、家族みんなでアウトドアを満喫しています。運動することが大好きなので、毎日欠かさずジムで筋トレをしています。体を動かすことで頭もリフレッシュできて、仕事の効率もアップするので一石二鳥です。目標は100歳を超えても元気で長生きすること、 健康第一をモットーにしています!

陳さん
私もアンドレさんと同じく旅行が大好きで、今までは海外を中心に数十カ国を巡っていましたが、最近は円安の影響もあり国内旅行が中心です。夏休みは離島の海、毎週末の小旅行は、新潟、長野や青森などの山がきれいなところにハイキングやドライブすることがマイブームです。「感動体験休暇」という制度を使って旅行することもあります。なお、このユニークな休暇制度は「感動体験をしたい」という理由で、年に3日間追加取得できる有給休暇制度のことです。感動の定義は人それぞれで、旅行だけでなく、ライフイベントの子どもの卒業式や、資格の勉強、大好きな映画を鑑賞して過ごすなど、その人の感性で定義づけることができます。

Talk
05
未来への展望
今後のビジョンや、未来を共に創る仲間へのメッセージを聞かせてください。

ロバートさん
現在担当している人財開発の領域では、グループ全体のL&D(Learning & Development)をさらに変革していきたいと思っています。研修スタイルを刷新し、eラーニングなどもこれまで以上に取り入れながら、社員一人ひとりによりパーソナライズされた学びの場を提供していくことが目標です。人財育成で積み上げた経験と健康・ウェルネスへの興味を活かし、将来は自身の会社を起業したいと考えております。
当社のMission/Purposeにある「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」という言葉の通り、私たちセガサミーの社員はとてもカラフルで楽しい毎日を過ごしています。そんな充実した毎日を送りたい方は、ぜひ当社に来ていただきたいと思います。

アンドレさん
セガサミーには多種多様な仕事・ポジションが存在しています。もしもあなたがセガサミーに入ったとき、希望のポジションに配属されなかったとしても、この会社には多くのチャンスが転がっていて、自分の興味を深められる機会がたくさんあります。色々な経験を通して、自分にとって一番ワクワクできる道が見つかるはずです。挑戦を恐れることなく、ぜひ思い切ってセガサミーに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

陳さん
引き続き事業開発や経営に携わりながら、誰かに感動してもらえるようなプロジェクトの後押しをしていきたいと思います。セガサミーには失敗を恐れず挑戦することが推奨される文化があるので、感動体験を創る側にチャレンジしたい方のご応募を心よりお待ちしております!
本日は皆さんありがとうございました。