Project
01
プロジェクトを知る
海外留学への挑戦
経営企画本部
花田 励
2012年入社
Project outline
海外留学制度とは?
セガサミーグループでは、社員の自発的なキャリア形成の機会を提供するとともに、未来のセガサミーグループをけん引する人財の育成を目的として、世界トップクラスの海外ビジネススクールにおけるMBA取得、ロースクールやデザインスクールでの各種資格取得を支援する制度を導入している。
Chapter
01
世界中どこででも戦えるビジネスパーソンを目指す
花田は、2012年に新卒でサミーに入社後、法務担当としてキャリアを歩んできた。海外企業との契約などの海外法務に携わり、マネジメントも経験。2018年から2年間、アメリカのコロンビア・ビジネス・スクールに留学し、MBAを取得した。
MBA取得を志した背景には、上司のアドバイスにより「知的筋トレ」を続けることの重要性を学んだことや、グローバルにワールドクラスの活躍をしている役員への憧れ、また「若いうちにストレスの強い環境に身を置いてより高みを目指したい」という思いがあった。
当時のセガサミーグループでは、海外留学を支援する制度が確立しておらず、花田へのヒアリングを重ね、少しずつ制度や規程等サポート体制を構築していった。花田は日々の業務と両立しながら2年間にわたり勉強を続け、第一志望であるコロンビア・ビジネス・スクールに合格した。このスクールを志望した理由について「大都市ならではのロケーションにより、各国の人脈とのネットワークをつくり、エンタメやビジネスの知見を得られると思いました。」と花田は語る。
留学生活に入ると、さらなる勉強の日々が待っていた。最初の1学期は、様々な国籍のメンバーで構成されるグループで、経営戦略や企業価値の分析などの必修科目を学んだ。ともに課題に取り組んだメンバーとは「一生の友人」だという。ディスカッションの機会が多く「留学経験があり、海外法務に携わっていたので、英語力には自信がありました。が、ついていくのがやっとでしたね」と花田は苦笑する。苦労はありつつも、チーム内で自分の役割を果たし続けた。
その後は、選択科目を集中的に学んだ。「それまでリーガルに特化していたので経営全般を学びたいと思っていました。選択科目がスタートした当初は、起業について重点的に学び、ビジネスプランを考えてベンチャー投資家にプレゼンするところまで経験しましたね。その後は、少しずつ投資やファイナンスに興味が移っていきました」と花田は振り返る。授業以外にも、課外活動として学生を日本に連れていき企業見学などを体験してもらう「ジャパントリップ」の幹事を務め、2年目には地元のスポーツテクノロジー系の会社でのインターンに参加。現地でしか得られない経験を積み重ねていった。
Chapter
02
帰国後の業務に留学経験がダイレクトに活きている
留学での一番大きな学びは何かとたずねると「資本主義の本質を肌で感じられたことは仕事観や人生観に大きな影響を与えました。グローバル経済の中心地であるニューヨークというロケーションで、学生の特権を使って様々な分野の一線級のビジネスパーソンから教えを請うことで、知見が非常に広がりました。留学を通して、世界中どこでも戦っていける自信を得ることができました」という答えが返ってきた。
帰国後の花田は「MBAの知見を活かして、グループ全体の経営に関わりたい」という希望が叶い、セガサミーホールディングスの経営企画部に配属。グループ全体の経営企画や資本政策などに携わっている。さらに、事業開発課のM&A専門チームで、グループのM&Aを推進する役割も担う。「経営を考えるうえでのフレームワークや、グローバルビジネス上の共通言語など、留学での学びがダイレクトに役立っています」と目を輝かせる。
今後の目標について「グループのトップマネジメントレベルの意思決定を直接補佐する今の役割に強いやりがいを感じていて、今の職場でやれるだけのことはやりきりたい。その後は、新規事業などで自ら最前線に立って事業をリードしていくような力をつけていきたいと考えています。もっともっと自分の知識や経験の幅を広げていきたい」と自信に満ちた表情で話す花田。セガサミーホールディングスを志望する学生へのメッセージをたずねると「エンタメ業界で海外留学制度まで整えるほど人財育成投資を重視している企業は極めて稀です。また、年齢にかかわらず、本人の意欲や能力に応じて若いうちからかなり裁量のある仕事を任せてくれる度量もあります。セガサミーグループはコンテンツを生み出す力が非常に強いので、そういった優れたコンテンツをいかにビジネスとしてグローバルに展開していくか、というやりがいのある課題に一緒にチャレンジしてくれる仲間をお待ちしています!」と熱く語ってくれた。