
- HOME >
- A Message from the President and CEO「短期、中・長期の成長シナリオ」


現実を直視したシナリオを描く
2015年3月期は収益構造を再構築するステージと位置付け、増収・減益計画としました。
遊技機事業は、液晶ロムの大容量化や可動役物の増加等により一時的に利益率が低下し減益を見込み、アミューズメント機器事業は先行投資に伴う営業費用の増加等により、損失の拡大を見込んでいます。アミューズメント施設事業は消費税引き上げの影響により損失を見込んでいます。また、コンシューマ事業は、デジタルゲーム分野が牽引役となり、前期比230%の増益を見込みます。株主・投資家の皆様のご期待に背くことがないよう、厳しいコスト管理も推し進めながら計画の必達を目指します。
経営統合直後の水準である営業利益1,000億円への回帰という目標は、引き続き追い求めていきますが、現状を直視しながら現実的なシナリオを描いていきます。かつては1タイトルで30万台以上を販売した時代もあった遊技機事業ではありますが、現在の市場環境を踏まえ、主力タイトルでも10万台前後に留まることを前提に目標を設定していきます。今後、優勝劣敗が一層、鮮明になる市場環境の中で、パチスロ遊技機、パチンコ遊技機ともにトップシェアを獲得し、500億円程度の営業利益を安定的に創出することを目指します。(株)セガは、構造改革を通じて、まずは200億円の営業利益を確保するところまで体質を改善していきます。これらを合計した700億円を当面の目指す利益水準とします。その後は、(株)セガの一層の強化並びに、その他事業会社の育成を通じて1,000億円への回帰を目指します。そして将来を見据えながら、この間に生み出すキャッシュをIR事業に投資していく方針です。


