利益成長と配当の両面で還元

成長戦略を通じた利益の拡大と、株主の皆様への直接的な利益還元である配当金の安定的な実施の両面で企業価値の向上を実現していくというのが、利益還元の基本方針です。また、これまでご説明してきた通り、当グループは、持続的な企業価値向上に向けて、既存事業の育成を進めるとともに、より長期的な視野に立って持続的な発展を遂げていくための先行的な投資も進めています。また、IR事業への参入が実現した場合は、大規模な投資が必要になります。厳選した優良案件への投資を機動的に意思決定できるよう、毎期の純利益による積み増しで、ネット・キャッシュ1,500～2,000億円程度の余資を準備していく方針です。

配当金については、毎期の税引後利益のうち、20～30%程度の配当性向を目途に、株主の皆様に還元させていただく方針です。成長分野への投資とのバランスを考慮し、毎期、柔軟に判断していきます（当期の配当金及び次期見通しは「株主価値」をご参照ください）。