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- A Message from the President and CEO「将来の事業の柱として位置付けるIR事業」


IR施設の開発・運営に関するノウハウを蓄積する
現在、国内ではカジノを含むIR事業に関する議論が活発に行われています。IRが産業として確立すれば、国際観光収入の拡大や雇用の創出、税収の増加による財政の改善等、極めて大きな経済波及効果が期待されます。
当社も将来の新たな事業の柱と捉え、様々な準備を進めています。法制化された後に、事業者としての選定を受けるための最も重要なポイントは、実績に裏付けられたIRの開発・運営ノウハウになると考えています。カジノのオペレーションはもとより、ホテルやエンタテインメント施設、物販、飲食等を含むIR施設全般の開発・運営に係るノウハウを蓄えていく方針です。様々な業界の企業が参入に興味を持たれていますが、ノウハウの蓄積の面では、当グループは数歩先を進んでいる自負があります。当グループは、韓国Paradise Groupとの合弁会社PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社出資比率45%)を通じてParadise Groupが運営していたカジノ施設のParadise Casino Incheonを取得しました。そこに人財を派遣しノウハウの蓄積を進めています。2017年には仁川空港隣接地で、韓国初となる統合型リゾートを開業する予定です。このほか子会社のフェニックスリゾート(株)が運営する「フェニックス・シーガイア・リゾート」や、韓国釡山広域市の最先端複合都市「センタムシティ」開発計画への参画など、知見の獲得に向けた様々な布石を打っています。また、セガサミークリエイション(株)を通じ、カジノ機器の開発にも取り組んでいくほか、財務健全性や資金調達力、コンプライアンス体制など選定されるための様々なポイントへの目配りを怠りなく進めていきます。
カジノ施設の設置に関しては、法制化前の状況であり、具体的計画を策定できる段階にありませんが、選定を受けるためには、先行して準備を行う必要があります。一方で、先行投資に関しては、慎重に進めていきます。今後も適正な範囲内にリスクを抑制していく考えです。