People
人を知る
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人財開発本部
高橋 美沙生
環境エネルギー研究科卒
2023年入社
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被災地で気づいた、人間らしい生活のために必要なこと
中学生の時からNGOのボランティア団体の活動に参加し、東日本大震災の被災地で農業や漁業、子どもと遊ぶなど、生活支援のボランティア活動を続けてきました。「困っている方の力になりたい」という想いを持って活動する人々の姿に憧れ、将来はそういった人になりたいと思うようになりました。こうした理由から、大学院では通っていたボランティア団体の活動について研究しました。
就職活動の軸は、人間らしい生活のために必要な産業に関わること。被災地でのボランティア活動では、子どもたちとゲームやおもちゃで遊ぶことが大切でした。彼らが楽しいと感じ、笑顔でいられる時間をつくる、そして彼らの親がその笑顔を見て安心するためです。そのとき、「エンタテインメントは人々の生活に必要である」と感じました。
サステナビリティ意識の高いエンタテインメント企業を志望し、さまざまな会社のウェブサイトの社長メッセージやサステナビリティ活動を調べました。その中でもセガサミーホールディングスは、私が通っていたボランティア団体の活動に商品を寄付していたり、ロシアによるウクライナ侵攻の際は真っ先にフェニックス・シーガイア・リゾートに避難民を受け入れるなど、意欲的に取り組んでいたのです。そうした社会に対する会社の姿勢に惹かれました。エンタテインメントを通して困難な状況下にある人々をも笑顔に、そして社会を元気にしたいと思ったのです。

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会社と自分の道が交わる
入社して約3週間はセガサミーグループの同期約250名と、セガサミーグループとして大切にしている価値観やグループの事業、ビジネスマナーなどの新入社員として必要な知識・スキルについて学ぶ全体研修があり、その後セガサミーホールディングスの個社研修で自社に対する理解を深めました。就職面接でも人事、特に教育分野が第一志望と伝え、希望通り5月から現在の配属先で、セガサミーグループの企業内大学“セガサミーカレッジ”の運営に携わることに。
グループ全社員を対象に希望制で参加を募る手上げ式研修と若手社員向け研修、サステナビリティ研修(障がい者理解や女性活躍推進など)の3つの領域を担当しています。業務内容は、研修の企画立案や、研修運営全般です。実施する研修の内容やスケジュール、予算を決定することはもちろん、スケジュールに沿って適切に研修を運営することも担当として大切な役割です。例えば、手上げ式研修を実施するにあたっては、まず社内ポータルサイトで研修内容を掲示し、参加者を募集。募集定員に対して応募が多い場合は抽選とし、参加者への連絡などの準備をします。研修当日もオブザーバーとして参加して状況を確認。研修終了後は参加者にアンケートを取り、今後のプログラムに反映するといった業務を行います。
研修はほぼ毎日開催され、論理的思考力や問題解決力、交渉力、ファイナンス、マーケティング、メンタルヘルスなどテーマは多岐に渡ります。これらは基本的にどの職種であっても役立つスキルであり、社員一人ひとりが自身の課題に合わせて求める知識・スキルを習得できるよう、プログラムを提供しています。
また四半期に1回程度、著名人や専門性の高い方を招いて講演企画も開催。今どういった話を聞いてもらいたいか、またより多くの社員に参加してもらうにはどうすればよいか、セガサミーカレッジへの興味を訴求することや社員のニーズも鑑みて、キャスティングを検討します。ときには講演者へのアポイントメントや交渉を直接行い、講演会の台本作りなど運営のための準備を行います。グループ全社員がどこからでも受講できるよう、研修は基本的にオンラインと対面形式を併用しています。

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多様な人が集う、自由な学びの場をつくる
今までで最も大変だったのは、障がい者理解のための研修を担当したとき。障がい者の方々が実生活でどのようなことを感じられているのか、どのようなサポートがあるとバリアフリーであるか、実際の体験を通じて学びと理解を深めるための研修です。手上げ式で実施するのはその年が初めてだったので、過去のノウハウも少なく、準備が大変でした。参加者を集められるか不安でしたが、障がい者理解がゲームやアミューズメントの可能性を広げること、セガサミーグループには障がいのある社員もおり、ともに働きやすい環境整備にも繋がることなどをアピールしたことで、結果的にグループ会社全体から多くの社員に参加してもらうことができました。セガサミーグループがすでに障がい者向けに行っている取り組みをまとめて紹介したり、視覚障がいのある社員に、当事者の立場からどのようなサポートが求められているのかを登壇して話してもらうなど、悩んだときは先輩社員や上司、セガサミーグループのサステナビリティ部門と相談しながら研修をより良くする方法を考えました。
そして実際に研修の様子を見て、多くの参加者が充実した学びを得られたのではと実感することができました。ゲーム開発に携わる方から「障がい者の方々により楽しんでいただけるよう、今後更に視野を広げて新しいものを作っていきたい」という感想をいただくなど、研修実施後に行ったアンケートでは参加者の方々から高い評価を得ることができました。
現在のセガサミーカレッジのプログラムは研修がメインですが、今後はカレッジという名の通り、自主的に多様な人々が集い、好きなことや学びを共有できるような、より自由な学びの場になればと思います。さらに充実した学び・成長の場にすることで、セガサミーグループが提供するサービスや事業の発展にも結びついていくはずです。
目標はセガサミーカレッジを通して新しいものを生み出し、困難な状況に置かれた人にも感動体験を届けること。自分の仕事に誇りを持ち、これからも社員が誇りを持てる会社にしていきたいと願っています。

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学生/弊社へ入社を志望される方へのメッセージ
自分と会社に誠実に向き合って就職活動をして欲しいと思います。私は絶対にセガサミーに入りたいと思い、これまで自分はどういうときにどういった価値基準で選択をしてきたか、自分自身にまっすぐ向き合ってエントリーシートや面接の準備を進めました。そしてセガサミーグループの領域で惹かれる部分は何かを考え、企業レポート、インタビューや新聞記事などを読み込み、会社に誠実に向き合うようにしました。
会社に対する真摯な想いを、面接官は必ず真っ直ぐ受けとめてくれると思うので、面接やエントリーシートでその想いをぶつけてみてください。セガサミーは、みなさんの想いに寄り添ってくれる会社だと、自信を持ってお伝えできます。