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人を知る
07

総務本部
新井 将則
情報メディア学科卒業
2014年中途入社
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01
障がい者採用枠で入社後、自由で主体的に働く社風に驚いた。
大学を卒業して他企業に総務として勤めていたころ、視覚障がいに。足元が見えづらかったり視野がぼやけたりするハンディキャップを持ちながら働くことになりました。そのとき、ちょうどセガが、障がい者採用枠で総務職を募集していて。子どもの頃から親しみをもっていた企業でしたし、これは運命だと思って応募したところ、採用に至りました。
入社して間もない頃、印象的なことがありました。それは、上司に質問をしたとき、「あなたはどう思う?」と聞かれたこと。それまでは、わからないことは人に聞いて教えてもらうものだと思っていたのですが、これをきっかけに、まず自分で考えてみることが大事だと気づきました。たとえ間違っていても、質問して気づき、直していけばよいのですから。この姿勢は今でも心がけていることですね。もう一つ驚いたのが、社内で上司や役職の方を、「さん付け」で呼ぶこと。上の方との距離が近いのは、とても良い文化だと思います。服装も自由で、私も普段は結構カジュアルな服装で働いているんですよ。

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02
各社の考え方や文化の違いを踏まえ、「あるべき姿」をめざす。
現在私が所属しているセガサミーホールディングスは、セガ出身の人、サミー出身の人、そしてセガサミーホールディングスから入った人、グループ会社の方々も含めて、様々な経歴の社員がいます。当然、それぞれが経てきた環境や文化、仕事の進め方も違いますし、さらに個人の考え方も違う。その中で、私たち総務はそれらをどう調整してルール化していくかという点が大変さでもあり、重要なことでもあります。
たとえば、社内の申請書類も、どこまで細かな項目を記入するかが各社で異なるので、どう統一するかという調整が必要に。その際、「このやり方で」と一方的に押し付けることはしません。総務としての方針を各社に伝えつつ、事業を動かす側の意見を聞いて、適切な落としどころを見つけていきます。大事にしているのは、本来はこうだよねという「あるべき姿」を見極めること。何を根拠に決めたのかを明確にしたうえで、良い形に統一化、標準化していくよう心がけています。

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03
障がいを持つ人、持たない人。両者の気持ちがわかるから、できること。
私が日頃から大事にしていることは、「理解」と「共感」です。私の障がいは後天的なものなので、健常者と障がい者、双方の気持ちがわかります。それを生かして、たとえば、障がいを持つ方には自分と同じように悩んでいることを聞き、健常者には障がい者と仕事をする中でわからない部分を聞き、お互い仕事がしやすい環境を作れたらと考えています。
障がい者にもいろいろな人がいて、私のようにオープンに話す人もいれば、そうでない人もいますが、仕事をするうえでは「どの部分ができて、どの部分ができないのか」を理解していたほうがやりやすいし、それは当事者が発信しないと伝わりません。そのためにはやはり、お互いの理解を深めるコミュニケーションが大事だと思いますね。
多種多様な社員がいて、自由でフレンドリーな社風をもつセガサミーだからこそ、「いろんな人がいて良いいよね」という考え方が、今後さらに広がっていくと思っています。

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04
学生/弊社へ入社を志望される方へのメッセージ
就職活動でも、日常生活でも、ぜひいろいろな人と接し、自分のことを話してみてください。それは、自分の世界を広げることでもあり、同時に相手の世界を広げてあげることでもあります。その広がった世界が交わるとは限らないし、話した相手と仕事をすることはないかもしれない。それでも、世界を広げること自体に意味があります。私たちのグループミッションにも「社会をもっと元気に、カラフルに。」という言葉がありますが、一人ひとりの世界が広がることで、社会全体が本当にカラフルになっていくと信じています。