「最高のライブになる」―2度目のワンマン開演
7月31日に品川インターシティホールで開催された、SEGA SAMMY LUXとして2度目のワンマンライブ『JACK POT』には900人以上が来場しました。公演タイトルのJACK POT(ジャックポット)とは、カジノのスロットマシーンで“大当たり”という意味。この日は、チームがD.LEAGUE初年度となる20-21シーズンに参入して以降、現在までの6シーズンの間に作り上げてきた作品の中から選りすぐりの作品を披露するとともに、バックダンサーや振付師としても活躍し昨シーズンSPダンサー※も務めたプロダンサーDaichy Salas(ダイチ・サラス)さんが登場したほか、21-22シーズン、22-23シーズンの2年間SEGA SAMMY LUXのレギュラーダンサーとして活躍したRAARAも特別出演。また、23-24シーズンからともに闘ったMAAAOと踊るラストステージにもなりました。
※D.LEAGUEにおいて特定のROUNDのみにスポット参戦するゲストダンサーのこと
開演前から、LUMEN(ルーメン / SEGA SAMMY LUXのファンネーム)の皆さんは楽しみな気持ちを隠し切れない様子。「今のメンバーで踊るのが今日で最後ですし、今までのいろいろな作品が見られるので楽しみです」という声や、「RAARAさんのダンスは見たことがないので楽しみ。昔の曲がかかるので期待しています」という声も寄せられました。
開演直前、メンバーたちは円陣を組みました。その中でのやり取りからも、SEGA SAMMY LUXの結束力の高さや前向きな熱い気持ちが伝わってきます。
TAKI
この日までタイトなスケジュールだったと思うけど、昨日通しリハをやって、絶対に最高のライブになること間違いないと思った!一人ひとりが自信を持って楽しみながら、今日来てくれた皆さんに最高のパフォーマンスと、エンタテインメントでおもてなししましょう!
NOSUKE
そしてMAAAOちゃん!
MAAAO
喋ったら泣いちゃいそう。今日はラストステージということでかましたいと思います!
全員
Let’s Get Lit! (盛り上がろう!)SEGA SAMMY LUX~!!!!!!
18時の開演を迎えると、メンバーが一斉にステージへ。
ワインレッドのジャケットに身を包み、カジノをモチーフにしたダンスから、2年ぶりのワンマンライブがスタートしました。
各演目の間には今回のワンマンライブのために撮影された、メンバーが出演するオリジナル映像作品が数多く披露され、会場に大きな笑いを呼び起こしました。チーム外の活動でダンスの世界大会に挑戦するため、今回の出演を見合わせたSHUTOは映像演出での出演となりました。
映像演出内における各メンバーの演技が観客の笑いを誘った
このオリジナル映像作品についてTAKIは、「ダンスとダンスの間も楽しんでもらえるような演出にしたいと思っていました」と明かし、KURASHOUも「セガサミーグループらしいエンタメ演出へのこだわり」と語りました。
KURASHOU
オリジナル映像作品には、スロットが回って3つの絵柄が並ぶ演出があり、この部分はみんなでアイデアを出しあいました。揃った絵柄が示唆する演目が次のダンスとして披露される流れでしたが、ただ絵柄が揃うだけでは面白くないので、会場の皆さんの声援がスロットのコインへと変換され、コインの数が1992枚に達したところで『1992 LO LIFE』(D.LEAGUE 21-22シーズンROUND.1)の演目につながるサプライズや、ゲストダンサーの紹介へとつなげていったんです。こだわった分制作に時間がかかり、映像の編集担当の方と一緒にワンマンライブ当日の2、3時間前まで編集作業をやっていました(笑)
他にも映像演出では、スロットマシーンで当たりがでないKoodyがメンバーになぜか様々な角度から何度も褒められ、彼が感謝する映像表現から、自身がエースを務めた作品『ありがとう!〜感謝の光』(D.LEAGUE 25-26シーズンROUND.3)に繋がる流れや、ゲストダンサーであるDaichy Salasさんが映像演出に登場し、SPダンサーを務めた作品『Breakthrough』(D.LEAGUE 25-26シーズンROUND.5)へ移るなど、細部へのこだわりが随所に感じられました。
RAARAが一夜限りの復活。「伝説の作品」にLUMENも涙
一方で、会場の空気が変わったひと時も。SPダンサーを経てレギュラーダンサーとなりSEGA SAMMY LUXの一時代を支えてくれたRAARAと、現メンバーが共演した特別パフォーマンス『RAARA_Urchin&Womb』の演目です。とりわけ、無数の棘があしらわれた独創的な衣装で『Urchin(訳:ウニ)』のパフォーマンスが始まったときには、会場のボルテージは瞬く間に跳ね上がりました。
“伝説のパフォーマンス”とも称される、完成度の高い21-22シーズンROUND.2『urchin(訳:ウニ)』を披露
当時と変わらぬ存在感を放つRAARAの圧倒的なパフォーマンスに、チーム誕生初期から応援を続けてくれているLUMENは公演後、「感動して涙が出ました!」「RAARAさんを見て友人同士でずっと泣いていました」と大感激した様子で語りました。
TAKIも「『urchin』は間違いなく伝説の作品」と言及し、「RAARAを知らないLUMENの方も増えてきていると思いますが、RAARAは一瞬で会場を魅了してくれました。リハーサルから『これはとんでもない演目になるんじゃないか』と思っていました」と称賛。RAARA本人も久しぶりの共演について、「みんなの背中を見た瞬間に『わーー!懐かしい』という想いと当時の記憶が蘇って、結構うるってきちゃって……(笑)。でも、ここで泣いたらダメだと思って堪えました。結構、感慨深かったです。」と、笑顔で語ってくれました。
RAARA
LUMENの皆さんは本当にアットホーム。RAARAの映像が流れた時、みんながすごく歓声をあげてくれて。とても緊張していましたが、歓声を聞いて、ここはLUMENの皆さんのいる空間だから、安心してパフォーマンスができると思いました。心強かったですね。
STUDIO LUXからも選抜出演―「最高な踊りができた」
今回のワンマンライブ『JACK POT』には、SEGA SAMMY LUXの次世代育成組織であるLUX CANDELA(ルクス・カンデラ)のメンバー5人(@KO / AiYu / mirai / TAIYOU / MIINANA)が参加しました。さらに、SEGA SAMMY LUXの新拠点「STUDIO LUX」(スタジオ ルクス)で本格的なダンスを学ぶ「LUX ACADEMY」から選抜メンバー11人も出演しました。選抜メンバーとして、下は10歳から上は19歳までのダンサーが登場し、この日のために用意されたオリジナル楽曲『CANDELA & Studio LUX』と、SEGA SAMMY LUX名作のひとつ『キョンシーカンフー_2026ver.』を披露。900人以上が詰めかけ満員となった会場を若き才能たちが盛り上げました。まさにSEGA SAMMY LUXの歴史に新しい1ページが刻まれた瞬間になったのです。
ステージに立った一人、LUX ACADEMYのダンサー・荻原 久遠(おぎわら・くおん)さん(19)は、公演を終えて「SEGA SAMMY LUXのメンバーと一緒に踊れた実感がないんです」と、少し夢見心地な様子でした。STUDIO LUXに入ったのは、D.LEAGUEのROUNDにてSEGA SAMMY LUXのパフォーマンスを見たことがきっかけだったそう。「シンクロやパフォーマンス力に圧倒されてはまりました。この人たちのようになりたいと思い、LUX ACADEMYに入りました」と語り、現在は並行してダンスの専門学校にも通いながら、日々腕を磨いています。
そしてLUX ACADEMYについて、「やるときは真剣にやり、はじけるときははじけるところが好きです」とコメント。ダンスに真剣に向き合うとき、仲間と笑い合うとき、このメリハリのついたクラスの雰囲気の中でダンスに向き合うことで、自分のスキルが「右肩上がり」になっていることも実感しています。ワンマンライブのステージに立った経験を振り返り、「実際に(D.LEAGUEの)ROUNDに立った時の景色が想像できました。自分の良い面も感じつつ、修正したいスキルやメンタルも垣間見えました」とコメント。成長へのさらなる伸びしろをご自身でも感じています。
また、もう一人ワンマンライブで輝いた若い力に目を向けてみましょう。この日の最年少ダンサーである10歳の木下 さらさんは、『キョンシーカンフー_2026ver.』での堂々としたパフォーマンスで会場を魅了しました。
本人からは、「最初は緊張していたんです」という本音も聞かれましたが、会場の声援が後押しとなり、「最強で最高な踊りができたと思います」と笑顔も見られました。
ダンスは幼稚園の年長から始め、SEGA SAMMY LUXを知ったのは小学3年生のころ。そのスタイルを見て「かっこいい」という想いを抱き、「私もあんなふうに踊りたい」と思っていたそうです。そんな中STUDIO LUXオープンの話を知り、スタジオの門をたたいて今に至ります。憧れのダンサーたちとの共演を「言葉に表せないぐらい嬉しい。本当に今回出演できたことに感謝するしかない」と話すとともに、「最強で最高な踊りができたからこそ次も頑張りたい」と意欲をみせました。今回のワンマンライブでの経験が彼女のさらなる成長を加速させていきそうです。
貴重なステージに立った2人の夢は、SEGA SAMMY LUXのメンバー入り。リーダー・TAKIも、次世代の活躍にかつての自分を重ねて、チームの未来を思い描いています。
TAKI
SEGA SAMMY LUXが結成された当初の僕も、彼らと同じくらいの年齢だったと思うんです。夢の循環じゃないですけど、みんながSEGA SAMMY LUXのメンバーになりたいと思ってくれていたら嬉しいですし、その熱も伝わります。STUDIO LUXができたことによって、そういう子が一人でも増えて、これからSEGA SAMMY LUXという組織がもっともっと大きくなっていったら良いなと思っています。
MAAAOのラストパフォーマンスーチームは「原点回帰」で新シーズンへ
SEGA SAMMY LUXの軌跡と未来を感じさせた『JACK POT』。アンコールでは『SQUAD』(D.LEAGUE 24-25シーズン テーマ曲)を披露し、ステージも客席も一体となって盛り上がるなか、幕を閉じました。「準備は本当に大変なんです」と舞台裏の苦労をにじませたKURASHOUも「ライブは、始まっちゃうと一瞬でしたね」と話し、「SEGA SAMMY LUXの歴史を2時間にぎゅっと詰め込みました。LUMENの皆さんも楽しんでいただけていたら、それで僕はもう満足」と安堵の表情を見せました。TAKIも「走り切った」と完全燃焼の気持ちを語りつつ、「MAAAOちゃんが最後だったんですけど、始まる前から終わりたくないと言っていて、僕もその通りだと思って。踊っていて、改めて最高の仲間だと思いました」と、現メンバーでのラストステージを惜しみました。
共に切磋琢磨した仲間がチームを離れることに、どのメンバーも寂しさを感じているはずです。しかし今回のライブでは終始笑顔があふれていました。2年前のワンマンライブでは公演の終盤、感極まって涙するメンバーもいましたが、2年たった今、良い意味で肩の力が抜け、ダンスを楽しむ雰囲気が感じられました。TAKIにその違いを尋ねると「その通りですね」と切り出し、こんな想いを語ってくれました。
TAKI
前回は初のワンマンライブということもあって、“単独でこんなライブができるようになったんだ”とすごく感慨深くなり、みんな涙しました。今回はテーマが『JACK POT』でしたので、すごく楽しく、ファニーなライブにしたいという想いがあって、楽しい雰囲気で終われたのかなと思います。
25-26 ROUND.4「狂気」のパフォーマンスを見せるTAKI
新たな目標のためチームを離れることとなり、今回がラストパフォーマンスとなったMAAAO。
公演後、MAAAOは「この日が最後になる実感が湧かない」と言いつつも、「ダンサーとしてもっと引き出しを増やせるように頑張っていきたい」と意気込み、メンバーに向けては、「次のシーズン、チャンピオンシップへ行ってほしい」とエールも送りました。別々の道に進みますが、これからもダンスシーンを盛り上げていく仲間であることに変わりはありません。
そして、チームは10月から始まるD.LEAGUE 26-27シーズンに向けた準備を進めています。昨シーズンのチャンピオンシップでは、FULLCAST RAISERZやMedical Concierge I’moonといった自分たちのスタイルを突き詰めたチームがファイナリストとなりましたが、TAKIとKURASHOUに26-27シーズンの意気込みをうかがうと、奇しくも「原点回帰」という言葉が飛び出しました。
SEGA SAMMY LUXもいま一度、自分たちのスタイルで巻き返しを目指します。
ワンマンライブ後には感極まり涙するLUMENの姿も見られ、「24-25シーズンも、25-26シーズンのときも悔しい思いをたくさんしているので、SEGA SAMMY LUXらしいスタイルで勝ってほしい」という激励のメッセージを送りました。
HIP HOPのスタイルから始まり、表現の幅を広げてきたSEGA SAMMY LUX。2度目のワンマンライブ『JACK POT』はダンスとエンタメの融合による最高の一瞬を生み出す「パワー」と「創造性」を改めて感じさせてくれました。この『JACK POT』を起点に、今秋から始まる新シーズンにてSEGA SAMMY LUXの新たな歴史の幕が上げる瞬間が、今から待ちきれません。