財務・業績・ESG情報
収益情報(全社・セグメント別)
年間
2024年3月期
売上高
遊技機事業、そしてエンタテインメントコンテンツ事業のコンシューマ分野における主に国内・アジア地域の販売が好調に推移し、またRovio Entertainment社を連結したことから、連結売上高は前期比で20%増加し、4,678億円となりました。
営業利益
エンタテインメントコンテンツ事業は主に欧州コンシューマ分野が低調に推移したことにより減益となりましたが、遊技機事業は『スマスロ北斗の拳』を中心に、パチスロ機の販売が好調に推移したことから大幅な増益となり、営業利益は前期比で21%増加し、568億円となりました。
経常利益
営業外費用として支払手数料や投資事業組合運用損を計上した一方で、営業外収益としてパラダイスセガサミー等を含む持分法投資利益のほか、受取利息、投資事業組合運用益を計上したことから、経常利益は前期比で20%増加し、597億円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益
エンタテインメントコンテンツ事業のコンシューマ分野におきまして、欧州スタジオを中心とする経営環境の悪化に伴い、構造改革の実施を決定したこと等により約192億円の特別損失を計上いたしました。加えて、前期低水準であった税金費用等が増加したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比で28%減少し、330億円となりました。
四半期
2025年3月期
第2四半期
2025年3月期中間連結会計期間は、主に前期ヒットした『スマスロ北斗の拳』の反動減により前年同期比で減収となりました。一方で、エンタテインメントコンテンツ事業においてはコンシューマ分野及び映像分野が好調に推移し、遊技機事業においても各タイトルの販売が概ね堅調であったことから、売上、利益ともに期初に想定した水準を上回って推移しております。
また、海外開発スタジオのAmplitude Studios SASをMBO方式で譲渡したことに伴い、当第2四半期に59億円を特別損失として計上いたしましたが、前期第2四半期に計上した欧州拠点の事業再編損からの反動や、第1四半期に実施したフェニックスリゾート株式会社の株式譲渡による特別利益の計上等に伴い、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比で増益となりました。
なお、今期より経営指標としている調整後EBITDAは348億円となり、前年同期の375億円を下回る結果となりましたが、こちらも期初の想定を上回っております。
第1四半期
2025年3月期第1四半期は、前年同期の『スマスロ北斗の拳』の大ヒットの反動により、前年同期比で減収減益となりました。一方で、エンタテインメントコンテンツ事業においてはコンシューマ分野のフルゲーム新作、リピート販売を中心に堅調に推移し、また遊技機事業においても各タイトルの販売が同様に堅調に推移したことから、前年同期からの経常利益における減益幅は12億円にとどまりました。さらに、今期より経営指標としている調整後EBITDAは、258億円となり、前年同期の247億円を上回る結果となりました。
また、フェニックスリゾート株式会社の株式譲渡により特別利益約84億円を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で増益となりました。