コーポレート・シチズンシップ
子どもと教育への支援
- 世界の子どもたちにワクチンを(エコキャップ回収運動)
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セガサミーグループでは、大崎本社各階でのペットボトルキャップの回収を通じ、CO2排出削減と世界の子どもへのワクチン接種普及に寄与しています。キャップは、専門業者によってリサイクルされることで焼却処分時のCO2排出を抑えられるほか、業者への売却時に発生する収益を『認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会(JVC)』に寄付することで、世界の子どもたちの健康維持に協力することができます。
2023年3月期は95,000個のキャップをリサイクルし、598.5kgのCO2排出を抑制、95人分のワクチン購入額をJVCに寄付しました。
- 絵本を届ける運動
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セガサミーグループでは、紛争地域などに暮らす子どもたちへのエンタテインメントを通じた貢献を目的として、公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会の「絵本を届ける運動」に参加しています。社員から不用品の提供(『ブックオフ公式オンラインストア』にて換金)や社内の自販機募金とともにマッチングギフトを活用し、日本の絵本を購入。そして、現地語訳のシール貼り~送付するまでの一連の活動を、グループ社員で分担、2009年の活動開始から計3,633 冊の絵本を現地へ送っています。エンタテインメントを通して、すべての子どもたちが夢を持って生きていくことができる世界が訪れることを願い、この活動を続けていきます。
- 小・中学校への出前授業
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セガサミーホールディングスおよびセガは、2022年7月、北海道千歳市内の5つの小・中学校で、プログラミング、ダンス、サステナビリティに関する出前授業を実施しました。
セガサミーグループが主催する「長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の開催地である千歳市の子どもたちに向けて、セガサミーグループが保有するコンテンツやノウハウを活用した教育支援を行う取り組みです。小学4年生を対象にしたサステナビリティに関する出前授業では、セガサミーホールディングス サステナビリティ本部の社員が講師となり、環境問題に関するレクチャーやワークショップを行いました。
セガサミーグループでは、今後も豊かな社会の実現と文化の創造に貢献するため、自社グループの事業に関連した資産を活用し、未来を担う子どもたちへの教育支援活動に積極的に取り組んでいきます。
小学4年生を対象としたサステナビリティに関する授業の様子
- セガサミーグループ ファミリーデーの開催
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2022年8月、3年ぶりとなるセガサミーファミリーデー「カラフル夏祭り ~みんなでもっと元気に、カラフルに~」を、グループ本社にて開催しました。
ファミリーデーは、従業員のご家族など大切な方々を会社に招待し、普段の仕事やセガサミーグループについての理解を深めていただいたり、従業員のご家族同士の交流を促進する取り組みです。
3年ぶりに行動制限のない夏を迎えたことから、グループ内でも希望が多かったファミリーデーのリアルイベントが企画されました。“夏祭り”をテーマに、セガサミーグループが得意とするエンタテインメント要素を盛り込んだ本イベントには、小学生以下のお子様約350名を含む900名の方々に参加いただき、法被(はっぴ)を羽織ったグループ従業員がお祭り気分を盛り上げて参加者を迎えました。
セガサミーグループは、ミッション(存在意義)に「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」を掲げています。従業員が大切に思う方々を職場に招いて笑顔になっていただく、会社を好きになっていただくことに加えて、グループ会社が一丸となることでグループのエンゲージメントを高める目的もあります。今回のファミリーデーには、グループ会社11社がコンテンツ・サービスを提供。お子様はもちろん、従業員を含めて大人も笑顔あふれる1日となりました。
- 高校生を対象としたパソコン寄贈プロジェクトへの参画
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2023年、セガサミーホールディングスは、認定NPO法人CLACKが実施するプロジェクト「Pass the Baton(パスザバトン)」に賛同し、使用頻度が低くなったセガサミーグループ本社のノートパソコンを高校生の教育支援に活用していただくことを目的として寄贈しました。このプロジェクトは、経済的事情でパソコンの購入が難しい高校生に、企業から寄付された使用済みパソコンとともに完全無料のプログラミング学習支援とキャリア教育を届けています。
企業から提供されたパソコンは、認定NPO法人CLACKと提携している株式会社パシフィックネットによって、情報漏えいを防ぐためのデータ消去、クリーニング、OSの再インストールなどのプロセスを経て、再生パソコンとして高校生へ無償で届けられます。
プログラミングスキルを習得した高校生が、継続的な自主学習や学んだスキルをアルバイトやインターンシップで活用する際、最初の障壁の一つとなるのが「パソコンを持つこと」であるため、パソコンを届けることは困難な状況にある高校生の長期的な自走の支援になります。セガサミーグループは、これからも若い世代への教育支援を通じて、社会課題の解決に取り組んでまいります。
- さまざまな「生きづらさ」を抱える子ども・若者を支援
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セガは、エンタテインメントを通じた地域社会への貢献活動として、グループ本社がある東京都品川区において「ぷよぷよプログラミング」を活用した出前授業を行うなどの教育支援を継続的に行っています。また2023年10月からは、新たに不登校や引きこもりの子ども・若者を支援する区の事業に協力し、「セガぷよぷよプログラミング講座&セガ本社見学会」を実施しています。
プログラミング講座は2022年からトライアルとして実施しており、日本eスポーツ連合公認のぷよぷよプロプレイヤーである、ぴぽにあ選手によるプログラミング指導だけでなく、eスポーツ選手という職業についての話をするなど、キャリア教育の視点も活動に含めています。参加者やそのご家族からは「eスポーツのプロの方にプログラミングを教えていただきとても良い経験になった」「学校に行っていない時間に外に出るきっかけができて嬉しかった」などの感想がありました。またセガ本社見学ツアーでは、動画配信スタジオなど普段は入ることのできない施設での機材操作などを体験していただきます。
セガサミーグループはこれからも、エンタテインメントを通じた地域社会への貢献に取り組んでまいります。
- 子ども向け施設にパソコンモニター48台を寄贈
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セガサミーグループは、2021年12月から2022年1月にかけて品川区および民間学童を運営するChance For All※へ パソコンモニター48台を寄贈しました。withコロナ時代の多様な働き方に対応する中で、セガサミーグループ大崎本社において使用頻度が低くなったパソコンモニターを子どもたちの教育支援に活用していただくため、品川区が管轄する子ども向け施設に30台、Chance For Allが運営する9か所の学童施設に18台をグループ社員が直接訪問してお届けしました。寄贈したパソコンモニターは、品川区では児童センター内のお知らせなどデジタルサイネージとして、Chance For Allでは運営している複数の学童施設を繋いだオンラインコミュニケーションとしてご利用いただくなど、様々な用途にご活用いただいています。セガサミーグループはこれからも、子どもたちの教育支援の取り組みを進めていきます。
※特定非営利活動法人Chance For All:放課後から「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会の実現」をめざし、「こどものための学童」という理念を追求した民間学童施設を運営しています。
- 「しゃかチャレ」プログラムへの協賛
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セガサミーホールディングスは児童向けの社会課題実践型プログラム「しゃかチャレ※」に協賛しています。2021年4月にセガサミーグループ本社において開催された成果発表会では、学校や学年の枠を越えて形成された約 150名、22のチームが、半年以上の期間をかけて向き合った社会課題とその解決策を発表しました。「チームとして助け合いながら、自分たちの力で、ちょっとだけ社会を良くする。そんな“小さな成功体験”をきっかけに、 社会に目を向け、当事者として行動する子どもを増やしたい、またそんな子どもの姿に感動し、ならば自分も、と行動を 起こす“すてきなおとな”が増えて欲しい。」セガサミーグループはこの「しゃかチャレ」の理念に共感し、今後もこの活動を支援していきます。
※ しゃかチャレ:「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、社会課題の現場を訪れる研修や修学旅行の企画、また社会課題起点での事業開発支援を行う株式会社 Ridilover(代表取締役:安部敏樹)と、都内で9校舎300人規模の学童施設を運営する特定非営利活動法人Chance For All(代表理事:中山勇魚)が主催する、児童向けの社会課題実践型プログラムです。
- NPOとの協働による玩具の寄贈と玩具除菌活動
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この取り組みは「特定非営利法人日本NPOセンター」とともに非営利団体を選定し寄贈しています。2022年3月期は小児がんや小児の難病治療の家族の滞在支援をする「認定NPO法人 ファミリーハウス」さまへ、病室のベッドで過ごすお子さんとご家族に笑顔と勇気をお届けするためにセガトイズの商品62点をお届けしました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響で多くの病院では面会制限が行われ、病気のお子さんとご家族にとってこれまで以上に「つながり」や「きずな」が感じられる支援が必要になっています。玩具を気持ちよくお使いになっていただけるよう、当社グループの社員が宿泊施設を訪問し、一般のボランティアの方々と一緒に玩具やぬいぐるみの除菌作業を行っています。今後もすべての子どもたちとその家族が笑顔になっていただける取り組みを目指していきます。
- 地域学生の職業観醸成、マナー向上支援
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フェニックス・シーガイア・リゾートでは、地域の中学、高校、大学に協力し、学生の職業観の早期醸成、マナー向上のために社会体験研修や講話、見学会などを実施しています(2019年度は20回、のべ220名がご参加)。マナー講座(出前授業)では、社会体験前の事前講習や進学・就職を目指す学生の面接指導などを行い、見学会では、福祉科の高校生へバリアフリールームの見学や相手に与える印象をワンポイントマナー講座でお話しています。今後も、お客さまの快適な時間を創造するフェニックス・シーガイア・リゾートだからこそ伝え、提供できる支援をし、地域の成長発展に貢献していきます。