コーポレート・シチズンシップ
子どもと教育への支援
- 世界の子どもたちにワクチンを(エコキャップ回収運動)
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セガサミーグループでは、大崎本社各階でのペットボトルキャップの回収を通じ、CO2排出削減と世界の子どもへのワクチン接種普及に寄与しています。キャップは、専門業者によってリサイクルされることで焼却処分時のCO2排出を抑えられるほか、業者への売却時に発生する収益を『認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会(JVC)』に寄付することで、世界の子どもたちの健康維持に協力することができます。
2024年3月期は179,000個のキャップをリサイクルし、1127.7kgのCO2排出を抑制、179人分のワクチン購入額をJVCに寄付しました。
- 絵本を届ける運動
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セガサミーグループでは、2009年より公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の「絵本を届ける運動」に参加し、紛争地域などに暮らす子どもたちにエンタテインメントを通じた支援を提供しています。従業員の寄付による不用品の買取金額やオフィス内の自動販売機の収益の一部に、会社からのマッチングギフトを上乗せして、日本語の絵本を購入しています。その後、従業員や家族などがボランティアで現地語訳シールを貼り、絵本を届けています。2024年10月末時点で、累計3,883冊の絵本を現地に寄贈しました。今後も、絵本を通じて多くの子どもたちにエンタテインメントや感動体験をお届けできるよう、この活動を続けていきます。
- 小学校への出前授業
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セガサミーホールディングスは「長嶋茂雄INNVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の開催地である北海道千歳市において、新しいスポーツ&カルチャー分野を通じた教育支援「セガサミーカップ まなぶプロジェクト」を実施しています。その一環として、2024年6月、千歳市内の小学校で「セガサミー サステナビリティチャレンジ教室」を開催しました。セガサミーホールディングス サステナビリティ本部の社員が講師となり、環境や多様性といった身近なテーマに関するレクチャーやカードゲームを通じて、一人ひとりができることは何かを考えるきっかけを提供させていただきました。
セガサミーグループでは、今後も豊かな社会の実現と文化の創造に貢献するため、未来を担う子どもたちへの教育支援活動に積極的に取り組んでいきます。
- セガサミーグループデーの開催
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セガサミーグループでは年に一度、従業員のご家族など大切な方々を会社に招待し、普段の仕事やセガサミーグループについての理解を深めていただいたり、従業員のご家族同士の交流を促進する取り組み「セガサミーグループデー」を実施しています。
セガサミーグループは、ミッション(存在意義)に「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」を掲げています。従業員が大切に思う方々を職場に招いて笑顔になっていただく、会社を好きになっていただくことに加えて、グループ会社が一丸となることでグループのエンゲージメントを高める目的もあります。2024年8月に行われたグループデーには約1600名の方々が参加し、グループ会社16社で23個のコンテンツ・サービスを提供。お子様はもちろん、従業員を含めて大人も笑顔あふれる1日となりました。
- 高校生を対象としたパソコン寄贈プロジェクトへの参画
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2023年、セガサミーホールディングスは、認定NPO法人CLACKが実施するプロジェクト「Pass the Baton(パスザバトン)」に賛同し、使用頻度が低くなったセガサミーグループ本社のノートパソコンを高校生の教育支援に活用していただくことを目的として寄贈しました。このプロジェクトは、経済的事情でパソコンの購入が難しい高校生に、企業から寄付された使用済みパソコンとともに完全無料のプログラミング学習支援とキャリア教育を届けています。
企業から提供されたパソコンは、認定NPO法人CLACKと提携している株式会社パシフィックネットによって、情報漏えいを防ぐためのデータ消去、クリーニング、OSの再インストールなどのプロセスを経て、再生パソコンとして高校生へ無償で届けられます。
プログラミングスキルを習得した高校生が、継続的な自主学習や学んだスキルをアルバイトやインターンシップで活用する際、最初の障壁の一つとなるのが「パソコンを持つこと」であるため、パソコンを届けることは困難な状況にある高校生の長期的な自走の支援になります。セガサミーグループは、これからも若い世代への教育支援を通じて、社会課題の解決に取り組んでまいります。
- さまざまな「生きづらさ」を抱える子ども・若者を支援
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セガは、エンタテインメントを通じた地域社会への貢献活動として、グループ本社がある東京都品川区において「ぷよぷよプログラミング」を活用した出前授業を行うなどの教育支援を継続的に行っています。また2023年10月からは、新たに不登校や引きこもりの子ども・若者を支援する区の事業に協力し、「セガぷよぷよプログラミング講座&セガ本社見学会」を実施しています。
プログラミング講座は2022年からトライアルとして実施しており、日本eスポーツ連合公認のぷよぷよプロプレイヤーである、ぴぽにあ選手によるプログラミング指導だけでなく、eスポーツ選手という職業についての話をするなど、キャリア教育の視点も活動に含めています。参加者やそのご家族からは「eスポーツのプロの方にプログラミングを教えていただきとても良い経験になった」「学校に行っていない時間に外に出るきっかけができて嬉しかった」などの感想がありました。またセガ本社見学ツアーでは、動画配信スタジオなど普段は入ることのできない施設での機材操作などを体験していただきます。
セガサミーグループはこれからも、エンタテインメントを通じた地域社会への貢献に取り組んでまいります。
- 子ども向け施設にパソコンモニター48台を寄贈
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セガサミーグループは、2021年12月から2022年1月にかけて品川区および民間学童を運営するChance For All※へ パソコンモニター48台を寄贈しました。withコロナ時代の多様な働き方に対応する中で、セガサミーグループ大崎本社において使用頻度が低くなったパソコンモニターを子どもたちの教育支援に活用していただくため、品川区が管轄する子ども向け施設に30台、Chance For Allが運営する9か所の学童施設に18台をグループ社員が直接訪問してお届けしました。寄贈したパソコンモニターは、品川区では児童センター内のお知らせなどデジタルサイネージとして、Chance For Allでは運営している複数の学童施設を繋いだオンラインコミュニケーションとしてご利用いただくなど、様々な用途にご活用いただいています。セガサミーグループはこれからも、子どもたちの教育支援の取り組みを進めていきます。
※特定非営利活動法人Chance For All:放課後から「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会の実現」をめざし、「こどものための学童」という理念を追求した民間学童施設を運営しています。
- 「しゃかチャレ」プログラムへの協賛
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セガサミーホールディングスは児童向けの社会課題実践型プログラム「しゃかチャレ※」に協賛しています。2021年4月にセガサミーグループ本社において開催された成果発表会では、学校や学年の枠を越えて形成された約 150名、22のチームが、半年以上の期間をかけて向き合った社会課題とその解決策を発表しました。「チームとして助け合いながら、自分たちの力で、ちょっとだけ社会を良くする。そんな“小さな成功体験”をきっかけに、 社会に目を向け、当事者として行動する子どもを増やしたい、またそんな子どもの姿に感動し、ならば自分も、と行動を 起こす“すてきなおとな”が増えて欲しい。」セガサミーグループはこの「しゃかチャレ」の理念に共感し、今後もこの活動を支援していきます。
※ しゃかチャレ:「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、社会課題の現場を訪れる研修や修学旅行の企画、また社会課題起点での事業開発支援を行う株式会社 Ridilover(代表取締役:安部敏樹)と、都内で9校舎300人規模の学童施設を運営する特定非営利活動法人Chance For All(代表理事:中山勇魚)が主催する、児童向けの社会課題実践型プログラムです。
- NPOとの協働による玩具の寄贈と玩具除菌活動
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この取り組みは「特定非営利法人日本NPOセンター」とともに非営利団体を選定し寄贈しています。2022年3月期は小児がんや小児の難病治療の家族の滞在支援をする「認定NPO法人 ファミリーハウス」さまへ、病室のベッドで過ごすお子さんとご家族に笑顔と勇気をお届けするためにセガ フェイブ(旧セガトイズ)の商品62点をお届けしました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響で多くの病院では面会制限が行われ、病気のお子さんとご家族にとってこれまで以上に「つながり」や「きずな」が感じられる支援が必要になっています。玩具を気持ちよくお使いになっていただけるよう、当社グループの社員が宿泊施設を訪問し、一般のボランティアの方々と一緒に玩具やぬいぐるみの除菌作業を行っています。今後もすべての子どもたちとその家族が笑顔になっていただける取り組みを目指していきます。