依存症
感動体験を創造し続けるセガサミーグループは、遊技機やゲームを安心して楽しんでいただくために、依存症やその他の障害の防止を業界における重要な社会的責任と考えています。私たちは、遊技機業界・ゲーム業界の各団体が進める取り組みに賛同し、適切な対応に取り組んでいます。 負の側面に真摯に向き合い、安心して楽しめる環境づくりを進めていきます。
依存症・ゲーム障害への対応
エンタテインメントコンテンツ事業におけるゲーム障害への対応
世界保健機関(WHO)年次総会(2019年5月)において、オンラインゲームやテレビゲームの過度なプレイによる、「ゲーム障害」が新たに疾患として認定されました。一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)、一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)のゲーム関連4団体では、ゲームプレイにより引き起こされる事象に関する調査・研究およびゲームの楽しみ方に関する啓発などを推進する4団体合同検討会を設置しました。
現在4団体合同検討会では、外部有識者の研究会と連携してゲーム障害についての調査研究を進めており、今後効果的な対策の検討なども進めます。当グループは、4団体合同検討会と連携しながら適切な対応を行っていきます。
遊技機事業における依存症対策
①電話相談機関 「リカバリーサポート・ネットワーク」への支援
2003年のぱちんこ依存問題研究会の発足を契機に、のめり込みに関する対策を開始しました。2006年には、業界団体の支援によって「リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)」が設立されました。啓発活動や電話相談などの幅広い取り組みを展開しています。
開設以来、相談件数は累計5万3000件を超え(2024年時点)、啓発活動や電話相談などの幅広い取り組みを展開しています。

相談窓口ポスター
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②パチンコ・パチスロ依存問題啓発週間の取り組み
毎年、5月14日から20日はパチンコ・パチスロ依存問題の啓発週間です。業界団体では、この啓発週間を中心に、問題についての理解を広げるためのフォーラムの開催、WEBやSNSでの情報発信、啓発週間をお知らせするポスターの掲示などの活動を行っています。「パチンコ・パチスロ依存問題特設サイトでは、自己診断チェック表も公開されており、のめりこみによる相談に該当するか、チェックすることができます。当グループは、こうした取り組みに賛同し、業界の健全な発展に貢献していきます。
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③自己申告・家族申告プログラムの普及と改善
遊技機業界として、パチンコ・パチスロへののめりこみ抑制をサポートするため、「自己申告・家族申告プログラム」のパチンコ店への導入を進めています。このプログラムに申し込むことで、1日当たりの上限金額や上限回数、1か月あたりの来店回数の上限、また、入店制限などを自己申告で事前に設定でき、これらを超える場合にはスタッフによる退店の声掛けなどのサポートを受けることができます。また、家族申告においても遊技者の入店を制限するサポートを受けることが可能です。規制等に合わせて本プログラムの活用促進の取り組みも進み、2025年3月末時点でホールへの導入率は93.9%となっています。
本プログラムは、遊び方の啓発を目的とした「スマートPLAYスタイル」と合わせて普及が進められています。

パチンコ・パチスロ スマートPLAYスタイルのススメ チラシ
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④統一された啓発表示の実施と依存症対策を考慮した遊技機の普及
遊技機の液晶画面やポスターには、「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。」「のめり込みに注意しましょう。」など、遊技機業界で統一された啓発フレーズを表示しています。また、出玉規制を強化した遊技機や、遊技者が出玉情報などを容易に確認できるスマート遊技機の普及にも取り組んでいます。これらの出玉情報などは遊技機情報センターによって管理されており、遊技機への不正行為やのめりこみの対策となることが期待されています。2025年3月末時点で、スマートパチンコ約12.1%、スマートパチスロ約49.3%の導入率となっています。

遊技機ポスターに記載されている啓発フレーズ
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遊技機業界のこれまでの取り組み
| 2003年 | ぱちんこ依存問題研究会の発足 |
| 2006年 | リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)設立 |
| 2017年 | パチンコ・パチスロ依存(のめりこみ問題)に対する声明 |
| 2018年 | 改正規則に適合する遊技機入れ替え パチンコ・パチスロ産業依存対策有識者会議(第三者委員会) |
| 2019年 | パチンコ依存問題対策基本要綱策定 パチンコ・パチスロ産業依存問題対策要綱策定 |
| 2020年 | 全日本遊技事業協同組合連合会全国理事会において警察庁から依存対策推進への期待と協力の要請 |
| 2022年 | スマートパチスロの市場導入を開始 |
| 2023年 | スマートパチンコの市場導入を開始 |
ギャンブル依存症についての産学共同研究
セガサミーホールディングスと国立大学法人京都大学は、ギャンブリング行動の遷移に関するデータの収集と分析を通じて、ギャンブル依存症のプロセス研究※を産学共同で実施しています。本研究は、カジノ施設におけるプレイヤーのプレイデータを収集・分析することにより、人が危険な賭けに至る前の兆候を明らかにすることを目的として実施します。当グループでは本研究成果と結びつけることにより、依存症の兆候が見られるプレイヤーを早期に発見し、深刻化を未然に防ぐ仕組みの確立を目指します。あわせて施設利用時における自制・抑制を促す施設オペレーションを確立することで、啓発・予防から医療機関などによる治療との連携まで一貫した体系的なギャンブル依存症対策の構築を目指します。
本研究からは、ギャンブルに繰り返し興じることで、勝敗の結果によらず、賭け金を増やしていく傾向があること、またこの傾向は勝った後でより顕著であることが明らかとなりました。また、勝ちを重ねていくことで、リスキーな賭け方であっても、賭けに参加する割合が増えていくことも明らかとなりました。この論文は「International Gambling Studies」に掲載されました。
※本共同研究は、京都大学人と社会の未来研究院において、2017年12月から2028年3月まで実施予定。
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