戦評・コラム
第80回JABA東京スポニチ大会 リーグ戦 vs JFE東日本
2026.03.08 [Sun] 12:00VS JFE東日本
場所:神宮球場
立花祥希・黒川怜遠ら新人躍動も勝負所での一発に泣き連勝ならず
JABA東京スポニチ大会のBブロックに入っているセガサミーは、第2戦でJFE東日本と対戦。序盤は優勢に戦ったものの、終盤に逆転され5対7で敗戦。1勝1敗となった。
試合後、佐藤俊和監督が「1球の怖さを分かって良かったと思います」と切り出したように、若い選手たちが多く出場機会を掴んでいる中で教訓となる試合となった。
序盤は優位に試合を進めた。片岡大和と植田匡哉の連打などで1死満塁のチャンスを作ると、髙本康平の内野安打で先制に成功。その裏、先発の尾﨑完太は2死から安打を打たれるも、得意の牽制球で走者を刺して無失点の立ち上がりとなった。
直後の2回表には、北川智也と新人・立花祥希の連打でチャンスを作ると、黒川怜遠のレフト前タイムリー、植田のセカンドゴロ、加藤巧也のレフト前安打で3点を追加し4対0とした。
しかし、2回裏に3安打で1点を返されると、3回裏にはストレートが甘く入り、相手4番の小松勇輝にライトスタンドへ飛び込む2ラン本塁打を浴びて1点差に。長打力のある打線に対して一発を最大限警戒する組み立てを尾﨑と立花は決めていたが「立花の要求に応えられなかったです」と尾﨑は悔やんだ。一方で4回と5回は三者凡退に抑えて、4対3で5回までを終えた。
6回には黒川のレフト前安打と片岡の犠打からチャンスを作り、加藤が詰まりながらもレフト前に運んで追加点を挙げた。
一方で、JFE東日本の強力打線も黙ってはいなかった。6回は新人の中村匡伸が1点を失うと、7回には前の回のピンチを抑えた同じく新人の山口謙作が、甘く入ったスライダーをJFE東日本の平山快にレフトスタンドへ運ばれ逆転3ラン。後続は抑え、8回には極端なバントシフトで併殺を奪うなどしたが、打線が得点を挙げられずに敗れた。
新人ながら2試合続けてマスクを被った立花は「一番打たれてしまってはいけないところで打たれてしまったので自分の責任です」と語った。一方で佐藤監督から「新人らしからぬ野球観。強引にいかず視野が広い」、尾﨑から「引っ張ってもらっています。肝が据わっている」と評される立花。自身も「これをしっかり糧にしないといけません。しっかり分析と反省をしていきたいです」と前を向いた。
新人選手が多く出場し新しい風が吹き込まれているセガサミー。勝利を貪欲に目指しながら、一戦一戦成長を遂げていきたい。
文=高木遊(株式会社スポーツオフィスタカギ)
写真=矢吹大輔(株式会社スポーツオフィスタカギ)