戦評・コラム
2026年JABA東京都企業春季大会 1回戦 vs 東京ガス
2026.03.19 [Thu] 12:00VS 東京ガス
場所:大田スタジアム
片岡大和の攻守にわたる活躍や投手陣の好救援があったものの惜敗
今年初の公式戦として出場し3月10日まで行われたJABAスポニチ大会。ここで決勝トーナメント進出こそならなかったがリーグ戦を2勝1敗で終えたセガサミー野球部は3月19日から東京都企業春季大会に臨んだ。
この大会は、6月から始まる都市対抗東京都二次予選の前哨戦であり、その組み合わせに直結する重要な大会だ。
先発を任されたのは今年のエース格として期待される尾﨑完太。だが、初回3安打を浴びて2点の先制を許した。
しかしその裏、先頭の黒川怜遠がレフト前安打を放つと、相手左翼手の後逸もあって三塁へ。続く片岡大和がきっちり犠牲フライを放って、すぐに1点を返した。昨年は代走や守備固めでの起用が多かった片岡だが、佐藤俊和監督の「明るく前向きに思いきってやるように」という助言もあって、今季はスタメン起用で上位打線も担っている。そんな片岡は「2ストライクに追い込まれて内野手も後ろに下がっていたので、内野フライだけは打たないようにしました」と冷静な一打で得点に貢献した。
その後は尾﨑が立ち直る。「ストレートと緩い球を打たれていたので」と新人捕手の立花祥希とも話し合い、カットボールを中心とした投球に切り替え、2回から4回を無失点に抑えた。
5回は1安打と2四球で1死満塁のピンチを招いて降板となったが、このピンチでマウンドに上がった伊波友和がスプリットでサードゴロに打ち取ると片岡の素早い処理もあって併殺。「ゼロに抑えることだけを考えました」と振り返る伊波が最高の形でピンチを脱した。
6回と7回は新人の山口謙作が無失点に抑えると、8回はピンチを招くが同じく新人の吉野蓮が、フォークを多投させる立花の思いきった配球に応えて見逃し三振を奪うなど無失点に抑えた。さらに9回も草海光貴が自身の好フィールディングや片岡のダイビングキャッチもあって三者凡退に抑えた。
だが打線が2回以降、東京ガスの髙橋佑樹と臼井浩の前に得点を奪えず。9回は先頭の片岡が左中間を破ろうかという打球を放ったが相手の俊足中堅手・飯森太慈のダイビングキャッチに阻まれるなど三者凡退で試合終了。20日からの5-7位決定戦に回ることとなった(次戦は20日15時からHondaと対戦)。
好投や好守が目立っただけに、次戦は打線の奮起が待たれるところだ。
文:高木遊(株式会社スポーツオフィスタカギ)
写真:矢吹大輔(株式会社スポーツオフィスタカギ)