コラム
「麻雀から生まれるストーリーで感動体験を届けたい」セガサミーフェニックス新加入・竹内元太&浅井堂岐
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2024年8月28日
セガサミーグループが運営するプロ麻雀チーム「セガサミーフェニックス」。6月29日に行われたMリーグ2024-25シーズンドラフト会議にて、セガサミーフェニックスは竹内元太(たけうち げんた)選手と浅井堂岐(あさい たかき)選手を指名し、選手契約を結びました。彼らがこれからセガサミーフェニックスの一員としてどんな麻雀を見せていきたいのか、開幕を控える2人に意気込みを伺いました。
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竹内元太(たけうち げんた)
1986年3月12日生まれ。最高位戦日本プロ麻雀協会所属。現在は同団体のトップタイトルである「最高位」を連覇中、誰もが認める実力者として名を馳せる。身長192cmは現Mリーガーの中で最も高い。ダジャレを好み、冬でも素足にサンダル履きで外出するなど、ユニークな一面も持ち合わせている。
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浅井堂岐(あさい たかき)
1985年12月24日生まれ。日本プロ麻雀協会所属。2022年に団体のトップタイトル「雀王」を獲得、その後も各種放送対局で活躍。サラリーマン雀士でもあり、勤め先のバレットグループ株式会社は今シーズンよりセガサミーフェニックスのスポンサーとなった。キャッチフレーズは「逆襲のヘラクレス」。
責任を持って、その上でMリーグを楽しんでいきたい
- -セガサミーフェニックスに加入して、今の心境はいかがですか
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浅井
チームと正式に契約して、加入したからには結果に拘りたいと思っています。ファンの方、視聴者のみなさんに対してもそうですし、先ほどセガサミーグループの役員の方にもご挨拶したのですが「勝たないとね」というお言葉をいただきました。(選ばれたからには)結果には拘り、その上でMリーグを楽しんでいければと思っています。
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竹内
同じように感じていますが、勝ち負けは勝手についてくると思います。そこは必要以上に気にせず、楽しんでやっていければと思います。
- -チーム加入に際して、近藤誠一監督やチーム関係者の方からは何か言葉はありましたか
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浅井
近藤監督からは、ドラフトのときにも仰っていた「楽しんで、人気者になってね」と声を掛けてもらいました。みなさん仰るのは「チームがファイナルにいるところを見たい」ということです。9チーム中4チームがファイナルに行ける中で、戦力的に考えたらファイナル進出確率は50%を超えるのではないかと思っています。
竹内
チーム加入に際しては僕も一緒で、関係者の方には「勝ってほしい、優勝したい」と言葉を貰いました。ドラフトの前には近藤さんから「ちょっとした損や同じくらいの選択は、全部人がやらないほうを選択している。それもプロとして大事なことだよ」というお話をされたことも覚えています。
ソニックや龍が如く、北斗の拳等セガサミーグループのコンテンツも大好き
- -お二人が麻雀を始められたきっかけを教えてください
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竹内
高校生のときに、ゲームセンターで麻雀ゲームをプレイしたことがきっかけです。MJ※ほど本格的なものではありませんでしたが。
※セガが運営するネットワーク対戦麻雀ゲーム『セガNET麻雀 MJ』の略称。PCとスマートフォンに対応しており、手軽に対局が可能となっている
浅井
僕は母がプレイしていた麻雀ゲームを自分でもやりはじめた、というのが麻雀に触れたきっかけです。ちゃんとやるようになったのは大学生からで、当時はリアル麻雀はもちろん、MJもめちゃくちゃやっていました。
- -麻雀をやっていて楽しいと感じる、好きなところは?
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浅井
勝てるから、ですかね。もちろん、短期決戦だと負けてしまうことも多いですし、それこそ僕らが小学生に負けてしまうことがあるのも、麻雀の魅力だと思います。ただ、だからこそ勝利したときの喜びは格別です。
竹内
僕は負けていても楽しいんです。それよりも、自分が知らない知識が理解できるようになった、新しい発見があった、ということに喜びや楽しさを覚えるタイプです。
- -セガのゲームやサミーのパチンコ・パチスロなど、セガサミーグループの製品に触れた思い出についてもお聞きしたいです
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浅井
子どもの頃は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズで遊んでいました。大学生の頃はパチスロの『北斗の拳』が大ヒットしていて、僕もよく打っていましたね。最近は離れていましたけど、今の『スマスロ北斗の拳』※は初代に近いらしいですし、またやってみようかなと思っています。
※2023年4月から導入が開始された、サミーのスマートパチスロ(物理的な遊技メダルを使用しない次世代パチスロ機)第1弾。約63万台の販売記録をもつ初代パチスロ北斗の拳の演出やゲーム性が完全再現されている
竹内
僕はちょうど今『龍が如く8』をやっています。スロットも好きで、レインボートロフィー※も何回も見ました。タブレットPCでは「超ディスクアップ」をよく遊んでいましたね。(8/1でサービス終了)
※サミーのパチスロ遊技機に導入されている「サミートロフィー」システムでは、ボーナス終了後に銅、銀、金、キリン、レインボー柄のエイリやん(サミーのプレミアムキャラクター)が表示されることがあり、レインボー柄登場はいわゆる”激アツ”な展開となることが多い
- -お二人は『セガNET麻雀 MJ』への参戦も発表されました
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浅井
自分がやっていたゲームなので、そこに自分の名前が出るようになったのはうれしいですね。ネット上にもめちゃくちゃ強い人がいるので、そういう人と打ちたいと思っています。
竹内
ネット麻雀は普段からやっていましたが、それが仕事になるのがとてもありがたいことだと思います。
見せたいのは「トップにこだわる麻雀」「安心感のある麻雀」
- -Mリーグでは、どういう麻雀を見せたいですか
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浅井
他の人よりもトップ率の高い、トップにこだわる姿を見せたいです。無茶をすることもあると思いますけど、ダメならラスを引かないように※切り替えて他の人にカバーしてもらう、という感じで、とにかくトップ狙いの強気な選択をしていきたいです。
※麻雀における最下位のこと
竹内
僕は結構何でもできるタイプだと思いますので「竹内が出たら安心だな」というプレーヤーになれればいいなと思っています。
- -Mリーグで戦ってみたい相手はいますか
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浅井
戦いたい人は多いですが、しいて挙げるなら鈴木たろうさん(赤坂ドリブンズ)です。僕はもともと、日本プロ麻雀協会のA1リーグでたろうさんと打つのが目標だったんですが、僕がA1リーグに上がったときにたろうさんが降級して、そのまま移籍してしまったので、Mリーグで打ちたいですね。
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竹内
僕は岡田紗佳さん(KADOKAWAサクラナイツ)ですね。会ったことはないですけど、スタイルが良くて、お綺麗じゃないですか。あとは萩原聖人さん(TEAM雷電)、そういう人たちって同卓する機会がなくて、Mリーグに入らなければ麻雀を打てなかった人たちなので、それが楽しみです。
麻雀を通じてストーリー・喜怒哀楽を表現し、感動体験を届ける
- セガサミーには企業として大事にしている、「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」というMission/Purposeがあります。お二人はそれを、麻雀でどのように表現していきたいですか
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浅井
目標としていた「Mリーグ」という舞台にようやくたどり着いたので、ここから自分がその舞台で何かを成し遂げることで、そこに感動が生まれるのではないかと思っています。セガサミーフェニックスに指名していただいた際は泣いて喜んでくれた人もいましたし、これからも自分のストーリー(生き様)を見せられるような麻雀を打っていくことを意識したいです。
竹内
僕は麻雀教室をやっているのですが、セガサミーフェニックスのファンの方もいらっしゃいますし、Mリーグを見て麻雀をはじめた人がすごく多いんです。そういう人たちが僕らの麻雀を見て、「麻雀って楽しいんだな」と思ってくれるといいなと思います。麻雀の内容で表現するのは難しいと思いますけど、普段の立ち振る舞いなどで喜怒哀楽を前面に押し出して、それを感じてもらいたいです。
- -そんなお二人の麻雀に、ファンの方が思いを乗せるようなところもあると思います
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浅井
そういう人たちのためにも、負けられないです。でも、麻雀自体は普通にやるだけですね。あまり気負っても仕方ないですし。
竹内
僕は気合いを入れていきますよ。勝負どころでは強打もすると思いますし、それくらい、見ている人に自分の気合いが伝わるような麻雀をやりたいです。優勝が決まるようなところで感情のこもった打牌をするのって、結構好きなんですよ。毎回はダメですけど、肝心なところで我慢せずに出して、ファンの人に伝わればいいなと思います。
- -最後に、セガサミーフェニックスを応援してくださる方に向けて、意気込みをお願いします
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浅井
魚谷侑未さん、東城りおさんがチームから離れて、カラーも大きく変わります。そこに入ったからには結果を残さなければいけないと思っています。プレッシャーもありますが、僕はそういうのを楽しんでやろうと思っているタイプなので、基本的には楽しんで、締めるところは締め、そして勝つことを一番の目標として頑張っていきます。
竹内
こんなにたくさんの方に応援していただける機会は、そんなにないと思います。シーズン中もいろいろなところで迷ったり躓いたりすることもあると思いますが、そういうものをファンのみなさんと一緒に乗り越えて、最後にいい結果を出せればいいと思います。
竹内選手、浅井選手の加入で更なる飛躍を目指すセガサミーフェニックス。新シーズンへご期待ください!
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