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悲願の都市対抗野球優勝へ!セガサミー野球部「出陣式」に密着 コラムオリジナルインタビューも!
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2023年7月18日
4年連続14回目となる都市対抗野球大会出場を決めたセガサミー野球部。7月19日に迫った初戦を前に、セガサミーグループでは選手らにエールを送る「出陣式」を行いました。
今回は、都市対抗野球大会としては史上初!?VTuberがダイヤモンド◇サポーターに就任した出陣式の様子と、大一番へ臨む選手たちへのコラム限定特別インタビューをお届けします!

セガサミー野球部とは
2005年8月に創部。東京都へ本拠地登録し、都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権大会といった日本野球連盟主催の各大会での優勝を目指し活動している。スポーツを通じた明るく健全な社会の形成への寄与を目的に、青少年向けの野球教室などの各種活動も展開している。
都市対抗野球大会とは
毎年夏に行われる社会人野球のトーナメント大会。第1回は1927年開催。地域の代表としてアマチュア野球日本一の座を争う。独自の制度である「補強制度」*、チームカラー溢れる応援合戦などがあり、根強いファンが多い
*都市対抗野球大会に出場する各地区代表チームが、同地区の地方予選において敗退したチームから最大3名以内を選出し、チームの一員として大会に出場させることができる制度
10日に行われた出陣式では、内外野手、投手などでグループ分けされた選手らが派手な音楽とともに登場。オリジナルポーズを決めて、参加者を盛り上げました。

式では、セガサミーホールディングスの里見治紀代表取締役社長グループCEOが「是非日本一を目指してもらい、優勝の喜びを分かち合いたいです。頑張ってきてください」と激励したのに続いてチームのキャプテンを5期務めている宮川和人(みやがわ・かずと)選手から「(東京都二次予選で)苦しい試合を勝ち切れたのも声援の一押しがあったからこそ。皆さん『そろそろ優勝を』という思いがあると思いますが、今年こそ、その『そろそろ』を掴み、黒獅子旗*を持ち帰ります」と力強い挨拶がありました。
*都市対抗野球大会の優勝チームに送られる旗のこと。読み方は「くろじしき」。

ダイヤモンド♢サポーターに新風!?
出陣式では、都市対抗野球大会で選手とともにベンチに入りチームを鼓舞する「ダイヤモンド♢サポーター」も発表されました。今年はセガサミーグループ社員の「太田悠紀(おおた・ゆき)」さんが就任。

そしてもう一人、セガ公式VTuber*の「ポポナ」もダイヤモンド♢サポーターに就任しました!

都市対抗野球大会ではベンチにポポナ専用のデジタルサイネージを設置し、チームを鼓舞します。VTuberが都市対抗野球大会でベンチに入るのは、史上初ということです。
*主に「2Dまたは3Dのアバターを使って活動しているYouTuber」のこと
最後はセガサミー野球部を盛り上げる応援団「ルーターズ」の皆さんが、パフォーマンスで選手らを鼓舞しました。



コロナ禍が明け、応援にも制限がなくなる今年の都市対抗野球大会。東京ドームでも「ルーターズ」の熱い応援が披露されます!
大一番前に特別インタビュー!東京都二次予選の裏話も披露
今回、スポーツコラム特別インタビューとして、セガサミー野球部の西田監督、宮川キャプテン、エースの草海投手、打線の中軸を担う黒川選手にお話を伺いました!

- ―4年連続での都市対抗野球大会出場おめでとうございます。まずは東京都二次予選を振り返っていただけますか?
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西田監督:
なんとか4年連続で出場を決めることができました。本大会に出る、出ないはまさに「天国と地獄」ですので最後まで粘り切って勝ててよかったですし、勝利後の選手の涙、笑顔を見て、厳しい練習を課した日々を思い出し、感慨深いものがありました。
宮川キャプテン:
第4代表決定戦では延長10回に入って勝ち越したあと、砂川選手がチーム4点目となるタイムリーを放ち、3塁ランナーの須田選手が泣きながらホームベースに帰ってきました。その姿を見て「もらい泣き」して、結局試合終了までずっと泣いていましたね(笑)
草海投手:
予選前の試合ではあまり勝てておらず、チーム状況と自身のピッチングにも不安が残る中で予選に入りました。それでも第4代表決定戦では2回に満塁とされた中で抑えることができ、思わず雄叫びを上げました。普段は冷静なピッチングを心がけていますが、気持ちが入りました。なんとか第4代表で滑り込むことができました。
黒川選手:
後がない試合でしたので、チームメンバーも試合前からとても気合いが入っていました。「これはいける!」と雰囲気を見て感じることができ、実際に勝ててホッとしています。


- ―3年前に西田監督が就任されてから都市対抗ではベスト4が2回、去年はベスト8と常に上位に食い込んでいます。監督が大切にされている野球観がありましたら、教えてください
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西田監督:
セガサミーに来る前は四国アイランドリーグplus*で監督を10年以上務め、地域密着型のチームの中で色々なことを試しました。一番の学びは選手やスタッフとちゃんとコミュニケーションをとらないといけないということ。どんな視点を持っていて、何ができるプレーヤーなのかを本人たちに聞きながら選手たちを育ててきました。セガサミー野球部の監督になり4期目を迎えます。まさにコロナ禍からのスタートでしたので、キャプテン宮川の意見も聞きながら、選手たちと都度しっかり話し合って進んできたことがチームのまとまりにつながったと思います。
*四国4県を活動地域とするプロ野球独立リーグ

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草海投手:
西田監督は僕らと常に会話して状態を確認してくれています。とても優しい人だと感じています。
黒川選手:
選手のことを考えてくれていて、プロご出身でもあるので、とにかく野球を知っている方です。練習では理論に沿った指導をしてくださっています。


- ―宮川選手はキャプテンを務めて5期目を迎えています。普段はどのようにチームをまとめていますか
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宮川キャプテン:
「常に元気を出して仲間を引っ張っていく」ことをテーマとしています。普段の練習や試合でのベンチ内で一番声をだしているのは自分だと思っています。
- ―代打で出場した第4代表決定戦ではキャプテンの進塁打をきっかけに得点に繋がっていきました
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宮川キャプテン:
第4代表決定戦では監督が「勝負掛けにいくぞ」とベンチで僕らに仰った場面で代打起用され、キャプテンとしても信頼や期待に応えようという思いが強かったです。開き直れるタイプなので、あの緊迫した場面でも緊張することはなかったです。本大会でチームがさらに団結し上にいけるかどうか、鍵は僕が握っていると思っていますので(笑)都市対抗野球本大会では、いい意味で「調子に乗って」プレーしたいです。
- ―都市対抗野球大会への意気込みを聞かせてください
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黒川選手:
去年の大会では若獅子賞*をいただきました。個人として首位打者を獲得し、チームとして優勝することが今年の目標です。チームが勝つためにできることをやっていきたいですし、自分の勝負強さを見せていきたいです。
*都市対抗野球大会で活躍した新人選手に贈られる栄誉ある賞
草海投手:
都市対抗野球大会でベンチからスタンドを見た時の一体感は、一度体験すると忘れられないものがあります。今年もとても楽しみですし、応援制限のない大会が戻ってきますので、多くの声援をいただけるよう、頑張ります。
宮川キャプテン:
皆さんの応援が力になり、普段はできないようなピッチングやバッティングにつながっていくのが都市対抗野球大会です。応援にはそれだけの力があると思っています。是非応援お願いします。
西田監督:
セガサミーの応援は“日本一”だと思っています。都市対抗野球大会では、セガサミーの応援が聞こえてきてサインをだすリズムがノってくる(笑)大きな力をもらっています。ですので、我々は結果で返すだけです。本番は紙一重の戦いになるでしょう。優勝候補はいない大会だと思っています。勢いづいたチームが強いと思うので、一戦必勝で臨むのみです。
セガサミー野球部の初戦は7月19日(水)午後6時から、東京ドームにて「三菱自動車岡崎」(岡崎市代表)と対戦します。みなさま、是非セガサミー野球部の応援にお越しください!
