コラム
新メンバーも迎え新たなシーズンへ!セガサミーフェニックス全選手・新監督インタビュー
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2023年9月15日
9月5日、セガサミーフェニックスは18日に開幕するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2023-24シーズンを前に、有観客のファンミーティングを開催しました。今回は、イベントに出演したセガサミーフェニックスの魚谷侑未選手・茅森早香選手・東城りお選手、新加入の醍醐大選手、そして昨シーズンまで選手として活躍した近藤誠一新監督にインタビュー!今シーズンに臨む思いを伺いました。

- -開幕を控え、現在の心境についてはいかがですか
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魚谷
昨シーズンは個人として大きなマイナス(ポイント)で終わってしまい、今シーズンもそれが続くとチームにも迷惑をかけますし、不安な気持ちはあります。それでもやっぱり開幕は楽しみです。今はワクワクする気持ちが8割、怖さが1・2割くらい、という感じです。
茅森
楽しみです。リーグ全体で新しい選手もたくさん入りましたし、フェニックスも新加入の醍醐さんがどれくらい勝ってくれるのか、楽しみにしています。私はいつも通りにやりたいと思います。
東城
オフシーズンがあっという間だったと感じていて、まだ昨シーズンの試合のときの気持ちが冷めていない状態でいられています。2年間謙虚な気持ちで戦ってきて何とかプラスで終えられたので、変わらず謙虚な気持ちを保ったまま、貯金を増やしていきたいと思っています。
醍醐
緊迫した舞台で麻雀をする経験は少ないので、早く始まってほしいと楽しみにしています。Mリーグのルールで練習をしたり、昨シーズンの映像を見返すといった準備はしてきました。


- -近藤監督は今シーズンから監督という形になりましたが、今のお気持ちは
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近藤
ちょっと新鮮な気分ですね。とにかくみんなに頑張ってもらって、気楽に観戦したいなと思います。

- -近藤監督になって、今まで一緒に戦ってきたみなさんの気持ちの変化などはいかがでしょうか
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東城
オフシーズンのイベントとかにもいたので、今までとあまり変わっていないですね。
魚谷
普通に今シーズンも選手として出てくるのかな、って感じがしています。
近藤
僕自身も、特にこの前チームで写真を撮ってもらったときにはそう思いました(笑)
魚谷
この前撮ったチーム写真のお披露目がSNSであったのですが、ファンの方が「誠一さんがいるのがうれしい」と言ってくださっていて、やっぱり誠一さんはフェニックスを象徴する存在なのだと感じました。形は少し違うかもしれないですけど、これからもチームを引っ張っていってくれたらいいなと思っています。

- -今シーズンはスポンサーの数が15社と、大きく増えました。それだけチームの価値が認められていることになると思います
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魚谷
セガサミーフェニックスを応援してくださるのはもちろんですけど、Mリーグというものが世の中に認知され、応援したいと思ってくださる企業が増えたということで、私たちがやってきた5年間の「熱狂を外へ」というスローガンがだんだんと浸透していることをすごく実感しています。その分、さらに気を引き締めていかなければいけないなと思っています。
茅森
今シーズンはチーム唯一の左利きだった近藤さんがいなくてユニフォームの左側を見せる機会が少ないので、左側もしっかり見せていきたいですね。
- -醍醐選手、ご自身持ち味はどんなところでしょうか
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醍醐
一言で言うと、よくアガってあまり放銃しないタイプです。攻撃的かと言うとそこまでではないのですが、柔軟に鳴いたりリーチしたりダマテンを使ったりと、いろいろなバランスで攻めていく感じです。あと、他の人があまりしない選択をよくするのですが、そこには必ず理由があるので、意外性を楽しんでもらえるのもありがたいですし、麻雀が詳しい人であれば「なぜその牌を切ったのか」という理由を考えてもらえるのもうれしいです。

- -既存の3選手とはこれまであまり面識がなかったそうですね
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醍醐
お仕事で一緒になる機会が増えたのですが、皆さんすごく話しやすくて、ホッとしています。
魚谷
醍醐さんって、見た目によらずおしゃべりなんですよ。なので打ち解けるのが早いなと感じました。
醍醐
みなさん話しやすいというか、気の使い方がすごく上手です。
茅森
思ったよりよく笑いますよね。
東城
会う前はちょっと厳しい方、武士みたいな人!というイメージだったのですが、今は本人の前で言うのもどうかと思いますけど、ドッキリを仕掛けたいなっていう(笑)
醍醐
なんでですか!? (笑)
東城
ドッキリを仕掛けたらいいリアクションをしてくれそうなので、どんなドッキリがいいのかをいつも考えています。


- -醍醐選手、フェニックスポーズはもうマスターされましたか?
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醍醐
大丈夫・・・だと思います。
魚谷
ちょうどそこにカメラありますよ。

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醍醐
ほら、完璧でした。
魚谷
ウインクしました?
醍醐
写真のときはウインクしないでも大丈夫ってルールを聞いたので・・・
近藤
あとね、この前に言われていたけど、手と顔の間がまた遠くなっていたよ。むしろ近いほうがいい。
醍醐
こんなに近いんですか?・・・勉強中です(笑)

- Mリーグでは今シーズンから新しいチームが加わり、レギュレーションも変わります
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魚谷
新チームが入ってくれたということはMリーグがどんどん大きくなっているのを実感することにもなるので、とても素晴らしいことだなと思います。ただ、負けたときの気持ちの持ち方などの面では過去の経験がプラスに働き助けられることもあるのでは、と思っています。
茅森
いずれにしても、レギュラーシーズンでは下位にいるとなかなか上に行けないところがあるので、今シーズンは最初からプラスにしたいと思います。

- -フェニックスの初戦は9月19日です。出場選手は決められましたか
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近藤
はい、自分が決めて選手に伝えました。第1試合は醍醐選手に出てもらいます。
- -醍醐選手を初戦に起用しようと思った理由はなんでしょう
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近藤
チーム内でアンケートを取るなどして、統合的に判断しました。最初は出し渋ろうと思っていたのですが、本人が最初から行きたそうだったので、それを無理に引っ張るのもよくないと思いました。
- -醍醐選手、チームの開幕戦を打つことについては
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醍醐
どのタイミングで出場しようがある程度は緊張するでしょうし気負うとも思うので、それが初戦になったなという感じですね。個人的には早いうちに出場するのがいいなと思っていました。
- -今シーズンについて、個人の数字目標や「こう戦いたい」というところはいかがですか
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魚谷
きちんと勝つべきところで勝てるようになりたいです。もちろんポイントをたくさん持ち帰りたい気持ちはありますけど、それはやってみないと分からないので、「このタイミングだけは勝ちたい」というところで勝てる選手になってチームを支えたいと思っています。個人的には放銃率は少し上がるけどアガリ率も上げるイメージで、もう少し踏み込みを強くしていきたいなと思って、オフシーズンに準備してきました。
茅森
昨シーズンは4勝でマイナスしていて、その前のシーズンが8勝で250くらいプラスだったので、8勝ぐらいしたいと思っています。

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東城
1年目、2年目と打ち方は多少変わっていると思いますけど、基本的なスタイル自体は変わらずいい状態で2年間できていたので、その気持ちを忘れないように3年目もできたらと思っています。
醍醐
Mリーグのルールは僕に合っていると思うので、技術的な面は全然心配していません。ただ初めての舞台で、どれくらい緊張するのか、どのくらいの期間それが続くのかは少し気になるので、あまり気負いすぎないようにできればと思っています。

- -醍醐選手が戦ってみたい相手はいますか?
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醍醐
一番は、BEAST Japanextの鈴木大介選手です。前に大きな舞台で負けたことがあって、その時にファンの方からいろいろな言葉をいただいたので、大介さんを倒したら応援してくれている方々が喜んでくれるかな、と思っています。
- -最後に近藤監督から、今シーズンの意気込みとファンの方に向けてのメッセージをいただきたいと思います
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近藤
頑張るのは選手なので、自分はファン・サポーターのみなさんと一緒に選手を応援したいと思っています。今シーズンも面白い内容の麻雀や感動できる場面がたくさんあると思うので、そういうものを楽しみながら、みなさんにも精いっぱい応援していただければありがたいです。
【“赤いちゃんちゃんこ”ならぬ赤いベースボールシャツも登場~ファンミーティング】

インタビューの後にはファンミーティングも行われました。8月に還暦を迎えた近藤監督。ファンミーティングでは選手たちから近藤監督に還暦のお祝いがプレゼントされ、さらにファンの方向けに、赤い「セガサミーフェニックス・ベースボールシャツ」も販売されました。



イベントでは選手同士のトークで笑いが巻き起こることも多く、後半には「雀パイ送り」ゲームで盛り上がるなど、和やかな雰囲気の中でチームとファンのみなさんが楽しいひとときを過ごしました。



Mリーグの開幕は9月18日、そしてセガサミーフェニックスの初戦は9月19日となっています。今シーズンはどんな戦いを見せてくれるのか、新生セガサミーフェニックスに期待です!

文:東川亮