コラム
SEGA SAMMY LUX メンバーが振り返る「D.LEAGUE 22-23」~さらに幅広い表現を目指して~
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2023年6月9日
5月22日に「第一生命 D.LEAGUE 22-23」が閉幕しました。「SEGA SAMMY LUX」はラウンド6で総合1位につけると、ラウンド8では今シーズン初のSWEEP*を獲得。最終的には総合4位で3年連続の「チャンピオンシップ」に駒を進めましたが、チャンピオンシップ1回戦で「FULLCAST RAISERZ」に敗れ、優勝とはなりませんでした。
今回はSEGA SAMMY LUXのディレクターを務めるCanDooさん、リーダーのTAKIさん、NOSUKEさん、HINATAさん、RAARAさんにシーズンを振り返っていただくとともに、更なるスキルアップを目指すそれぞれの思いを伺いました。
*SWEEP=ジャッジ全5名+オーディエンス1票の全票を獲得し、該当ラウンドで勝利すること

D.LEAGUEとは
2021年1月に開幕した日本発のプロダンスリーグ。全12ラウンドのレギュラーシーズンを戦い、上位6チームがチャンピオンシップに進出。シーズンチャンピオンを決定する。22-23シーズンは12チームが参戦した。


- -シーズンお疲れ様でした。まずは今シーズンを振り返っていただけますか?
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TAKI:
悔しい結果に終わってしまったのですが、チームとしての課題が目に見えたシーズンになったと思います。23-24シーズンはその反省点を活かして次こそ優勝できるように頑張っていきたいと思っています。
HINATA:
シーズン後半は記憶がないくらい、めまぐるしいスピードで日々が過ぎていきました。濃い時間を過ごさせてもらって、各自が各方面でレベルアップできたシーズンだったと思っています。
RAARA :
早いようで長かった、でもやっぱり早かったというか(笑)
各ラウンドのスパンも前のシーズンより短かったですし、やるべきことも多かったので、あっという間に終わってしまった、と感じています。



- -今シーズンの各ラウンドでのハイライトシーンや、「推し」のラウンドがありましたら教えてください
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NOSUKE:
僕はラウンド1です。あれは元々21-22シーズンのチャンピオンシップで「決勝に進出できたらやろう」と話し合っていたネタ。よりリアルな銅像に近づくために衣装だけでなく、全身にペイントを施しました。決勝でやろうとしていたネタだったので、その悔しさもぶつけながら「僕たちを見てくれ!」という思いで気合が入っていましたし、そんな気迫が自分たちの中にあった作品なので、一番印象的です。


「銅像」をコンセプトとしたラウンド1の作品
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CanDoo:
ラウンド8のタキシードです。LUXのカッコよさはじっくり踊るところにも表れていると思っているので、いい雰囲気の中でLUX流の踊りを見せられたのはよかったです。
TAKI:
僕もキャンさん(CanDoo)と同じです。マイクスタンドを使うとLUXは強いんですよ(笑)チームとしてもシーズン初のSWEEPで勝つことができたので嬉しかったです。

ラウンド8の作品ではジャッジ全5票とオーディエンス票の全てを獲得し完全勝利(SWEEP)した
- -22-23シーズン、TAKIさんはリーダーを務めましたが、いかがでしたか
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TAKI:
リーダーになるって聞いた時にとてもプレッシャーを感じました。キャンさんの背中が大きすぎて「大丈夫かな」って。でもキャンさんには「いつも通りのTAKIでいいよ」という言葉を掛けていただいて安心できました。実はシーズン中、挫折しそうな時もありました。自分がリーダーでいいのかと・・・でも、LUXのリーダーとして誇りを持ってこのシーズンをやりきろうと頑張れたので、全然後悔はないですし、もっとリーダーらしくしないといけないなとも思っています。

- -昨年のインタビューでは「各々が別々のフィールドでも最強になってチームに還元したい」と話していました。今シーズンはまさに、TAKIさん、NOSUKEさん、HINATAさんの3人が今年8月に別のグループからのデビューが決まり*、成長できたのでは?
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*3人は民放テレビ局のオーディション番組を経て、ダンスボーカルグループ「THE JET BOY BANGERZ(ザジェットボーイバンガーズ)」のメンバーとしてのデビューも決まっている
TAKI:
大変だったんですけど、自分たちで選んだ道なのでそこは弱音を吐かずに頑張っています。
僕たちが動けない間は他のメンバーが各ラウンドの照明やカメラワークなどを考えてくれたりと、すごく力を入れて頑張ってくれて助けられました。本当に感謝しています。
NOSUKE:
別グループには D.LEAGUEの他チームのダンサーさんもいるので、その人たちの技術を間近に感じてインスピレーションや刺激をもらえています。まだまだスキルを上げて、LUXに貢献できる部分があると思います。
HINATA:
自分はこういう場でも本当は喋ることが超苦手なんですが、そこも外部で武者修行できています。なのでトークは少しずつうまくなっているのではないかなと思います(笑)

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CanDoo:
一人一人の責任感が強くなって、こちらから言わなくても自ら自分のスタイルを確立しようという意思をビリビリと感じています。チーム内でも「阿吽の呼吸」みたいなものが出来上がってきて雰囲気も良いですが、逆に僕がジェネレーションギャップで取り残されないようにしないといけないと思っています(笑)みんなが成長した、というのはすごく感じています。

- -チャンピオンシップでの歌舞伎風衣装もとても印象的でした。来シーズンへの意気込みをお願いします

チャンピオンシップでのパフォーマンス
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RAARA:
チームとしてもっと強くなりたい!LUXは男子の色がまだまだ濃いので、それに負けないくらい個人としても成長して自分のカラーを出していきたいです
TAKI:
個々のスキルをレベルアップして、一人一人がキャンさん並みのダンサーになれることを目指したいです。それぞれが、そのステージにいるだけで存在感があるようなキャラクターになっていきたいです。
NOSUKE:
例えば「LUXのクルー」のような言い方ができるくらい層を厚くしたい。多彩なメンバーで幅広い表現をしていかないと今のD.LEAGUEでは勝てないと実感したシーズンだったので、どんなジャンルでも踊りこなせるスキルを身につけていきたいと思います。
HINATA:
このオフシーズンの動きが鍵になると思います!さらにスキルアップできるよう頑張ります!
CanDoo:
まだ若いしチャンスはいっぱいあると思います。恐れず直感で踊ってスキルと人間性を成長させてほしいですね。次のシーズンに向かってしっかり準備を整え、勝負していきたいです。
次のシーズンでは一体どんな進化を遂げているのでしょうか。
D.LEAGUE 23-24でも、SEGA SAMMY LUXのパフォーマンスに期待です!
