戦評・コラム
2026年JABA東京都企業春季大会 順位決定リーグ vs Honda
VS Honda
場所:大田スタジアム
中村匡伸の好救援が光るも北川智也の本塁打1本に抑えられ連敗
6月から始まる都市対抗東京都二次予選の前哨戦であり、その組み合わせに直結する東京都企業春季大会に3月19日から臨んでいるセガサミー野球部。1回戦で東京ガスに1対2と惜敗し5-7位決定リーグに回ったが、Hondaに1対3で敗れて連敗となった。
試合序盤は2年目の本格派右腕・長谷川優也の投球が光った。「冬に取り組んできたことが形にはなってきています」と話すように、この日最速148キロのストレートで押していき、要所では変化球が冴えた。4回まで無失点。三振も5個奪った。
この好投に応えたい打線は5回。主将の北川智也が甘い球を見逃さずに振り抜くと打球はライトスタンドへ。長年Hondaの中心投手として活躍する東野龍二から待望の先制点をもぎ取った。
しかし、その裏長谷川がHonda打線に捕まる。 「先頭を出してしまったのがすべて」と悔やむように、先頭に二塁打を打たれると、その後も2安打を浴びて同点に追いつかれた。
ここで、前日に好救援を見せた伊波友和がマウンドに上げるも鈴木薫に勝ち越しの2点タイムリーを浴びた。
2点差を追いつきたかった打線だが6回以降は、東野と中村伊吹の前に、中川智裕と代打・廣岡隆成の安打のみに抑えられ試合終了となった。
そんな悔しい敗戦の中で大きな光明となったのが新人の中村匡伸だ。6回から8回の3イニングを投げて1人の走者も許さない完全投球。「ストライク先行でチームに流れを持ってこようと思いました」という言葉通り、ストレートと多彩な変化球をストライクゾーンにどんどん集めテンポ良く抑え込んでいった。佐藤俊和監督も「ストライク率が高くて、的を絞らせない投球をしていますね」と高く評価。「投げっぷりも良い」とマウンド度胸も称えた。
連敗の中で明るい材料も複数見つかっているだけに、今大会最後となるJR東日本戦(大田スタジアムで3月22日9時から)では白星を掴みたいところだ。
文・写真=高木遊(株式会社スポーツオフィスタカギ)