SS通信アーカイブ
SS通信 アーカイブ(2022年3月期 夏号)

2022年3月期 夏号
(2021年10月1日~2022年3月31日 / 発行日: 2022年6月1日)
「SS通信(セガサミー通信)」について:
株主・個人投資家を含むすべての皆様にセガサミーの情報をわかりやすくお届けするため、これまで株主通信としてお届けしていたコンテンツを本ページに移動して、情報を集約しました。これに伴い名称を「SS通信(セガサミー通信)」と改め、さらに内容を充実させていきます。特集記事は、本サイト内「感動体験レポート」ページにて、引き続きお届けします。
CEO業績報告

サステナブルな経営を進め、
感動体験を創造し続けます
代表取締役社長 グループCEO
里見 治紀
2022年3月期の当グループの業績は、エンタテインメントコンテンツ事業のコンシューマ分野の好調が継続しました。また、新型コロナウィルスの影響を大きく受けた遊技機事業及びアミューズメント機器分野の収益が回復したことから、売上高は3,209億円(前期2,777億円)、経常利益は333億円(前期17億円)となりました。加えて、投資有価証券売却益の計上および税金費用の減少により、親会社株主に帰属する当期純利益は、370億円(前期12億円)、ROEは12.7%となり、中期計画初年度の目標としていた、経常利益200億円、ROE5%を大きく上回る進捗となりました。また、株主還元施策として約300億円の自己株式の取得を行いました。(※取得期間は2021年11月9日~2022年4月19日となり、一部取得は2023年3月期に跨りました)
2023年3月期においては、引き続きコンシューマ分野の成長を見込みます。既存IPのグローバルブランド化に向けて当社が進めている3つの戦略に沿って、新作タイトルを多数投入する事を計画しております。また、遊技機事業において規制緩和に対応した新作タイトルの投入による販売台数の増加を計画しています。リゾート事業においては、新型コロナウィルスに伴う行動規制の緩和による損失幅の縮小も想定されるなど、各事業分野で増収増益を見込みます。このことから、中期計画2年目の経常利益目標を400億円(当初計画300億円)に上方修正しました。株主還元は、前期よりDOE3%以上もしくは総還元性向50%以上を基本方針として採用しており、期初の配当予想はDOE3%相当をベースに、中間配当20円、期末配当21円、年間で41円としていますが、期末の配当額は、2023年3月期の通期業績が確定したタイミングで基本方針のうち高い方を採用し、決定します。
中長期的には、世界的な市場の拡大が想定されるコンシューマ分野や、将来的な成長が見込まれるゲーミング領域を中心に、グローバルでの収益拡大とグループの成長をさらに加速させるべく、積極的な投資を進めていきます。
また、このたび、セガサミーホールディングスのサステナビリティビジョンを発表いたしました。当グループが取り組むべき5つのマテリアリティである、「人」、「製品/サービス」、「環境」、「依存症」、「ガバナンス」について、2030年の達成を目指して、目標と今後のマイルストンを定めました。全世界的な課題となっている気候変動への対応に関しては、2050年までに、全事業セグメントにてScope1, 2のGHG排出量のカーボンニュートラルの実現を目指します。
サステナブルな経営を進め感動体験を創造し続け、社会をもっと元気にカラフルにすることで、セガサミーグループを成長させてまいります。ステークホルダーの皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
業績ハイライト
連結業績
(単位:億円) | 2022/3(通期) | 前年同期比 |
---|---|---|
売上高 | 3,209 | +16% |
営業利益 | 320 | +392% |
経常利益 | 333 | +1859% |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
370 | +3058% |
セグメント別の業績
(単位:億円) | 2022/3(通期) | 前年同期比 | |
---|---|---|---|
売上高 | エンタメ | 2,359 | +8% |
遊技機 | 758 | +43% | |
リゾート | 86 | +37% | |
経常利益 | エンタメ | 368 | +32% |
遊技機 | 102 | - | |
リゾート | -67 | - |
- エンタメ
-
コンシューマ分野で新作タイトルが好調に推移したほか、AM機器分野においてプライズカテゴリーが好調に推移
- 遊技機
-
前期赤字からV字回復し、安定収益を確保
- リゾート
-
国内は、新型コロナのマイナス影響を受けながらも個人客は回復傾向、海外は渡航制限の影響継続
横浜IRの中止
サステナビリティの取組み
このたび、当社は感動体験を創造し続ける〜社会をもっと元気に、カラフルに。〜というミッションの下に、「セガサミーサステナビリティビジョン」を策定いたしました。また、当グループが取り組むべき5つのマテリアリティである、「人」、「製品/サービス」、「環境」、「依存症」、「ガバナンス」について、2030年の達成を目指して、目標と今後のマイルストンを定めました。サステナビリティの取組みの詳細は、当社ホームページ内「サステナビリティサイト」をご参照ください。

もっと詳しく知りたい方へ
最新トピックス
最新トピックス(2022年10月3日更新)

サミークラシックシリーズ最新作として「パチスロハードボイルド」が6.5号機で登場(2022年10月3日更新)
遊技機事業で中期戦略として掲げている「ヒットの創出×事業効率の向上」に基づき、過去の人気IPを現代に蘇らせる「サミークラシック」シリーズが好評を博しています。このたび、その第5弾として、「サミークラシック総選挙*1」の4号機部門でナンバー1を獲得した「ハードボイルド2」が、「パチスロハードボイルド」として、6.5号機で復活します。全国で2022年10月から順次投入開始予定です。
*1 歴代機種の中からサミークラシックへの採用希望をファン投票にて募集したもの(2022年2月実施)

「パチスロハードボイルド」は、シンプルなゲーム性の中にも大きな出玉獲得につながる契機を搭載しており、また初代からのファンには懐かしいクラシック演出も満載です。さらに6.5号機ならではの新たなAT*2要素も搭載することにより、オールドファンから、ゲーム性の高さを求める方まで、幅広い世代が楽しめる機種になっております。
2022年6月より導入が始まったパチスロの6.5号機では、有利区間のゲーム数上限や獲得枚数上限が見直されており、ユーザーの間で大きな話題を呼んでおります。サミーの6.5号機第一弾として7月から投入開始した「パチスロ甲鉄城のカバネリ」も大変好評を得ており、今回新たに名機「ハードボイルド2」が6.5号機で復活することにより、さらなる休眠ユーザーの回帰などが期待されます。
*2 アシストタイムの略。液晶の表示や音声などにより、ベル等の小役を獲得するためのボタンの押し順等について指示がある、メダルが獲得しやすい状況のこと