コラム
2022年10月8日(土)サンロッカーズ渋谷 ホーム開幕戦体験レポート!
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セガサミーならではの演出でBリーグに新風を巻き起こす。
ファン待望のホーム開幕戦をレポート致します!
《伝統の継承…そして、バスケで感動体験を》
サンロッカーズ渋谷(2000年創立)は、日立本社ライジングサン・日立大阪ヘリオスの統合により誕生し、2015年、2020年と天皇杯にて2度の優勝を飾るなど、歴史と実績を兼ね備えたバスケットボールチームです。
悲願の「Bリーグ」制覇に向けてファンの期待が高まる中、今年6月23日、サンロッカーズ渋谷を運営する株式会社日立サンロッカーズ(現:株式会社サンロッカーズ)の全株式をセガサミーグループが取得することが発表されました。
“サンロッカーズ渋谷”は新たなオーナーのもと伝統を継承し、バスケット業界に新風を吹き込むこととなりました。
《“伝統の継承”と“新しい風”》
Bリーグが掲げる“エンターテイメント性の追及”は、「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」というセガサミーグループの使命に極めて通ずるものがあります。
サンロッカーズ渋谷は、このセガサミーグループのミッションのもと、ファンの皆さま、そしてBリーグを大いに盛り上げてくれる予感がします!
今回、セガサミーが創り出す“感動体験”の秘密を探るべく、サンロッカーズ渋谷の本拠地である“渋谷”へと向かいました。
《待ちわびたホーム開幕戦。出迎えてくれたのは、大人気キャラクター達!》
国籍・年齢問わず、多種多様な人々が行き交う“人間交差点”渋谷。
文化の発信拠点として、独自のカルチャーで世界への発信力を持ち、時代の流れとともに変化しながら人を惹きつけてきた街に、10月8日、新たなカルチャーが産声をあげることになります。
この日はチケットも完売。超満員のなか、サンロッカーズ渋谷のホーム開幕戦が開催されます。渋谷駅から試合会場・青山学院記念館へ向かう道中、期待に胸を躍らせました。
会場では、サンロッカーズ渋谷の大人気マスコットキャラクター《サンディー》に、こちらも不動の人気を誇るセガサミーグループのキャラクター《ソニック、エイリやん》が揃ってお客様を出迎えてくれました。豪華コラボに大人も子供も大喜びで記念写真を撮っていました。
《記念品のプレゼントに、ファンの“黄色い”歓声!》
来場したお客様に用意されていたのは《サンディー・ソニック・エイリやん》がデザインされた記念Tシャツをはじめとする応援グッズ!
多くのファンが記念Tシャツに袖を通し、会場はサンロッカーズ渋谷のチームカラー“イエロー”に彩られました。開幕戦勝利に向けて、ファンが一体となって力強く選手を後押してくれます。
《話題の “あの”ゲームを音速プレイ!試合会場で激アツな体験が楽しめる》
そして、会場内ではセガサミーの特設ブースが設置されました。なんと《ソニックフロンティア》の無料体験会が行われ、性別・年代問わず沢山のお客様が、夢中でゲームを楽しむ様子がうかがえました。
《大人気のグッズコーナー!新商品にクギ付け!》
グッズコーナーでは、背番号入りのTシャツをはじめ、サンディーのワッペンが入ったトレーナーや、キーホルダー、ぬいぐるみなど、オリジナル商品が所狭しと並んでいました。
中でも一番の注目を集めていたのは、新商品の《サンディーなりきりフード付タオル》でした!見た目の可愛さは抜群で、サンディーになりきって応援できることは、ファンにとってまさに“至福の時間”です。
《渋谷の街から日本を元気に!》
試合前には、長谷部健・渋谷区長より激励のご挨拶がありました。
「いよいよホーム開幕戦が始まります!サンロッカーズ渋谷は地域の子供達をサポートしていただいて、人気が根付いて来ているのを感じています。スポーツを通じて多くの元気と勇気を渋谷から日本中に振りまいてもらえたらと思います。今年も精一杯みんなで応援していきましょう!渋谷区も出来る限りサポート出来るように頑張ります!ゴー!サンロッカーズ!!」
渋谷から日本中に元気を!想いは同じです。試合前にこれ以上ない激励のお言葉でした。
≪Welcom to ホーム開幕戦!≫
次に観客の前に登場したのは、セガサミーホールディングス代表取締役社長グループCEOの里見治紀社長です。《サンディー、ソニック、エイリやん》に囲まれて、ホーム開幕戦に駆けつけたファン、そして、チームの選手・スタッフに向けての力強いご挨拶がありました。
「昔からのファンの方々は、オーナーがセガサミーに変わったということで、大変不安に思われた方も多いと思います。しかし、サンロッカーズ渋谷は変わりません!サンディーも変わりません!だって、こんなに動ける、マスコットなかなかいないからね(笑)!サンディーは、これからもメインキャラクターで居続けます!」
力強くもユーモアたっぷりな言葉に会場からは大歓声が起こります。
「我々の会社のグループミッションは『感動体験を創造し続ける』というものであります。ファンの皆さま、そしてサンロッカーズ渋谷のメンバーと我々自身も、みんなで一緒に感動できるような一日にしたいと思います!」
想いを込めた里見社長の熱い言葉に、会場が一つとなり、試合開始の合図を待ちます。
《ワクワクの選手入場からドキドキの試合開始へ》
いよいよ選手入場の時間です。まずは、対戦相手の秋田ノーザンハピネッツの選手が入場します。ともに2連勝で迎えたこの一戦、対戦チームの気合いに会場も引き締まります。
照明・音楽が切り替わると、まるでNBAを彷彿させるような演出とともにサンロッカーズ渋谷の選手が入場します!無数のムービングライトが客席とコートを行き交い、迫力満点のBGMや軽快なMCが選手の入場を華やかに彩ります。
《注目のTIP OFF!最初の得点者は…》
試合開始と共に、両チームが一斉に走り出します。観客は、サンロッカーズ渋谷が最初の得点を上げるまで、総立ちで応援します。記念Tシャツを着たファンで埋め尽くされた客席からは、大きな手拍子が起こり選手を後押しします。その迫力は、まさに圧巻です。
そして、ホーム開幕戦の記念すべき最初の得点は、キャプテンのベンドラメ選手!サンロッカーズの先制点に歓声が鳴り止まず、会場のボルテージも一気に最高潮となります。チームは勢いそのままに、48-27と大きなリードで試合を折り返します。
《開幕戦をさらに盛り上げるハーフタイムショー!》
全力の笑顔で試合を盛り上げてくれているサンロッカーガールズがハーフタイムにパフォーマンスを披露!華やかなダンスに大きな拍手が送られます。
そして、ホーム開幕戦を迎えた“サンロッカーズ渋谷”の活躍を応援するためオープニングセレモニーに駆け付けた《SEGA SAMMY LUX》が再登場。日本発のプロダンスリーグ「Dリーグ」に参戦し、前年度のレギュラーシーズン優勝を飾ったプロダンスチームのパフォーマンスに、バスケ観戦に訪れた観客も手拍子で盛り上がり、お洒落でカッコイイ、最先端のパフォーマンスに空気も一変し、体育館がまるでクラブイベントの会場へと様変わりしたようでした。そしてなんと、サンディーとのコラボダンスシーンもありました。サンディーもダンサーの動きに引けを取らないダンスで会場の視線を集めていました。
セガサミーグループだから実現したバスケ×ダンスの豪華エンタメ演出。それにしても、人間離れした圧倒的なパフォーマンス。かっこよすぎでした。
《注目の後半戦。勝敗の行方は!?》
ホーム開幕戦を盛り上げる応援にも後押しされて、サンロッカーズ渋谷の選手達は走り続けます。強豪の秋田ノーザンハピネッツの猛追もあり追い上げられましたが、要所で得点を重ね逆転を許しません。最後は、今年からサンロッカーズ渋谷の一員となった小島元基選手のスリーポイントで勝負あり。81-70のスコアで見事にホーム開幕戦の勝利を飾りました。小島選手は、ベンドラメ選手と東海大学の同級生という間柄。今後の活躍が益々期待されます。
《活躍選手に贈られるLIXIL賞の受賞者は?》
この試合で最も活躍した選手に贈られるLIXIL賞に選ばれたのは、11得点3アシストの活躍を見せたキャプテンのベンドラメ選手でした!
表彰後のインタビューでは、「まずはホッとしてます(笑)」と一言。それだけ、ホーム開幕戦にはとてつもない重圧があったのだと思います。
「誰がヒーローでもおかしくない!そんな試合だったと思います!」その言葉にチームメートも笑顔で反応します。まさにチームワークの良さが、うかがえる一幕でした。
試合後、個別にインタビューした際には、「(セガサミーグループの一員になり)エンタメ性が増したことで、選手のプレーの質もこれまで以上に求められると思います。派手な演出に負けないぐらい面白いゲームをコートで表現したいです。」と今後の意気込みを語ってくれました。
ファンの皆さまに新しく始まる夢の続きを、これからも見続けさせてくれるでしょう!
【取材後記】
体育館へ足を踏み入れた瞬間から、まさに“感動体験”が始まりました。会場内に仕掛けられた“セガサミーならではの創造力”に高揚感は収まりません。試合開始から試合終了、そして、退館のお見送りまで細部にこだわった演出に“脱帽”し、各プロフェッショナルの才能が集うバスケ×エンタメの“面白さ”は、これまでに味わったことのない無限の可能性を感じさせてくれました。“文化の発信拠点”《渋谷》でバスケを通じて発信する“元気になる感動体験”をみなさまも是非、体感してみてください!
取材・文/藤原 新太
撮影/藤川 琢史