ニュースリリース
エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に関するお知らせ (連結子会社間の吸収分割及び子会社の商号変更)
- IR
2024/01/09
エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に関するお知らせ
(連結子会社間の吸収分割及び子会社の商号変更)
当社は本日開催の取締役会において、当社連結子会社である株式会社セガ(以下、セガ)のアミューズメント機器事業を吸収分割により、同じく当社の連結子会社である株式会社セガトイズ(以下、セガトイズ)に承継すること、並びに、承継会社(セガトイズ)の商号変更を実施することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
- 本組織再編の背景・目的
当グループは、2024年3月期を最終年度とした中期経営計画「Beyond the Status Quo~現状を打破し、サステナブルな企業へ~」を策定し、企業価値の拡大に取り組んでまいりました。
エンタテインメントコンテンツ事業におきましては、主にコンシューマ分野において、ソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズ、ペルソナシリーズ、龍が如くシリーズ等の主要ゲームタイトルのマルチプラットフォーム展開とグローバル同時発売を主軸とするピラー戦略の推進を掲げ、同戦略を着実に実行してまいりました。
現在策定中の次期中期経営計画におきましては、エンタテインメントコンテンツ事業の主要戦略の一つとして、ピラー戦略を発展させ次のステージに進むべくトランスメディア展開の強化を掲げます。これまで主力IPの一つであるソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズにおきましては、映画の大ヒットを皮切りとし、ゲーム、アニメーション、マーチャンダイジング、ライセンス等のビジネスを大きく成長させ、グローバル市場におけるトランスメディア展開のノウハウを蓄積しつつあります。今後は、トランスメディア戦略の下で、そのノウハウを最大限に活用し、また、その他のアミューズメント機器、映像・玩具といった各事業が持つ強みを結集し、グループシナジーの最大化を追求する方針へと舵を切ることで、主力IPの更なる成長を図ってまいります。
今般、トランスメディア戦略推進の一環として、次期中期経営計画の発表に先駆けて、アミューズメント機器事業と玩具事業を統合し、新たなビジネスユニットを設立することといたしました。現代社会の様々なエンタテインメントのシーンにおいて、デジタルからフィジカル・リアル領域までのシームレスな体験価値が大きな広がりを見せており、そこで醸成される人と人とのコミュニティが、推し活という言葉に代表されるような日本を象徴するポップカルチャーとして独自の発展を見せております。また、そのトレンドは、今後、グローバルレベルで拡大して行くと予想しております。
こうしたメガトレンドによる大きな事業機会の中で、当社のアミューズメント機器事業と玩具事業を統合し、相互の事業が持つ強みをベースとした新たなエンタテインメントを人々に提供し、多くのシーンにおいて、人々にとって居心地の良い時間や場所を提供し、新たな体験価値を創出してまいります。また、両事業の統合を段階的に進めて行くべく、当初は、組織体制として、統合会社内でのカンパニー制を採用いたします。
- 本吸収分割の要旨
①本吸収分割の日程
取締役会決議日(当社) 2024年1月9日
本吸収分割契約締結日(当事会社) 2024年1月9日
本吸収分割予定日(効力発生日) 2024年4月1日(予定)
②本吸収分割は、吸収分割会社において会社法第784条第2項に定める簡易吸収分割に該当するため、また吸収分割承継会社において会社法第796条第1項に定める略式吸収分割に該当するため、株主総会による決議を経ずに行います。
③本吸収分割の方式
株式会社セガトイズを吸収分割承継会社とし、株式会社セガを吸収分割会社とする吸収分割です。
④本吸収分割に係る割当の内容
本吸収分割は、当社の完全子会社間において行われるため、株式の割当て、その他の対価の交付は行いません。
⑤本吸収分割に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
該当事項はありません。
⑥本吸収分割により増減する資本金
本吸収分割による資本金の増減はありません。
⑦承継会社が承継する権利義務
株式会社セガトイズは、吸収分割契約書に定める範囲において本吸収分割の対象事業を遂行する上で必要とされる当該事業に係る資産・負債及び契約上の地位並びにこれらに付随する権利・義務を承継いたします。
⑧債務履行の見込み
本吸収分割後において、承継会社及び分割会社のそれぞれが負担する債務については、その履行の確実性に問題がないものと判断しております。
- 本吸収分割の当事会社の概要(2023年12月31日現在)
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吸収分割会社 |
承継会社 |
(1)名称 |
株式会社セガ |
株式会社セガトイズ |
(2)所在地 |
東京都品川区西品川一丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー |
東京都品川区西品川一丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー |
(3)代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 杉野 行雄 |
代表取締役社長 宮崎 奈緒子 |
(4)事業内容 |
携帯電話、PC、スマートデバイス、家庭用ゲーム機向けゲーム関連コンテンツの企画・開発・販売及びアミューズメントゲーム機器の開発・販売等 |
玩具の開発・製造・販売 |
(5)資本金 |
100百万円 |
100百万円 |
(6)設立年月日 |
1960年6月3日 |
1991年2月1日 |
(7)発行済株式数 |
174,945,700株 |
21,906,655株 |
(8)決算期 |
3月31日 |
3月31日 |
(9)大株主及び持株比率 |
セガサミーホールディングス株式会社 100% |
株式会社セガ 100% |
(10)直前事業年度の財政状態及び経営成績(2023年3月期) |
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純資産 |
102,905百万円 |
2,519百万円 |
総資産 |
193,145百万円 |
5,090百万円 |
1株当たり純資産 |
588.21円 |
115.02円 |
売上高 |
191,678百万円 |
13,104百万円 |
営業利益 |
17,539百万円 |
358百万円 |
経常利益 |
17,190百万円 |
446百万円 |
親会社株主に帰属する当期純利益 |
11,488百万円 |
366百万円 |
1株当たり当期純利益 |
65.67円 |
16.72円 |
- 本組織再編後の状況(株式会社セガトイズの商号変更を含む)
(1)新名称 |
株式会社セガフェイブ |
旧名称 |
株式会社セガトイズ |
(2)変更予定日 |
2024年4月1日 |
(3)所在地 |
東京都品川区西品川一丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー |
(4)代表者の役職・氏名 |
代表取締役 社長執行役員 杉野 行雄 |
(5)事業内容 |
玩具の開発・製造・販売及びアミューズメントゲーム機器の開発・販売等 |
(6)資本金 |
100百万円 |
(7)決算期 |
3月31日 |
※商号及び経営体制の変更につきましては、セガトイズの株主総会における決議を条件として実施する予定です。4月1日からの経営体制につきましては、「6. 本組織再編後の株式会社セガフェイブの経営体制」をご参照ください。
※株式会社セガについては、名称、所在地、事業内容、資本金及び決算期の変更はありません。同社の4月1日からの経営体制につきましては、2024年1月9日公表の「当社主要子会社(株式会社セガ、サミー株式会社)における役員の異動に関するお知らせ」をご参照ください。
- 本件の概念図
- 本組織再編後の株式会社セガフェイブの経営体制
氏名 |
新役職名 |
杉野 行雄 |
代表取締役 社長執行役員 |
大島 武人 |
取締役 常務執行役員 アミューズメントコンテンツカンパニープレジデント |
宮崎 奈緒子 |
取締役 常務執行役員 セガトイズカンパニープレジデント |
山下 滋 |
取締役 常務執行役員 |
内海 州史 |
取締役(非常勤) |
森 崇 |
上席執行役員 |
矢島 源一郎 |
上席執行役員 |
濵田 康彦 |
上席執行役員 |
稲 幹男 |
上席執行役員 |
白井 貴 |
上席執行役員 |
佐瀬 新哉 |
執行役員 |
大辻 健司 |
執行役員 |
片岡 洋 |
執行役員 |
石川 桂 |
執行役員 |
小島 良仁 |
執行役員 |
上田 浩士 |
執行役員 |
加藤 英彦 |
執行役員 |
林 稔 |
執行役員 |
瀬戸 陽一郎 |
執行役員 |
- 今後の見通し
本組織再編は中長期的な企業価値拡大を目的として当社の完全子会社間で行われるため、2024年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。今後、開示すべき事項が発生した場合には、速やかに公表いたします。
以上